【 レポート】Machi a look vol.2 新潟今昔写真コラボイベント開催!
新潟市中央区本町通8番町にある「村木ビル」を拠点に、その周辺をふくめたエリアのリノベーションを行うプロジェクト「本町8banリノベーション」。
その活動の一環、Machi a look。2回目となった今回は、新潟の「今」と「昔」を写真で見比べるイベント等を開催している「新潟今昔写真」とのコラボイベントを実施しました。会場は前回に引き続き、クロスパルにいがた(新潟市中央区)でした。
天候に恵まれた11月10日(日)、11名の方が参加してくれました。参加者全員が男性だったこともあり、男子校のようなゆる~い、まったりとした空気が流れる中、初回のMachi a lookの振り返り、エリアリノベーションの考え方、そしてプロジェクトの概要を紹介。全体像を掴みながら、徐々に心もほぐれていきました。
今回と前回の大きな違い、そう、それは、実際にプロジェクトを行う地域に住んでいる方が参加されたことです。初の参加者となったのは、本町通8番町の山内町内会長さん。そのエリアに住んでいるからこそ話せる貴重なエピソードが次々と披露され、興味深い話に参加者は聞き入っていました。ここでも、本町通8番町の「今」と「昔」を知ることができました。山内さん、硬軟織り交ぜたエピソードの数々ありがとうございました!
さて、続いては新潟今昔写真代表の富山聡仁さんが、今回のメインである今昔写真について説明。今と昔の同じ場所を同じ構図で撮る、建物が残っていない場合には想像して撮る、など楽しみ方をレクチャーしてくれました。
その後、2チームに分かれ、富山さんが用意した昔の写真の中から5カットを選び、実際に当時の建物が今どうなっているのか、まちに飛び出して、いよいよ撮影です。
目印を確認しながら当時と同じ構図を探ったり、チームごとに知恵を絞りながら撮影は進みました。簡単に見つかったモノもあれば、なかなか見つけられないモノも・・・。
そんな時に頼りになるのが、実際に住んでいる方。ということで、ご帰宅されたはずの山内さんが再び登場!迷っていた参加者に的確なアドバイスを送り、その言葉に従って足を運んでみると、なんと!探していたモノを発見!さすが、山内さん。”生き字引”のすごさを感じた瞬間だったのではないでしょうか。また、地域の方が参加された意義を感じた場面でもありました。
当時と同じ場所を見つけ、写真に収め、見比べる。撮影を重ねるごとに、その楽しさに目覚めた参加者たち。最後の方は、再現性を重視するように。みなさん、左右の写真を比べてみてください。どうですか、この再現性の高さ!凝ってますねえ。いいですねえ。楽しんでますねえ。これも今昔写真の醍醐味のひとつではないでしょうか。
クロスパルに戻ってからの報告会は大盛り上がり。笑いのたえない、賑やかな場となりました。
「昔の名残がないモノがあったり、逆に昔のいいモノを活かしながら今に残していたり、思っていた以上に奥が深いイベントでした」
「この建物はないだろう、と思っていたものが見つかり、見つかった時には達成感を感じたし、みんなで見つけたので一体感も感じられて、楽しいまちあるきでした」
参加された方は、それぞれに楽しみを見出してくれたようでした。
本町通8番町の「今」と「昔」に触れた、今回のMachi a look。パッとした思い付きや、他所からの成功事例を引っ張ってくるのではなく、そのエリアの歴史を紐解くことが最終的にはエリアリノベーションにつながっていくことを考えれば、山内さんのお話を含め、とても有意義な回となりました。
このプロジェクトは、参加した方、ひとりひとりが主役です。誰かひとりが先頭に立って引っ張っていくモノではありません。ですから、今回、前回と参加していない”あなた”もプレイヤーになってプロジェクトに関わることができます。ちょっと参加してみたい!面白そう!そう思った方は老若男女問わず、ぜひ参加してください。男子だけで活動しているわけではありませんから!
プレイヤーが増えることを願うのではなく、こちらからどんどん仕掛けていきますので期待してください。