彼女は何者か「Her Story」
SteamやAndroidなどで1000円程度。
プレイ時間は3時間程度。
あらすじ
目の前にはブラウン管コンピュータ。
あなたは、このコンピュータに記録された映像から
「彼女」について探ることになる。
システム
単語を自由入力して映像を検索し、見ていくだけ。
ただし、検索して映像が何十本とHITしようと、閲覧できるのは前から5本だけ。
つまり、多くの映像がHITする単語ではなく、ごく少数の映像がHITする単語で検索しないと、後ろの方の映像を閲覧することはできないのだ。
最初は適当に検索して映像を閲覧し、話の流れから検索すべき単語を類推する。そういう文脈当てゲームと言えよう。
ちなみに原語は英語だが、日本語版ではちゃんと日本語で検索ができるし、字幕もついている。
難易度
まぁまぁ難しい。
全ての映像を見るのは至難の業かも。
別に全てを見る必要はなく、ある程度の核心に迫ればクリア可能である。
雰囲気
殺人事件に関する聴取映像のため、最初から鬱蒼とはしている。
しかし――
感想
すごいゲームだ。
何しろ、3次元の映像を使用したゲームであるにも関わらず、
「彼女」である女優さんと、机と小道具くらいしか登場していない。
全映像が聴取記録という特性が生かされている。
一方で物語には奥行きがあり、設定と演技次第で素材の少なさをカバーして余りある作品が生まれることを感じさせる。