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会社員時代の嫌な経験は、起業後の財産になる

「会社で働くことが合わない」
「組織に馴染めない」
という理由で起業をした、もしくは起業を考えている人へ。

会社員時代の
「嫌だな」
と思った経験は、
起業後の財産になります。

私も転職を5回した挙げ句、
やっぱり組織が合わないという理由で
税理士として独立しました。

私は「嫌」と思うことが
たぶん人よりも多く、
会社員時代は
「なんで他の人は我慢できることを
私は我慢できないんだろう・・・」
と、自分を責めることがありましたが、

今思えば
「嫌」という感情は
とても大切だと思います。




会社員の時に嫌な思いをしてよかった

会社員時代は、
嫌なことがあっても
周りの人に助けを求めることができます。

他の人に代わってもらったり、
上司からひとこと言ってもらったり。

たとえ何か問題が起こったとしても
会社が責任を持ってくれます。

しかし起業すると、
嫌なことがあった場合
それはすべて自分で受け止めなければなりません。

会社員時代に「嫌」と思ったことが、
起業したからといって「好き」や「我慢できる」に
変わることはないでしょう。

自分は
・何が嫌なのか
・何が向かないのか
会社員時代にこれらがわかったのは
ラッキーです。

「起業したからには、何でもかんでも我慢しなければ」
と考えてしまうと、逃げ場がなくなります。

ひとりブラック企業に陥り、
自由になるどころか
ますます生きづらくなるでしょう。

会社員時代に「嫌」と思ったことからは、
起業後は全力で逃げましょう!


起業後は全力で「嫌」を避ける

私は会社員時代に、次のようなことが嫌いでした。

・「利益は◯◯円になるようにしてほしい」と数字の操作を依頼する方(粉飾)

・威圧的な方

・家族や従業員を大事にしない方

・脱税思考の方

・とにかく仕事が最優先という考え

・女性の税理士は優しくて、なんでも言うことを聞いてくれるという勘違い

・電話での連絡(伝わりづらいし、タイミングに気を使う)

・目の前のお客さまより、そのお客さまを紹介してくれた大企業を大切にする考え

これらの嫌だったことは、
独立後に
「こういう人とは付き合わない」
「こういう仕事はしない」
という仕事スタンスの軸になっています。

もちろんあれもこれも嫌と言ってはいられませんが、
譲れない「嫌」は全力で避けましょう。

お金がもらえるからといって、
「嫌」という感情にフタをして
心を殺して仕事をするようになると、

「これならば会社員のほうが安定していて、まだマシだわー」と、
起業したことを後悔するかもしれません。

好きな仕事ができるだけでなく、
「嫌な仕事を避ける」ことができるのも、
起業の醍醐味の1つだと思います。



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