学校に行きたくない小2息子、初めて最初から最後まで自分で料理を作る!
今日も小2息子は、1時間目で帰ってきました。
いや帰ってきた、というか迎えに行きました。暑かったー。
さて、こちらの書籍を読み終わりました。
とにかく最後まで共感することだらけ!!
現在の学校教育への疑問を投げかけながらも、じゃあ今自分の子どもにはどう関わるかという課題に現実的に向き合い、悩み葛藤しながらご自身の持病と闘いながら、小学校の6年間を終えてらっしゃいました。
一貫して感じたのは、「子どものやりたいことを、やりたい時にやらせる」ことを大切にすること。
私自身、子どもの主体性や自発性は、子どもの脳と心身の発達を促す大きな要因になっていると考えているので、子どもがやりたいと言ったことは、やらせているつもりでした。
ただ、今回改めて振り返った時に、もっと本人がやりたいことだけやらせてみていいんじゃないか?って思ったんです。
なぜなら、「子どもがやりたそうなことを、私が先回りしている」と感じたから。
近頃の親御さんは、過保護な傾向にあると聞いたことがあります。
例えば保育園で子どもが靴を履く場面で、親が靴を玄関に持ってきたり、履かせてあげたり、荷物を持ってあげたり、なんでもやってあげちゃう。
そのほうが、時間は掛からないし効率的かもしれない。
だけど、子どもが経験することを奪っている恐れがあるとも言える。
「自分で身の周りのことやる」という経験が不足していることが、子どもたちの手指が不器用になっている要因の一つである、という考え方もあるようです。
ギクリ。
私も子どもたちが保育園時代、忙しかったことを言い訳に、気づかないうちに子どもから「経験」を奪っていたかもしれない、と苦しい気持ちになります。
そしてその悪い癖が、小学生相手にも続いているように感じたのです。
そんな今日。
小2息子がふと「コールスローが食べたい」と言い出しました。どうやら、給食で食べたコールスローがとても美味しかったようです。
今までだったら、私がレシピを調べて材料を全部準備して、息子に指示を出しながら作業して「そこ違うよ」と介入して・・・と、全ての答えを私が調べて環境を整えていました。
もちろん、幼児さんだったらそれくらいの手助けは必要でしょう。
でも気づけば、彼も小学2年生。
体も大きくなり、文字も書けるし読めるし計算もできる、一人で公園に行くこともできる(ずいぶん成長したもんで感心する)。
そんな成長した彼なら、
という経験を、自分で積み上げるチカラがあるんじゃないか。
そう思って、今回は、「ふーん。いいじゃん、作ってみたら?」という言葉に留めました。(色々言いたいのをめっちゃ我慢した頑張った!!!)
そしたら彼は、
と言ったのです。ちょっと驚きました。
行けるの?!今まで一人で買い物行ったことあったっけ…?私と、この話を横で聞いている夫、驚く。
そして今日、学校から帰ってきて(1時間目だけ行きました)、一人でまいばすまで行って、本当に買ってきてくれました!
ついでに今日買い出そうと思っていたパンと牛乳も買ってきてもらいました(笑) 乗っかれるものには乗っかる。
ここでさらに驚いたのは、キャベツの場所がわからなくて、店員さんに自ら聞いて教えてもらったこと!
小さい頃からシャイボーイで、初対面の人には自分から話しかけることはまず無い息子。
それが自分がやりたいことだと、ここまでできるのか!と素直に嬉しかったです。
そし後、作り始めようとしてるのを見て、
とだけ伝えてみました。
すると自分でパソコンに向かい、Chrome を立ち上げる息子。
パソコンでローマ字入力はまだできないので、音声入力をできるように設定したら、自分で「コールスローの作り方」と調べ、出てきたYouTube動画の1つを見始めました。
しばらく見たら、手を動かし始めます。
キャベツを1枚ずつ剥がして…
細切りにしていきます。
「めっちゃ時間かかる~。もうこのくらいで終わりでいいかなぁ~」
と、半分ほどで諦めようとしていたので、
「重ねると速いんじゃない?」
と伝えてみたら、最後のキャベツ1枚まで切れました!
たくさん切れたね!すごい!!
この後にんじんも切って、ドレッシングを入れて混ぜ混ぜ。
動画には解説がなかった部分、「味見をしながら調味料を調整する」ことを伝えます。
完成〜!!!
息子にとって、全部自分で作った、初めての料理。
「美味しい~~!!」と嬉しそうに食べながら、「人参がかたい…」とも言っていました。面倒くさくても人参を細切りにする理由が、体感できたのではないかと思います。
この出来事を通して、自分が本当にやりたいことに向かってなら、大人の介入なしで自分から何でも取り組めることを、よく理解しました。そしてその経験が彼自身の学びになる、ということも。
だから、大人は見守りに徹する。
アドバイスを求められた時や、落ち込んでいる時に少し口出しするくらいでちょうどいいんだ。
と改めて実感しました。
先日、モンテッソーリ教育に携わる方の話を聞いた時の話で印象的だったのが、
というお話。
今回の息子の行動、まさにこれに当てはまるじゃん!と。
子どもが私にくっついてるって思ってたけど、逆なのかも。
私が、子どもにくっついてるのかもな。
では、今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました!
hona