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satomigoro
早朝読書会
6月の早朝読書会を行った。三名のかたの参加で
私自身の紹介本は高橋祥子『生命科学的思考』、質問は仏教と生物の進化との関係性、ビジネスと生命科学的思考の関連性についてでした。
最初の質問は、仏教というのは、あくまで人間が世界を分析し、見つけ出した諸行無常という法則と欲望という人間に持ってうまれた属性との兼ね合いのなかで生み出されたものであり、そこから冷静に分析するメタ認知する方法として瞑想があると述べ、生命の進化すなわち進化論は、環境と淘汰の関係であり、環境に適応できるか否かの問題となり、仏教が生物学を内包するということはなく、むしろ、進化論に仏教が内包されている部分があるのでは?と述べました。
もう一つのビジネスとの兼ね合いは、経営理念やミッションは変えるべきではないが、戦略や戦術は変化するべきという考えがある。DNAの塩基の種類は4つであり、増減しないが、細胞の状況で作られる量は変化すると述べられています。
変わらないために変わりつづけるがありうるという話なのでしょう。