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熱性痙攣について
日々お疲れ様です。
子供に起こる熱性痙攣について簡潔に説明します。
①まず痙攣とは??
突然に起こる筋肉の収縮のことです。
普通、筋肉は自分の意思で腕を曲げて力こぶをつくったりします💪
ボディービルダーが分かりやすいですね!筋肉を見せるためグッと大胸筋や僧帽筋など、筋肉をこれでもか!!っというふうにムキムキにさせます。
ところが痙攣時には、運動神経細胞というのが異常に興奮して電気的刺激を出してしまうので、筋肉が自分の意思に反して(不随意に)収縮してしまいます。
つまり、痙攣は、神経細胞の異常な興奮の結果、起こるといえます。
ポイントは、不随意であること、突然に起こることです。
②じゃあ熱性痙攣って何?
熱性痙攣とは、乳幼児期(生後6ヶ月~5歳)に起こる38℃以上の発熱に伴う痙攣のことと言われてます。
ただし、注意が必要なのは、髄膜炎や脳炎の感染症や、てんかんの既往がない場合に限られます。
乳幼児の脳は未熟のため、高熱という刺激に過剰に反応して熱性痙攣を起こしますが、成長して脳が成熟すると、高熱を出しても過剰な反応を起こしにくくなります。
そのため、熱性痙攣は基本的に5歳ごろまでしか起こらず、8歳以上になると起こさなくなると言われてます。
熱性痙攣の原因となる疾患は、インフルエンザや風邪、ヘルパンギーナ、突発性発疹などで、これらの疾患で発熱したことをきっかけとして、熱性痙攣を起こすと言われてます。
また、熱性痙攣は遺伝的な要素が強く、両親や兄弟の中に子どもの頃に熱性痙攣の既往がある人がいると、熱性痙攣を起こすリスクが高くなると言われています。
③症状
全身の強直間代性(キョウチョクカンタイセイ)けいれん
強直間代性けいれんとは「強直=こわばる」、「間代=ガクガクする」ですので、四肢が硬直してこわばり、その後にガクガクと震えるような痙攣です。この時に、眼球が上転し、白目をむくことが多くなります。
また、熱性痙攣が起こっている時には、呼びかけに反応がなく、意識を消失していて、顔が真っ青になります。
明らかな熱性痙攣の症状ではないのものの、意識がぼんやりとしていて、数分間一点を見つめるような症状もあります。
これらの症状はたいてい5分以内に消失し、その後は元の意識状態に戻るか、グッスリと眠り込むようになります。
なぜ?眠るのかは、、
大人でも激しい運動をしたら疲れて眠たくなりますよね?
子供は、あんな小さな筋肉が1分も2分も力がガクガクと入ったら余計に疲れます。だから眠ります。
大人でも5分間ずっと全力で力こぶ💪を作ってなさいと言われたらきついですよね笑笑
これらをまとめると、いつもと違う。熱っぽいから熱を測ると39度ある。
ガクガクと痙攣しているようである。◯◯君! ◯◯ちゃん!っと言っても反応がない。目が合わない。
などの症状があります。
逆に、熱はあってガクガク痙攣しているように見えるが、声かけに対して反応はある。お母さんお父さんと目線は合う。なら悪寒といって熱が上がるとき寒気がするので、温めてあげて下さい。
④じゃあどうすれば、、、
1つひとつ説明します!
まずは。。
決して慌てない事。まず落ち着く事。
事前にYouTubeなんかで熱性痙攣を見ておくのもいいですね。
実際、痙攣かも!?!?
と思ったら慌てます。
ですが、痙攣に伴って起こる症状が怖いので対応する必要があります。
まずは、痙攣したらミルクや食事の後なら吐きますので、横を向かせてください。吐物で窒息する危険性があります。
次に、舌👅を噛み切りそうといって指を入れたり、スプーンなど入れないこと。
最後にしっかり観察すること。
1番良いのは、動画を撮って下さい。
また初めて、痙攣かも?
って思った時は動画をとりつつ、救急車🚑を呼びましょう。
5分程度の痙攣なら良かったぁ治まったぁですみますが、20分痙攣が治らずとなると危険なので、初回の痙攣は、まず嘔吐しても安全なように横を向かせる。そして動画。救急車といった手順でいいかと思います!
簡潔といいながら熱く語ってしまいた。すみません。
以上で終わります!