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【DM2ブロ】白黒メカの調整録

皆さん、はじめまして
関東圏で2ブロックを中心にCSへ参加しているほむたろうと申します。

今回は2ブロックフォーマットでの店舗予選が近づいているということで、今シーズンの2ブロックで私が安定した成績を出せている白黒メカの解説と現環境への私なりのアプローチを説明しようと筆を取りました。

初めての試みのため読みにくいところがあるかもしれませんが、ご了承ください。


はじめに

そもそも「2ブロックフォーマットって何?」って人はまず下記をご覧下さい

2ブロックは、直近2年度分のカードで、カードの右下にブロックマークが入っているカードを使えるフォーマットです。

例えば、2024年度の2ブロックでは、2024年度の「王道篇」と2023年度の「アビス・レボリューション」が使えます。

クリエイターズ・レター vol.55より
要するにカードの右下にこの2つのどちらかがあればOK

また、右下にマークはなくてもマーク付きが1度でも再録されていればそのカードは使用可能です。


マーク対象外(GoA)
マーク付き(GoARev)

このような場合マーダン=ロウはどちらのバージョンでも使用可能という訳です。

現在のリスト

説明は後にして、まずはデッキを見てもらった方が話が早いかと思います。
以下、直近のCSで使用したリストになります。

8/10 やわたCS使用


白黒メカの特徴

白黒メカはデッキタイプとしてはメタビートになります。
小型のクリーチャーで相手の妨害をしつつ、面を広げていき相手が本格的に動く前に倒すのが基本となります。
それだけだと全体除去に弱くなりがちですが、
現フォーマットでは非常に相性のいい相方がいます。

いつもの

はい、オリジナルフォーマットでもご存知のコンプレックス君です。
彼のおかげでメカというデッキの出力が大きく上がり、ロングゲームもある程度戦えるようになりました。

こうした強みから一時期は白黒メカ一強環境とまで言われたほどです。

採用カードについて

大体の採用されるカードや理由についてはくろはこさん(@blackbox0528)がまとめてくれているのでこちらを読むのを推奨します。

環境での立ち位置

現在の環境デッキについてはフェイさん(@Fei1020)が記事にしてまとめてくれました。
非常に現環境についてわかりやすいので是非1度目を通してください。

これを踏まえて私の感想を述べると

ドロマーコンプレックス以外にはかなり有利主張出来る

そう思っています。

各対面の体感は以下です。

黒緑ゼニス 有利
赤緑ゼニス 微有利
ターボゼニス 戦ったことがないため不明
その他ゼニス(青緑、青白など) 有利

青緑ジャイアント 微有利
赤青マジック 有利
赤白アーマード 有利

ドロマーコンプレックス 不利
アナカラーコンプレックス 不利

※2ブロックは環境の進化するスピードが早いためあくまでも目安になります。

調整録

ここからが本題です。
当時の環境や考えてたことを振り返りながら見ていこうと思います。


4/13前


今シーズンの2ブロックを始めるにあたり、fanaさん(@invalidknife)に相談してみたところ白黒メカがオススメだと聞き、ガチまとめで紹介されていたリストを使ってみることに

あーくんさんの記事からお借りしたリスト

この段階で回してみたところ、感触がイマイチでした。というのも2ターン目にタンクリオを立てて次のターンにアーテルを出しても旨みが少ないことと、マリハダルが環境的に合ってないことが目立ち別のデッキを使うことに

この時は白黒メカを使うことに懐疑的でした。

4/13 デーモンオブハイパームーン発売 


新しくヴェネラック、ペトローバという武器を手に入れたことで、改めてメカに向き合って真面目に考えてみることにしました。

そこで、次のCSに向け対戦相手の仮定を絞ってその対策だけすることに

まず、当時最大母数だった白黒メカ
多いと予想されるミラー戦を落とさないために考えたのが相手のコンプレックスを狂わせること
ただでさえ、2ブロックは慣れないフォーマットであるため相手がボロを出しやすいのではと考え、ハチを採用することに

