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親が子どもに与えられるもの

先が予想できない時代になってきました。

それでも、子育てをしていると
『これくらいは学んでおかなきゃ』
『このスキルは将来、役に立つ』
そんなことを耳にします。

本当かなぁ。

どう転ぶかわからない昨今。この時代に必要なのは『柔軟でいること』ではないか。それが私の見解です。

『何を学べばいいのか』より大事なこと

『何をを学ばせるべきか』
『何が役に立つのか』

母親同士で会話をしていると、そんな言葉を耳にします。

ただ思うんですよね。誰も知らない未来ををリサーチする意味あんのかな〜って。

そんなことより、大切なことがある。それは、『未来のことは誰にもわからない』と、大人の方が理解することだと思うんです。

答えを持ってそうな人も増えた

誰もが発信や出版できるようになりました。それもあってか、ヒエラルキーの上位の人たちが、ごもっともっぽいことを言うと信じたくなります。

だって、答え出してもらったら楽だもの。自分では言語化できなかったモヤっとを、言葉にしてもらうとスッキリするんだもの。

でもね、意見全部を信じちゃダメだし、すがってもダメ。いや、正確には信じてもいいけれど、親が信じた『それ』を子どもに押し付けちゃダメなんじゃないかな。

これからの時代は、子どもたちには自分で考えさせて自分なりの解を出させる。その解が間違っていたとしても気持ち切り替えて、柔軟に対応していくよう仕向ける。

そうしたトライ&エラーこそが、これからの時代の変化に対応する重要な何かとならないかな。

親って、わがまま

親というのは、わがままな生き物。なるべくなら、我が子に苦労を負わせたくない。私にもそうした側面は多々あって、これは生物学上の問題。

『子どもには子ども自身が身を以て学んでいくべきことがある』そんな強い意志を持たなければすぐに、答えなき答えを与えようとしてしまう。でも、それでは誰にも得がないんですよね。

わかっていても、子どもに進むべき道を示唆してしまうようであれば、親子で理解すべきことがあると思うんです。それは『この学びは無駄になるかもしれない』と、知っておくこと。

時代は変わるのだから、学んだこと全てが水の泡になるかもしれない。お金や時間を積んで手に入れたスキルが無意味になるかもしれない。それでも前を向いて適応したり変化したりすることを恐れてはならない。

そんな思考が、いつかきっと自分を楽にするんじゃないかと思うんですよね。

わたしの人生は...

これまでの私の人生、環境適応が重要ポイントでした。他業種に転職したときも、独身から既婚になったときも、住む場所が変わったときも、今までの知識や経験をゼロクリアして学んでいくことが大事だったんです。

だからね、子どもの将来を親が勝手に考えすぎないようにする。すごく大事だと思えて仕方ないんですよね。

みなさんはどう考えますか。

今日はここまで。

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さおり@特別支援の本棚
いただいたサポートは、我が家の自閉症児2人のおやつか私の一息の休憩代に使わせてください。私もいつか、ひとり親や障害児育児にサポートできる側に回りたいです。