6月第4週 今週のおすすめ「本の話」 5選
今週はオール讀物7月号が発売されました。特集は〈ミステリーの星〉と〈第9回高校生直木賞〉。
その特集の一つでもある高校生直木賞からは全国大会のレポートと、受賞作『同志少女よ、敵を撃て』の著者である逢坂冬馬さんのインタビューをお届けします。
また、先週発表された芥川賞候補作から、文學界に掲載された鈴木涼美さん「ギフテッド」のちょい読みを、オール讀物からは直木賞候補作になった『夜に星を放つ』の著者、窪美澄さんのインタビューをお届けします。
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★7月号の特集は〈ミステリーの星〉と〈高校生直木賞〉
髙見澤俊彦さんの長編SF「特撮家族」もいよいよ佳境へ!
ただいま発売中の「オール讀物」7月号は、〈ミステリーの星〉と〈第9回高校生直木賞〉を特集。
今回の夏のミステリー特集の大きな目玉は、奥田英朗さんの大人気シリーズ、「ドクター伊良部」の最新話が巻頭で登場! ほかにも道尾秀介さん、辻村深月さんの読切も注目です!
★[第9回 高校生直木賞全国大会レポート]
“危機の時代”の高校生直木賞
2014年に始まった「高校生直木賞」も今年で9回目を迎えました。ここでは高校生たちの熱い議論のごく一部を紹介。高校生直木賞実行委員会代表・明治大学文学部教授の伊藤氏貴 さんのレポートでお届けします。
★逢坂冬馬さん『同志少女よ、敵を撃て』第9回高校生直木賞受賞インタビュー
デビュー作にして直木賞候補、本屋大賞受賞となった『同志少女よ、敵を撃て』が高校生直木賞を受賞! 受賞の感想や本選びのコツ、高校生へのメッセージを逢坂さんに伺いました。
★芥川賞候補作 鈴木涼美『ギフテッド』冒頭立ち読み
『「AV女優」の社会学』『体を売ったらサヨウナラ』などで知られる鈴木涼美さんによる初中編「ギフテッド」は「文學界」 6月号に掲載され、芥川賞候補作となりました。その冒頭をお届けします。
★婚活アプリで出会った恋人、16歳の夏休み、事故で亡くなった母の幽霊……心の揺らぎが輝きを放つ、第167回直木賞候補作『夜に星を放つ』(窪美澄)
直木賞候補作となった窪美澄さんの『夜に星を放つ』は、かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集です。
今回はその作品について、お話を伺いました。
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