次に母数が多い赤青マジックへの対策として
シロフェシー、ヴェネラックの4投を決意しました。

あとは色配分等を考えて枚数を調整して…


ナルコが味

出来上がったのがこちらになります。

5/18 やわたCS

先程のリストを5/18 やわたCSで使用してみました。

戦績
白単メカ 〇
赤青マジック 〇
青緑ジャイアント ×
白黒メカ 〇
青緑ジャイアント 〇

予選4-1  5位通過

本戦
メカミラー 〇
青緑ジャイアント 〇
メカミラー ×

ベスト4

想定していない青緑ジャイアントに負けこそありましたが概ね想定が上手くいったパターンだと思います。

6/1 やわたCS

CSに出たら必ず見返しているため、
前回の振り返り
・ハチは強いけど4枚は過剰
・ナルコで山を掘れるためシロフェシー、カオスマントラの枚数を減らしても良さそう
・メカミラー、特にカオスマントラをケアするためにマーダンロウが欲しい
・ミラー用にアーテルは4欲しい

これらの課題を解決するため枚数を調整した結果

CSでの戦績
白黒メカ 〇
赤白メタビート 〇
黒緑ゼニス 〇
白黒メカ 〇
ドロマーコンプ 〇

5-0 2位通過

本戦
bye
黒緑ゼニス 〇
黒緑ゼニス 〇
赤青マジック ×
 
最後はマジックに先3キルされてしまい準優勝でした。

6/22 カイザーオブハイパードラゴン発売


墓地に落ちたカオスマントラを回収するカードが欲しかったけど良い奴ないかなー
出来れば4コス以下のクリーチャーで、出た時効果であればなお良しなんだけどそんな都合のいいやつ…


いました


一方その頃CSでは、青黒ゼナーク、ドロマーコンプレックスが結果を残し、メカは下火と言われ始めました。


7/7 POWERCS

まずは振り返り
・ペトローバが少し悠長に感じる(3コストはアルデッド使う方が強い)
・ジャイアント、ベートーベンのマッハファイターが重め
・相手もマーダンロウを積むことがあるのでカオスマントラの総数を増やしたい

アーテルは早く出ても強いため3→5の動きを強める、また2点目の解決も込めてコットンを採用
また、ベートーベンを超える手段として黒いカオスマントラも採用
全体スレイヤー付与でベートーベンをどかすプランを狙えるようにしました。


戦績
トリーヴァジャイアント 〇
白黒メカ 〇
ドロマーコンプ 〇
黒緑ゼニス 〇
黒緑ゼニス 〇

予選1位通過

本戦
bye
黒緑ゼニス 〇
ドロマーコンプレックス ×

ベスト4

こいつがとにかく重い


新弾後、フミビロムに対してどう向き合うかが課題となりました。

7/14 POWERCS

恒例の振り返り
・ジェニスは要らない
・コットンは意外と好感触
・ドロマーコンプレックスは不利対面
・相手のフミビロムをどう捌くか

特に4点目のフミビロムへの対策ですが、7/7のPOWERCS決勝で心の岸辺さんがひとつの答えを見せてくれました。

マーダンロウで抜けばいいじゃない、と

実際、対ゼニスや、ジャイアントに対しても腐りにくくミラーでもかなり仕事をしてくれるマーダンロウ。
彼を4投することを決めました。


戦績
黒緑ゼニス 〇
白黒メカ 〇
ドロマーコンプレックス ×
青緑ジャイアント 〇
ドロマーコンプレックス 〇

4-1  何位か忘れたけど通過

本戦
ドロマーコンプレックス ×
14位

7/15 風花CS 

まずは恒例の振り返りから
・マーダンロウだけでフミビロムをケアするのには限界がある(コンプレックスの下に入ったフミビロムはどうしようも無いため)
・ドランゴルゲルスによる速攻で面を広げる動きが今は強くなってるように感じた


ドランゴルゲルスの枚数が増えるならペトローバを入れる理由になるのでコットンとチェンジ


戦績
トリーヴァジャイアント 〇
黒緑アビス ×(時間切れのため投了)
ドロマーコンプレックス 〇
黒緑ゼニス 〇
ドロマーコンプレックス ×

3-2 11位 予選抜けれず

7/20 如月CS

恒例の振り返り
・黒緑アビスはコンプレックスが全く引けなかったこととあと3ターンくらいあれば勝てたから気にしない
・直近あまりにもドロマーコンプレックスに負けすぎているため、他のデッキへのガードを少し下げてでもドロマーコンプレックスの対策をするべきと感じた。

