お客さまから情報を得るのに必要な「聞き込む力」
専門家は
相手から「聞き込む力」
すごく大切だと思います。
私は税理士をしており、
自分で経理をするのが初めての経営者さんと
仕事をすることが多いです。
お客さまご自身が入力した会計ソフトのデータを見て
・経理で間違えているところを直した上で
・申告書を作成して税金を計算する
というのが私の仕事。
いただいた会計データは、
正直グチャグチャであることが多いです。
これを解きほぐし、
筋が通った会計データに直すわけですが、
これにはお客さまの協力が必要です。
その際に大切なのが、
「聞き込む力」。
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例えばいただいた請求書にある金額と
実際の支払額が合わず
その理由を知りたいのであれば、
ただ単に、
「請求書と実際の支払額が合わないから
その理由を教えてほしい」というのではなく、
「請求書は◯◯円
実際お支払いされた金額は△△円
差額が✕✕円ありますが、理由を教えていただけますか。」
と丁寧かつ具体的にお聞きすると、
何かしら心当たりがあり、
スッとお答えいただけることがあります。
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どう伝えたら
相手がイメージしやすいかを考え、
こちらが聞きたいことを
できるだけ相手にストレスをかけずに
引き出すことが欠かせません。
どうしても「税理士」という肩書は、
堅くて言っていることがわからないという
先入観を与えてしまうことが多いので、
そこを柔らかく、わかりやすく
聞き込む力が必要になります。
そうはいっても「聞き込む」は難しくて
私も未だしょっちゅう悩み、
お客さまにメールを書いては消してを
繰り返して時間がかかってしまうのですが。。。