タンギングの有無
ボクは今ビッグバンドで
スラーの中の音以外は
すべてタンギングをしろと
攻められている。
最初習ったクラシックの先生は
映画音楽などを演奏する際に
タンギングはせず、
そっと吹き出していくと指導した。
ジャズはもちろん違うだろうが、
ヘイジュードのメロディを
ソロで演奏するボクは
タンギングなしで吹いていた。
そのほうがしなやかで
美しいと感じたからだ。
しかし周囲は頼りなさそうで
自信なさげな感じがすると言う。
ひとりが指摘するや
やいのやいのと袋だたき。
私の知るクラシックの人は
タンギングが強すぎると注意されたなど、
タンギングをするのは当たり前だと
よってたかってボクをいじめてくる。
シニアのボクが年下の大して上手くない
ヤツからああだこうだ言われるのはあまりに辛い。
しかし、ボクはわかっている。
タンギングが問題ではないのだ。
ヘタだから問題視されているのだ。
だから何も言い返せなかった。
ビッグバンドはみんなのものだ。
だからタンギングをすることにした。
とってもよくなったと言われたが、
本当に良くなったのか、
初心者のボクにはよくわからない。
それでも週末にはコンサートがある。
練習していい演奏をするしかないのだ。