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里帰りしない妊婦さんとそのパートナーが今からすること3つ

「里帰り、コロナでできないんです……」
そんな声が増えてきています。

本当は里帰りして出産するつもりだったのに、いまこの状況ではできないなんて、不安になりますよね。

里帰りしない妊婦さんが、妊娠中のいま、やっておくべきことをお伝えしますね。

妊娠しているときは、出産がゴールではないのですが、でも一つの山の用に感じていました。

「産んだら体は楽になると思ってたのに」

そうなんです。わたしも、妊娠後期の息苦しさや圧迫感、眠れなさが産んだら解消されると思っていました。

でも、帝王切開の傷はいつまでも痛いわ、おっぱいはあげると痛いわ、体力は戻らないのに、赤ちゃんは夜中まで泣くわ……
いま後悔しているのが、家事支援のサービスを自治体で補助を出してくれて、格安で使えるものがあって、事前申し込みしていたものの結局ハードルがたかくて使わなかったこと。家が散らかってるし、ととてもハードルが高かったのです。


やっておいてよかったのは、夫に対して産むまで頑張るから産んだら全部よろしく! と言っておいたこと。

当然、おっぱいをあげたり、おむつを変えたりやることはあるのですが、産後なるべく身体を休めるために全部よろしく! くらいの勢いで伝えていたことは功を奏しました。

特にコロナ禍の妊婦さんとそのパートナーの方に、妊娠中の今やっておいてほしいことを3つお伝えします。

1,産後ケアの登録
2,家事支援サービスの登録
3,パパの育休の検討と家事を効率化するツールの導入

1,産後ケアの登録

まずは「産後ケア」はご存知でしょうか?
少し前に芸能人の方がつかって有名になりましたが、いまは自治体によって産後のママと子どものケアをしてくれるサービスを自治体も補助を出してくれていたりします。
大きくわけて2つ。子どもを預けてくつろげたり、育児で不安なことを聞けたりする宿泊型や昼間の時間にケアを受けられるデイサービスと、トラブルが多くなりがちなおっぱいのケアをしてくれる乳房ケア。

どちらも生まれてからでいいや、と思うかもしれませんが、そんなことはありません。今! 登録だけでも早めにしておいてください。
赤ちゃんを抱えたママは思っている以上に動けません。

つかわなくても損はしない形になっている事が多いので、自分がつかえるか確認のうえで早めの登録を。おっぱいのケア=乳房ケアは母乳をあげるかあげないか?に関わらず、登録しておいていいと思います!

台東区の産後ケアはこちら


https://www.city.taito.lg.jp/kosodatekyouiku/kosodate/mokutei/kenkou_iryou/shussan/sangocare.html

ちなみに、令和3年4月から、使える期間のびます!

乳房ケアをつかえるのが1年間になる予定ですので、そこもチェックしておいてくださいね。

産後ケア


2,家事支援サービスの登録

次に、産後の家事、どうするつもりでいますか?
パートナーが育休を取る?
それはいいですね。パパが育休を取れるならばそれが一番です。それでも、二人で寝不足になることも考えられますし、思ってたよりも家事スキルが高くないこともありえますね。ただ、育休は「やすみ」ではありません。育児と家事をメインにする人にパパがなることですので、そこはお忘れなく!

話をもどして……

念のため、家事支援サービスにも登録だけでもしておくことをおすすめします。これも自治体で補助を出してくれるケースもあり、安く使えることもあるのでまずは調べてみてください!
ご飯を作ってくれるケース、洗濯などをしてくれるケース、お子さんをみてくれていてその間に眠れたりするケースなどいろいろパターンがあります。
他人が家に入ることに躊躇する人もいるとおもいます。

「こんなに散らかっている部屋に、他人が入るなんて……」

私もそうです。

でも、よごれていてもいいんです。

できれば、妊娠中に家の片付けはしておくのがベストですが、散らかっていても気にしないこと!
一緒に家事支援サービスの方に片付けてもらってもいいかもしれません。

これも、産後は登録することや探すのが大変になるので、妊娠中のいま、登録しておいてください。

そして、妊娠後期に入ったら家事を手放していってもいいかもしれません。よく妊婦さん向けの雑誌に、出産で入院するときのために、ダンナさんのためにご飯を冷凍しておくようになんて書いてあったりします。

でもちょっとまってください。
パートナーの方も、一人の大人ですよね。自分のご飯や世話くらいできてもらないと困ります。ましてや、出産して子どもにかかりきりになったときにも、
「ご飯まだ~?」
なんて言われたら絶望してしまいます……

そんなことが起きないように、妊娠中から家事をパートナーに少しずつ渡していってくださいね。

台東区の産前産後支援ヘルパーはこちら「あったかはんど」
https://www.city.taito.lg.jp/kosodatekyouiku/kosodate/nenrei/ninshinki/soudan_shien/helper_ippan.html

多胎児家庭向けは手厚いです。
https://www.city.taito.lg.jp/kosodatekyouiku/kosodate/nenrei/ninshinki/soudan_shien/helper_tatai.html


さらに、あったかはんどの利用期間が終わったあとも
・乳幼児がいる家庭で、保護者の一時的疾病・体調不良(妊婦含む)等により、家事従事が困難なとき
・乳幼児の一時的な疾病により、保護者が看病のため、家事従事が困難なとき
に利用できる、社会福祉協議会(台東区に関係する団体です)で補助がでるのでみてみてくださいね。

子育て家庭家事援助利用券





3,パパの育休の検討と家事を効率化するツールの導入

そして、3つめが、渡す相手はパートナーではなくてもかまいません。自動で掃除をしてくれるロボットや、勝手に食器を洗ってくれる大きな箱などの導入も検討してみてください。(いや、もちろんパートナーも家事育児はできてもらわないと困るのですが……)

昔は川で洗濯板で洗濯をしていたものが、今は洗濯機がほとんどの家庭にあります。それとおなじようなものが、食器洗い機です。人の手で洗うよりも高温のお湯でしっかりと洗ってくれます。
導入にお金はかかりますが、一考の余地はあるのでまずは見てみてくださいね。


そして、順番前後しますが、パパの育休。産後にパパの面倒も見なくちゃいけないなんて……! そう思ったかもしれませんが、その前にパパが自分のことと家族のことを家でできるようになってもらわないと大変です。

これを見ているパパは、ぜひ、まずは身の周りのことを自分自身でできるようになり、生まれてくる赤ちゃんについても、前もって勉強しておいてくださいね。はじめてなのは、ママもパパも同じです。


最初のスタートラインを育休を取ることで一緒にいられることは、とても重要です。

↑未来手帳より引用

結婚直後は愛情の配分先のトップは「夫」ですが、これは一時期のあだ花に過ぎません。子供が生まれると子供がトップの座につき、夫への愛情はがくっと下がります。その後、徐々に回復していくグループと、 低迷していくグループに二極化します。
 大変な乳幼児期に「夫と二人で子育てした」と回答した女性たちの夫への愛情は回復し、「私一人で子育てした」と回答した女性たちの愛情は低迷します(下図)。

この文章をパパが読んでいたらいいですが、ママが読んでいた場合、ぜひぜひパパにも見せてくださいね。

産後は想像しているよりも、身体も心も大変です。任せられるところは人に任せられるように、今から準備をしておいてください!





台東区議会議員 本目さよ(ほんめさよ)

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