コンプレックスへの対策といえばボンキゴマイム等でコンプレックスを止める、フミビロムで他の下に送るなどあるがどちらも白黒メカでは厳しいところ。

デッキに対してのアプローチであればH・アルカディアスで呪文を止めるということも有効かもしれないがドルーシ→ミュートの耐久は越えられないためやはり厳しい

そこであるクリーチャーを思い出した。


オリジナルでご存知

これなら相手のコンプレックスが面を増やせないため2:8位の相性が4:6までは改善できそうだった。

あとは試すだけ…というところでfanaさんから声がかかる

「静岡で2ブロックあるんですけど行きませんか?」


戦績
黒緑ゼニス 〇
白単メカ 〇
赤青マジック 〇
青緑ジャイアント ×(ルールミス有)
ドロマーコンプレックス ×

3-2 6位通過

本戦
ドロマーコンプレックス 〇
黒緑ゼニス ×
赤青マジック 〇〇

3位

クラウンラッキーはコンプレックスへの回答として有りということが証明されました。

8/4 音速CS 

まずは振り返り
・クラウンラッキーはコンプレックスへの回答になる
・他へのガードを下げた結果、リソース勝負に負けた

この頃、周りでゼニスの使用者が増えてたこともありゼニスへの対策を考える必要があった。

マーダンロウとスレイヤーで戦うしかないかと思っていたところリモートCSで白黒メカにブラックゼナークを入れた構築と戦う


矢木に電流走る

その方はアガルームを入れてゼナークに寄せていたが私はそこまでするとデッキから白が少なくなるため、ペトローバから出すルートを考えるようになった。

ペトローバの利点はドランゴルゲルスが絡められること

ハイパーモードのペトローバアタック時にドランゴルゲルスのチェンジ宣言をした場合
①ペトローバのアタック時効果でゼナークを場に
②ドランゴルゲルスの革命チェンジ
③ドランゴルゲルス登場時効果でペトローバを場に
④ゼナークの効果が下記の分ストックされてるため解決
  ・ゼナークが登場
  ・ペトローバが離れた
  ・ドランゴルゲルスが登場
  ・ペトローバが登場

この動きがとにかく強く、序盤に決まればほぼ勝ちと言える

初期案


他にも夜の四天王は両パーツにアクセス出来るため採用を考えた。
しかし、そこまで特化させても相手がコンプレックスを貼ると勝てなくなる事が容易に想像できたため断念。ゼナークを引けたらラッキーくらいの気持ちで使うことに。
念の為、素で引けるようにシリエスを入れつつCSへ

戦績
白黒メカ 〇
青緑ゼニス ×
白黒メカ 〇
赤緑ゼニス 〇
ドロマーコンプレックス ×

3-2 7位 抽選上がれず

8/10 やわたCS

まずは振り返りから
・ブラックゼナークはゼニス系統に対してかなり刺さる札だった
・シリエスは使うタイミングがなく全体的に邪魔な印象
・ドロマーコンプレックスがやっぱり重い

2点目と3点目からシリエスの枠をクラウンラッキーにチェンジ
他は好印象なためこのままCSへ出ることに


戦績
ドロマーコンプレックス ×
黒緑ゼニス 〇
青緑ジャイアント 〇
黒緑ゼニス 〇
青緑ゼニス 〇

4-1 6位通過
本戦
アナカラーコンプレックス ×

14位

戦ったことがないデッキタイプ、後手だった、プレミ等色々ありつつも本戦1没

ゼナーク入りについてはかなり安定しており、
CSで使う分には全然問題ないクオリティーになったと思います。


ただ、店舗予選を考えるとコンプレックス対面を落とすわけには行かないため、また違うアプローチを考えてみようと思います。

さいごに

ここまで読んで頂きありがとうございます。
長々と書いてしまいましたが、今シーズンの2ブロックについて力になれたら幸いです。

何か質問等あればXで連絡もらえれば回答しますので、お気楽に連絡ください。


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