読書記録⑧ルポ・収容所列島
お疲れ様です。
今日の本はこちら
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読み進めるのが本当に苦しく、今まで読んできた本の中で1番と言っていいほど、読むのに覚悟が必要でした。
この本は主に医療保護入院について書かれていました。
衝撃の連続でした。自分の関わっている医療業界の中でこんなに悲しいことが起きているという現実にショックを受けました。
親権のために家族が嘘の証言をして精神病院に入院させる。本人が納得できずに医師に掛け合うも、精神状態が不安定と診断され内服薬を追加されてしまう。内服薬が追加されれば、副作用も出て辛い。そして、極め付けとして外部とも連絡を簡単に取れない。
本書の中で出てくる方も長期の入院を強いられていました。
精神的疾患は身体的疾患に比べ、目に見えるわけでも検査でわかるわけでもなく難しいため慎重な診察が必要なはず。それなのに、こんなに杜撰だったとは驚きとともに悲しすぎました。
日本は医療費が安く何かあればすぐに病院に頼る。
そして、自ら調べたりすることもなく、医者の言うことを鵜呑みにし任せすぎていると思います。
医療を勉強する必要はありませんが、疑う視点を持つことは大切だと感じました。
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