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もし私が若い頃に共同親権が導入されていたら、私は結婚妊娠を選ばなかったでしょう
弁護士を中心とした方々で立ち上げられた「ちょっと待って共同親権」。
先程、団体を中心とした共同親権反対の国会前デモがありました。参加できない方々はSNSでハッシュタグをつけての参加となりました。
私もSNSにて活動参加し、X(旧Twitter)で「共同親権を廃案に」がトレンド入りを見届けてきました。
ここで改めて私の意見を表明しておきます。
共同親権を導入せずとも子どもには会える
親権の有無と子どもに会えないことは無関係です。実際我が子たちは父親に会えています。
民法766条でも「面会交流」が法的な仕組みとして導入されています。子どもに会えていない方は、家庭裁判所に面会交流の調停を申し立てれば、(多くの場合)実施の決定が出されています。
なぜ、会えない片親がいるのか。それは単独親権のせいではありません。会えないなりの大きな問題があるからと言ったケースが多いからでしょう。
よく勘違いされていることのひとつとして、共同親権の導入によって必ず子どもに会える」法律でもありません。もっと言うと、家庭環境によっては今後、裁判所命令で親子の関わりを強制することで子ども自身に多大なるダメージを与えることもあるはずです。
共同親権について負担が増える国民だらけ
「子どもは、共同で育てたほうがいい」
シングルマザーの私も、ここまでは理解しています。
共同親権の「共同」の部分を切り取ると聞こえはいいです。けれど、離婚した原因として共同で育てれる状態にない人もたくさんいます。そのことを考えると「共同親権」とは、言葉とは裏腹に恐ろしい法案だとさえ思います。
共同親権となると、「同居親」と「別居親」が日頃から連絡を密に取り、とくに重要事項の決定については双方の合意が必要になります。もし合意が難しいとなった場合は、家庭裁判所で判断してもらうことになります。また、今回の法改正はすでに離婚が成立している夫婦にも適用が想定されています。
共同親権について、私の本音
今現在、私が未婚者で若者だったとしましょう。共同親権導入によって、結婚どころか妊娠さえも望まなくなることでしょう。
もっと言うと、私の子どもたちが定型発達で結婚を望んできた場合。私は躊躇いを露わにしてしまうかもしれません。「結婚も出産も人生のリスクでしかない」と。
それは、娘の場合だけでなく息子に至ってもです。
今や3組に1組が離婚する時代。離婚は誰にでも身近なものと言えます。仮に離婚してしまった場合、共同親権導入によって男女とも生涯に渡って元夫婦同志「話し合い」を、その都度していかなければならなくなるからです。労働者としても、同調圧力社会の中で生きるものとしても、それらはこの国ではあまりにも非現実にも思えるからです。
必要な知恵はどこに
政府には「本当に子どもを守る知恵」が、一体どこにあるのかを探していただきたいです。
内閣総理大臣宛の署名を私もさせていただきました。
こちらも、聞いていただけるとありがたいです。
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