ヴァイオリニスト三浦文彰さん、佐藤俊介さん、リヨン歌劇場管弦楽団ヴィオラ奏者の大矢章子(あやこ)さんにインタビュー。
「サラサーテ」増刊号「ヴァイオリンを始めよう!」で、3本ほどインタビュー原稿を執筆させていただきました。
お話を伺ったのは、世界を舞台に活躍するヴァイオリニスト、三浦文彰さんと佐藤俊介さん。そして、リヨン歌劇場管弦楽団ヴィオラ奏者の大矢章子(あやこ)さん。
●三浦文彰さん
NHK大河ドラマ「真田丸」のテーマ曲にてソロ演奏で人気を博し、音楽祭主催者や指揮者としての顔もお持ちです。
ともすると勉強と練習で忙殺されそうな1日の中で、クリエイティブに集中するために、効率的かつ持続可能な形で知識や技術を取得するにはどこに焦点を置くべきかを伺いました。
ご自分の音にけして満足しない三浦さんの、称賛の光の中にあってなお孤高な姿に感銘を受けました。
そして、三浦さんのすごい特技にも驚かされたインタビューでした。
●佐藤俊介さん
オランダ・バッハ協会を第6代音楽監督として率いた若きJ.S.バッハ第一人者。日本での演奏会はチケットが即完してしまうヴァイオリニストです。
J.S.バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」の演奏法について聞いていますが、とりわけ印象に残ったのは、記憶が定着する脳の仕組みを活用した練習方法です。
これは三浦さんの記事に続き、多忙な中で技術の向上を目指す多くの方々やビジネスパーソンにお届けしたいお話です。
とくに編集者・ライター・小説家として日々マルチタスクをこなす私にとって、すぐに実践したい方法でした。
●大矢章子(あやこ)さん
ヴァイオリン専門店イル・ヴィオリーノ・マジコさんを舞台に、初めて自分用のヴァイオリンを購入する際の楽器の選び方を丁寧に教えていただきました。
高音や倍音の響きを弾き比べようと、さっと楽器を構えて弾いてくださったとき、その第一音の迫力に衝撃を受けました。
そして、楽器店の中にいらっしゃる楽しそうなご様子から、心身の底から楽器と仲が良いお姿(かつて同誌チェロ増刊号で、新倉瞳さんに楽器購入のポイントを伺った際のお言葉から)に感動しました。
そもそもどのような音を目指すのか--。
出発点の大切さをあらためて確認し、気持が引き締まる取材でした。
インタビューをさせていただいて感じることは、本質はすべての物事に通じるということです。
私は幼稚園から高校受験までピアノを習っていたり、中学生時代に部活でクラリネットを吹いたりしていた以外は、もっぱら聴く専門。それでも普段の仕事や生きる姿勢において、大いに感銘を受けました。
お話を聞かせてくださったアーティストのみなさんと、お読みくださったみなさま。取材の機会をくださっている版元せきれい社のみなさま。そして、私の人生に音楽があることを、深く感謝します。
(余談ですが、2023年はまだ書き残していない演奏会が20件ほどあるので、年明けからこつこつ書き留めておきたいと思います。)