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環境を整えることで「他にできることがなかった仕事」が「好きな仕事」になる

「好きを仕事にしたい」と思っても、
現実はなかなか難しいのではないでしょうか?

私は独立開業している税理士です。

実は
独立前は税理士という仕事が好きになれず、
「なんでこの仕事を選んだんだろう」と
後悔することもありました。

とはいえ税理士業以外できることがないので
税理士として独立したわけですが、

今では税理士という仕事が
だいぶ好きになってきました。

「他にできることがなかった」仕事が
「好き」に近づいたのは、

独立して
自分が好きと感じる状態に近づけるよう
環境を整えてきた

からだと思います。

※写真は標高3000メートルの環境。




最初から「好きを仕事にする」ことは難しい

社会に出るにあたり、
最初から「好き」を仕事にできたという人は
ほとんどいないのではないでしょうか?

何が自分に向いているかわからず
とりあえず就職した人が多いと思います。

私もそんなひとりです。

私が税理士を選んだ理由は、

  • 会社勤めしたくないから、将来独立できる資格が欲しかった

  • たまたまバイトで経理をして、性に合っていた

というものであり、
消去法で選んだ結果でした。

会計事務所に就職して
実際に税理士の仕事をしてみると、

  • 経理や申告書の作成はできるけど、ルーティーンで飽きる

  • クセつよ社長が苦手

  • 確定申告や5月が忙しすぎ

  • やりたくない営業方法

  • 重箱の隅をつつくような上司からの指摘(訂正したところで税額は変わらない)

など、経験を積めば積むほど
苦痛に感じることが増え、
「こんな仕事選ぶんじゃなかった」と
凹むことが多かったです。


仕事内容は変わらないが、環境を整えることで「好きな仕事」になってきた

結局、会計事務所を5回転職のち独立しました。

独立したところで、
「税理士」の仕事内容は変わりません。

ただ、
自分が好きなように環境を整えていきました。

例えば、

  • ただのルーティーンではなく、お客さまの経営に生かせる資料を作る

  • 脱税・粉飾思考の人とは付き合わない

  • 「この人の役に立ちたい」と思える人と付き合う

  • 仕事だけの人生にしない

  • 家でマイペースに働く

  • なるべく人目が気にならない環境で過ごす

  • 毎日ご飯を作る

  • よく寝て、適度に運動し、健康に生きる

などなど。

そうしたら、
あまり好きではと思っていた税理士業も、
少しずつ「好きかも」と思えるように
なってきたんですよね。

数字で人に貢献できる
とてもいい仕事だと。

結局、自分にとって
税理士という仕事そのものが合わないのではなく、
働く環境が合わなかったということです。

「どんな環境で働くか」
「周りにどんな人がいてほしいか」
「どんな時間の使い方をしたいか」

すべてが望みどおりにならなくても、
なるべく自分が「好き」と思える
環境に近づけていくことで、

最初は「他にできることがなかった」から
やっている仕事であっても、

続けているうちに「好きな仕事」に
なっていくのではないかと思うのです。











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