見出し画像

「過去」を忘れる男、「過去」を語る女。ケンカが今も尾を引く理由を考える。

「あのときのことだけどさ・・・」
ふとした瞬間に、過去のネガティブな事象を持ち出す女性たち。

特に、パートナーとの間で、過去のケンカや揉め事を蒸し返されると、「もう終わったことじゃないか…」と、男性はつい思ってしまうかもしれません。

なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?

私なりの見解なので思考に偏りがあるのですが、これらは男女のあいだで「許す」の捉え方が異なるからだと思うんですよね。今日はそんな話です。

男女で違う「許す」の解釈

男性の「許す」:焼却処分

私は女性なので男性の思考回路のことはよくわかりません。また男性と言っても多種多様でみんなが同じではないと思うんです。ただ、これまでの人生何人かの男性と関わったり男の子を育てたりする中で、男というものは「許す」を、まるで過去のすべてを無かったことにしてもらえると捉えているように感じました。

「話し合って解決した=すべてが水に流れた」と捉えがちというか。許されれるということは「事の発端が書かれた紙」を燃やして、その存在を完全に消し去ってしまうようなイメージなのではないかと感じるのです。

女性の「許す」:ファイル保存

一方、女性の「許す」は、その「事の発端が書かれた紙」を一旦ファイルに保存し、一時的にしのぐ状態なのかもしれません。そして再び同じケースが起こった際などに必要に応じて再び取り出すことができる状態することなのではないでしょうか。

ともなれば、女性は「あの時は一旦許したけれど、完全に解決したわけではない」と考えている場合があります。要はいつでも取り出して見返せるんです。

女性の「大丈夫」は、本当に大丈夫?

それらを踏まえると、女性の言う「平気だよ」「大丈夫」「もういいよ」は、「今は、一時的に許したけどすべてを許したわけではないよ」というケースも多いのだと思います。もちろん私も女性なので「平気」と言葉にすれば平気ですし、「大丈夫」と言えば、大丈夫なのですが、傷は残っていてかさぶた状態だったりもします。

「傷つけられた」と言う「痛みの様子が書かれた紙」は決して消えたわけではなく、ファイルからいつでも取り出し可能で別の形で現れる可能性を秘めている。そんな女性多いのではないかと思うんです。

男性が知っておくべきこと

女性はというと主語が大きいのかもしれませんが、ここでは敢えて使います。女性というものは過去の出来事を「完全に過去のもの」とは捉えず、その時の感情や教訓をその後の関係性の中で活かそうとしているのかもしれません。

それは、過去の経験から得た学びを、その後の関係性をより良くするために活用しようとする、女性特有の視点なのかもしれません。

つまり、男性は女性から「許された」と思っても、それは「紙が別のファイルに保管されただけ」という認識を持つ必要を持ってほしい。既に持っているのならばそれでいいんです。ただ、忘れないでほしいとは思うんですよね。

余計なお世話なのですが、特に息子には声を大にして言いたい!そんな風に思いました。

いいなと思ったら応援しよう!

さおり@特別支援の本棚
いただいたサポートは、我が家の自閉症児2人のおやつか私の一息の休憩代に使わせてください。私もいつか、ひとり親や障害児育児にサポートできる側に回りたいです。