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BOOWY好きのぼくのオカンがCreepyNutsにはまった理由

ぼくのオカンは今日も食パンを買ってきた。

今日から我が家は1人1斤食べることになる。

8枚切り。。食えるかっ!


忘れっぽいオカンの天然エピソードは尽きることがない。迷子になったり火事になったり。。。でもこれはまた別の機会に。

ぼくがnoteを始めるのは、

①オードリーの若林さんの1,000円の有料記事を読みたい→②入金方法が今のぼくには無理→③有料記事で稼ぐしかない→④ぼくの話じゃつまらなそう→⑤オカンの話にしよう。。。

だったけれど、こんな文章でお金を稼ぐなんて甘すぎってわかりました。うーん、なんか他の方法調べてみます。。。

気を取り直して。。

そうそう、オカンの好きなアーティストについて。

冒頭の写真は僕が大好きな人たち。。

ぼくが彼らを好きになったのは、1年前にオカンからラップバトルをしかけられたからだ。


「片づけろって言ってんじゃん!この名古屋コーチン!フェイク!サムラゴーチ!」


は?


イカれてるのはいつものことだけど、リズム良すぎて笑った。


「やっぱオカン強ぇわ もうダメだ 強い」

って言ってすぐ片づけたよね。

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オカンはアメトークで「ラップ大好き芸人」みてから急にバトルヘッズになった。

急に。

何回もオカンが見る(不良嫌いのオトンが居ない時にね。)もんだから、

ぼくも頭から離れなくなった。

~気づけば後ろにチャンピオンロード!~

とかね。


そこからしばらくはバトルを見漁ってたらしいけど、

家族の前では隠してた。

夜、オカンは布団を頭まで被ってYouTube見てたから、

寝室はファラオの石棺が置いてあるみたいだった。


2020年になってからかな、オカンからヘッズ臭がしてきたのは。


オカンは「オカンにとって」旬の鼻歌を歌う。

たいてい、しょーもない。

例えば2019年6月のオカンのヒットチャートは

「しょーこーしょーこー しょこしょこしょーこー♪」

後で知ったけど、R-指定さんはこのサンプリング元に髪型や髭が似てるせいで、何万回もDisに使われているらしい。

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でも2020年になってオカンの鼻歌チャートが変わった。

「きみはゆめみるー ぼくはゆめみるー ゆめ別名のろいっつって~」

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オカンの鼻歌の歌詞はいつも怪しい。

2月頃かな、オカンの車に「ULTIMATE MC BATTLE2014」のDVDがあった。

「R-指定のウイニングラップが最高」と言いながら、

「オトンには内緒だよ」と見せてくれた。


余談だけど、オカンは20年以上事務の仕事をしてて、

自分で買ったステップワゴンで通勤してる。

そして家族に内緒のものがいろいろ隠してある。。。

主にお菓子とかね。


天然なのによく仕事クビにならないよな。

新築したオフィスのガラスを初日に割った話とか、

来客のカバンに漬物落とした話とか、

職場での天然エピソードはまた別の機会に。


オカンがさらに沼にハマりだしたのは、どうやらラジオらしい。

2020年に入ったころから、家事をするときにイヤフォンをつけてる日が増えた。

3月頃から、みんなでテレビ見てるときとか、

隙を見つけてはイヤフォンをするようになった。


緊急事態宣言のニュースがテレビから流れているのに、

母はニヤニヤして、目がイッちゃってた(比喩!)


7月にCreepy Nutsが「かつて天才だった俺たちへ」を出した頃は、

鼻歌ベストチャートは

「いまだかつてぇぇぇどっちみっちいばらのうえぇえぇ~」

になり、隠していたはずのオトンも歌えるようになってた。


我が家では、

「メシができたぁぁぁ、どっちみちいばらのうえぇぇぇ」

と何でも語尾を伸ばすようになった。

どっちのメシも茨かいっ。


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ところで、オカンはBOOWYが好きだった。

今でも深夜番組「バナナサンド」のBOOWYへの愛がたまらんらしい。

女子高生だった母はやっぱり天然だから「普通」の人になりたくて、

それと同時に「不良」に憧れてたんだって。


不良のメンタルにかな?


オカンが高校生のとき、

暴走族の女の子が学校での友達が欲しくてオカンにすり寄ってきた。

嬉しくて一緒にいたけど、

暴走族に誘われて怖くなり、

ヘラヘラ笑ってごまかして。

そのうち何とか、もとの穏やかで隅っこの友達のところに戻ったそう。

暴走族の彼女はとても優しかったけれど、

ににこにこと楽しそうに万引きするのが本当に怖かったと。


オカンは強くなりたかったんじゃないかな。

BOOWYの強さに憧れて。

何十年もたって、たくさんの経験をして。

天然だからといって、

自分がかみ合っていないことに

気が付かないわけじゃない。


学校で、職場で、家庭でたくさんの経験をして、

「強さ」の定義がオカンの中で変わって行ったんじゃないかな。


Creepy Nutsは不良だらけの世界の中で、万引きをせずにテクできた。

オカンにとってCreepy Nutsがヒーローになった。


それも、孫悟空のようなヒーローだ。

オカンはたまに孫御飯の母チチのようにCreepy Nutsを見ている。


CreepyNutsが初めてMステに出たとき、

オカンの目は最初はチチだったけど、終わったらヘッズだった。


初の武道館ライブは一緒に配信を見て、

顔中から水分を出してた。


ちなみに、今日オカンは仕事から帰って髪をほどき、

結びなおすのを忘れてあわてて買い物に行ったので、

アサハラショーコーのような髪で食パンを買って帰ってきた。


せめてR-指定さんでいてほしかった(笑)。


そんなオカンは、きっと明日も忘れて食パンを買ってしまう。




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