枝に咲いた餅花
赤や白の小さな花が
枝についている。
そんな枝花が何本も
花瓶に刺してある。
寒い冬にとても
可愛い飾り物。
蕾は小さなお餅で
餅花と呼ばれる。
小正月の15日に
日本各地で飾られ、
繭玉とか稲花とか、
様々な名前がある。
花のない冬に
少しでも部屋を
明るく飾りたいと、
いじらしさがある。
五穀豊穣を願う
縁起の良い餅花。
小正月が終われば
焼いて餅菓子にする。
菓子が少かった時代、
餅花を菓子にするときが
待ち遠しかったと
老人が語っていた。
こうした佳き風習は
絶えさせてはいけないと、
そう思えてならない。
餅花、今からでも作ろうか。