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タロットで悪魔をしばくTO「アフォガート」

Steamで2000円くらい。
プレイ時間は15時間。

なるべく敵に攻撃されない進路を。

あらすじ

ここは極夜の街アローラ。
今日からカフェ経営を始めるアフォガートは、一杯のコーヒーを提供するためにこの街にやってきた……わけではない。
彼女は悪魔メフィストと契約した魔女であり、悪魔に唆され魔に堕ちた”悪魔憑き”を治療/成敗するためにやってきた。
カフェに訪れた旧知の魔女セラにより、アフォガートは強大な悪魔の欠片を追うこととなる。

システム

タワーオフェンス。
召喚コストとなる”パンタ”を支払って手札から”魔女カード”……使い魔を召喚し、心の迷宮の奥底に潜む悪魔を倒すのが目的となる。
魔女カードはシナリオ進行に伴い、大アルカナの21枚分まで解禁される。

使い魔が倒されても手札に戻ってくるだけなので、パンタがあれば再召喚が可能……なのだが、このパンタが曲者。
パンタを持つ敵を倒すか、”隠者”など一部の魔女カードの効果で入手するほかなく、ステージによっては限られたパンタしか得られないこともあるため、どの魔女カードを選択して攻略していくかが腕の見せ所となる。

また、使い魔は基本的にまっすぐ進軍し続け、射程に入ったら最も近い敵を攻撃する……という一般的なタワーオフェンスの仕組みで、
プレイヤーが召喚以外に指示できる操作は、分岐路での進行方向、集中攻撃する敵の選択、手札のアイテムカードを使用すること……この3種類。
時間を停止させて長考することはできるが、基本的には間断なく戦況は進んでいくので、リアルタイムな判断が求められる。

難易度

やや難しい。
序盤は手持ちのカードが少ないので、敵の特性を確認し把握しておけば負けることはあまりない。
中盤以後、魔女カードの種類が増えてくると、防御や回復の手段も選択の幅が生まれるため、戦闘に持ち込む8枚の魔女カード選びから重要になってくる。

雰囲気

会話文は全体的にアメリカン。開発チームは中国だけど。
人の名前を覚えないとか、無暗に愛称で呼びたがるあたりがメリケン仕草。
悪魔憑きによって社会の闇みたいな事件が起きるのだが、その内容はなかなか現代的。

感想

運命の輪、ランダム効果なのはいいけどその1/4を引き当てる前提のステージ構成はやめろォ!

全体的に楽しいタワーオフェンスだった。
絵柄が可愛らしい。魔女カード21枚も全て凝ったデザインとなっている。
……ハングドマン、なぜ女体なんだ……ポールダンサーにしか見えない。

各サブヒロインたちだとやはりココちゃんが可愛いね。
ゲーム終盤でようやく存在に気付いたけど、あれ気付かずにプレイ終わる人いるでしょ。
カフェWitcheryから右へ、さらに右へ。5月入ったくらいには出現していそう。