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環境を整えることで「他にできることがなかった仕事」が「好きな仕事」になる
「好きを仕事にしたい」と思っても、
現実はなかなか難しいのではないでしょうか?
私は独立開業している税理士です。
実は
独立前は税理士という仕事が好きになれず、
「なんでこの仕事を選んだんだろう」と
後悔することもありました。
とはいえ税理士業以外できることがないので
税理士として独立したわけですが、
今では税理士という仕事が
だいぶ好きになってきました。
「他にできることがなかった」仕事が
「好き」に近づいたのは、
独立して
自分が好きと感じる状態に近づけるよう
環境を整えてきた
からだと思います。
※写真は標高3000メートルの環境。
最初から「好きを仕事にする」ことは難しい
社会に出るにあたり、
最初から「好き」を仕事にできたという人は
ほとんどいないのではないでしょうか?
何が自分に向いているかわからず
とりあえず就職した人が多いと思います。
私もそんなひとりです。
*
私が税理士を選んだ理由は、
会社勤めしたくないから、将来独立できる資格が欲しかった
たまたまバイトで経理をして、性に合っていた
というものであり、
消去法で選んだ結果でした。
会計事務所に就職して
実際に税理士の仕事をしてみると、
経理や申告書の作成はできるけど、ルーティーンで飽きる
クセつよ社長が苦手
確定申告や5月が忙しすぎ
やりたくない営業方法
重箱の隅をつつくような上司からの指摘(訂正したところで税額は変わらない)
など、経験を積めば積むほど
苦痛に感じることが増え、
「こんな仕事選ぶんじゃなかった」と
凹むことが多かったです。
仕事内容は変わらないが、環境を整えることで「好きな仕事」になってきた
結局、会計事務所を5回転職のち独立しました。
独立したところで、
「税理士」の仕事内容は変わりません。
ただ、
自分が好きなように環境を整えていきました。
例えば、
ただのルーティーンではなく、お客さまの経営に生かせる資料を作る
脱税・粉飾思考の人とは付き合わない
「この人の役に立ちたい」と思える人と付き合う
仕事だけの人生にしない
家でマイペースに働く
なるべく人目が気にならない環境で過ごす
毎日ご飯を作る
よく寝て、適度に運動し、健康に生きる
などなど。
そうしたら、
あまり好きではと思っていた税理士業も、
少しずつ「好きかも」と思えるように
なってきたんですよね。
数字で人に貢献できる
とてもいい仕事だと。
結局、自分にとって
税理士という仕事そのものが合わないのではなく、
働く環境が合わなかったということです。
*
「どんな環境で働くか」
「周りにどんな人がいてほしいか」
「どんな時間の使い方をしたいか」
すべてが望みどおりにならなくても、
なるべく自分が「好き」と思える
環境に近づけていくことで、
最初は「他にできることがなかった」から
やっている仕事であっても、
続けているうちに「好きな仕事」に
なっていくのではないかと思うのです。