見出し画像

デスゲーム×タイムリープ「アサツグトリ」

SwitchとPS4で6400円くらい。
ただし後述の理由によりSwitch版は非推奨。

画像1

あらすじ

度会ヒバリは、知らない部屋で目が覚めた。
集められたのは同年代の少女8名。
アナウンスから聞こえる「最後の1人だけが出られる」デスゲーム開始の宣言。
腕に付けられた管を切断すれば自殺ができるというアナウンスに、
どうせハッタリだと言って管を切断した少女が、死んだ。
どうしてこんなことに……思い悩んで眠ると、その日の朝に戻っていた。
タイムリープ能力を獲得した少女が、誰も死なせない為の戦いを始める。

システム

ADVパートと探索パートを交互に進める。
施設内の各部屋を渡り歩き、他の少女たちの動向や発言を確認したり、施設の設備を確認する。
また、殺人事件発生後はタイムリープを駆使して殺人が発生した時刻を突き止め、未然に防ぐために事件の証拠から犯人を特定する。

難易度

かなり難しい。
主人公度会ヒバリの「時間遡行」を含め、少女たちは1つずつ超能力を発現させており、それがトリックや動機に関わっているため、物証だけでは事件を突き止めるのは難しい。

捜査開始から捜査終了までに、少女たちが一定時間ごとに動き回るため、特定の時間にあの人が何をしている、というのを突き止める必要があったりするのだが……
まず時間経過は現実の約5秒につき1分。早める方法はなく、重要な証拠を逃したら時間遡行で捜査開始時点に戻れるのだが、調べたい時刻が捜査終了間際だったりすると放置時間が発生する。虚無ポイント。

また、マップ表示はあるものの部屋の名前がマップに記載されていないため、よく迷う。
事件解決ごとに行ける場所が増えるが、少女たちは新しい場所にも元の場所にもいるので探すのが次第に大変になっていく。
せめて少女たちのいる場所さえ分かればと思わないでもない。

雰囲気

キャラクターデザインが特徴的で、殺人発生時は遺体の1枚絵があるためシリアスな雰囲気がよく出ている。
声優も上手。
終始、ストーリーラインにうまく乗せてくれる。
ADVゲームとしては優秀な作品。

感想

ED後に後日談を匂わせる1枚絵があったのは称賛。

Switchでプレイしたが、スペック不足からか10秒程度の硬直が頻繁に発生し、あまり快適なプレイとはいえなかった。
日本一はいつもそうだね……ADV単体のゲームは快適なのに探索を混ぜると失敗するよね……

タイムリープものとして見ると、実際にキャラクターを動かして殺人事件を未然に防ぐという点は面白かったが、如何せんゲームとして不便な点が多く、飽きてしまいがち。
あと、物証は時間遡行すると消えるけど情報は残る! という説明だったが情報も消えていたことがあった。言ったことくらい守って。