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ReadONアプリに2度と入れなくなった件

みなさま、こんにちは

日々アプリでのReadやコンテンツのShareに励んでいただいていることと思います。

実は先日、約1年3ヶ月育ててきたReadONアプリに、ほぼ永久にログインできなくなるという事態が起きました。
この事象が起きたのは、世界100万ユーザーの中でおそらく私1人と思います。それくらい数多くの偶然が重なったアンビリバボーな出来事ですので、あえて公表することも無いように思いますが…仮に100万分の1でも起きた事実は残ります。そこで、後世への注意喚起も兼ねて、ここにその顛末を綴りたいと思います。


前提:Particleの独特なシステム

ReadONアプリ、実はParticle Networkという会社のシステムを利用しております。初回起動時にウォレット認証以外を選んだ方は、認証方法の登録とウォレットの自動生成が行われます。これは"Particle Auth"と"Particle MPC-TSS Wallet"というシステムです。

12文字or24文字のニーモニックフレーズを保存しなくてよいなど、利用者はセキュリティ面を気にかけることなく安心安全に仮想通貨を触れる画期的システムです。今回はこのセキュリティの高さが仇と出たわけです。

偶然1:サブ機にてParticle walletアプリを運用

趣味がクリプト関係いじりのため、遊びでさまざまなウォレットアプリを触っています。そのうちの1つがこのアプリでした。

Particle walletは画像のような多彩なログイン方法が用意されています。好きが講じた私は、もちろん全ての認証方法を試して「どれが使いやすいのかなぁ」みたいなことをやっていました。

多彩なログイン方法!

偶然2:ReadONアプリをメール認証にしていた

ReadONのログインをメールにしている方は分かると思いますが、メールアドレスを入力すると6桁の認証コードが送られてログインが完了します。何も難しいことはありません。

湧き上がる好奇心

サブ機のParticle walletにて、全ての認証方法を試しているときにふとした疑問が・・・

ReadONに登録してるメアドでやったらどうなるんだろ?

ウォレットアプリにメアドを入れて認証したところ…当然なんですが、ReadONで自動生成されたウォレットが出できました。「おぉーParticleのアプリからアセットの送受信ができるやん!」
ここで気付けば良かったのですが、Particle walletアプリログイン時にはパスワード設定が必須となります。このパスワードは機種ごとに設定されるのではなく、直接Particle Authシステムに登録されます。つまり、どの端末からログインするにせよ、ログイン方法とパスワードはセットということになります。パスワードを紛失した際は復旧の手段が一切ないのはWeb3的。

こんなイメージ

このパスワードはサブ機のメモ帳に記載に残しました。

偶然3:サブ機が破損

出勤中、ポケットに入れていたスマホが滑り落ちさらに車に踏まれるという不運に見舞われました。スマホはバキバキ、ボタンを押しても反応がありません。悔やんでも壊れてしまったことはどうにもならない、まぁサブ機だからいっか〜ときっぱり諦めました。

スマホが粉々・・・

モデレーター業務として、ログイン/ログアウトを試すことは日常的にあります。先日、ログイン関係の問い合わせを検証するため一度ログアウトし再度ログインをしようとしたところ、見たこともない画面に遷移しました。その画面がこちら。

サブ機でParticle walletを触っていたせいで、ログイン時にParticle Authが発動。壊れたサブ機で設定したパスワードを入力しないと先に進まなくなっていました。サブ機は粉々、もちろん電源も入りません。つまり保管したメモ帳も開けません。

あ、ReadONにログインできない…

ねこNFTもParticleウォレットに入れているため、永久にさようならとなりました。さらばマイキャット。

R.I.P my SBT…

これまで貯めたREADもeREADも全て動かせなくなりました。何より悲しいのは、懸命に読書をして獲得したねことお別れをすること。ここまでの喪失感はFTXの破綻以来です。この後取りうる策としては、ランダムにパスワードを入れて解錠を試みるか、量子コンピューターの実用化を待つくらい?

みなさま、パスワードの管理は慎重に…

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