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苦しいのは低い給与のせい?日本人の失った「働く喜び」に私が思うこと

長らくのあいだ、日本の給与は変わらない。そのことで経済が滞って、国民の生活が苦しくなっている。私もそう思います。

ただ、それだからといって「そうだ!賃金を上げよう!」と言う声を聞くたび「?」と疑問符が立つんです。なんの知見もない私ですが、それらが安易な政策に思えて仕方ないのです。

人生後半のキャリアや経済動向に興味が湧いている私。このモヤっとと向き合ってみたいと思います。

お給料とは

皆さんは、お給料って何に対して支払われていると思いますか?

決められた時間会社にいること?
働くこと?
働くって?

私は、働くとは「誰かの役に立ったり、問題を解決したり」そのことで救われた人たちが「お金」という対価を差し出してくれる。その一部が「お給料」として私たちに支払われていると思うんです。

イチロー選手も大谷翔平選手も、ただ「マウンドに立ったから」「野球が上手いから」という理由で年俸が高いわけではないんですよね。練習を積み上げ、打席に立つ。成果を挙げチームを強くし、スポンサーや観客を多数動員しお金を生み出したからこそ、彼らにはその対価としての報酬が支払われるんです。それで生み出されたお金によって、チーム全体は救われチームを応援している人たちも生きるエネルギーが湧いてくる。こうした好循環の中にお給料だとかお金だとかの動きがあると思うんです。

働く意欲の低い日本

…で「何が言いたいの?」って話になると思うのですが、それは「働く意欲」のこと。日本人って働く意欲がとても低いんです。米ギャラップ社が発表したリポートでは、日本は「働く意欲」は145カ国中で最下位。

これの意味するところは「仕事は頑張りたくないけれど、(物価上昇に伴う)生活に見合ったお金はちょうだいよね!」ということにも通じると思うんです。

日本人は給与は長らくのあいだ上がっていないわけで、そのこと対する不満の声もよく耳にするのですが、ちょっと考えてみてほしい。日本は、世界的に見ると賃金はそこそこある方なんです。けれども、仕事の熱意は世界最下位。ここで一度「日本で働くものとして」自分の中に問いを立ててみたいんです。

大切なことはなんなのか?

今すべき対策は「賃金を上げる」が先決なんだろうか?私は正直なところよくわからない。だって、日本の経済に対してあまりにも知識を持たないものだから。

けれど、日本で働く中で感じていることは「働くことへの意欲を育てること」「他人の意欲を奪い取らないこと」などのキャリア教育は早急に必要だと思うんです。日本特有の「やっているけれど、ものすごくゆっくり」では、世界に取り残される一方だと思うんです。

「国は、国民が困ったらなんでも助けてくれて当然」という価値観をアップデートするような政策が目立つように感じています。

仕事に限りませんが、
「自分に期待されることは何か」
「自分の強みを知っていく機会を与えられている」
「協働が何かを学ぶ機会がある」
こういうの、大事だなって思うんです。

皆さんは、どう思いますか?


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さおり@特別支援の本棚
いただいたサポートは、我が家の自閉症児2人のおやつか私の一息の休憩代に使わせてください。私もいつか、ひとり親や障害児育児にサポートできる側に回りたいです。