【あつまれ!東方ステーション2024】レポ 5 あつまれ!東方ネクストスタァ誕生(仮) 東方ニコレクション



東方ニコレクション

「マツヨイナイトバグ」歌ってみた


213:04 リップ/りっぷおうさん。唯一二年連続で登場しました。おかえり!JYUNNAさんと同等にまたはそれに次いで親衛隊がたくさんおり声援を受けていた彼、愛されています。

ところで、リップさんはカラオケステージを袖から聴いていたでしょうけど、3人目のカラオケでギョッとし、緊張したのではないでしょうか...。 なんと自分がこれから歌う歌をすでに披露されちゃってます。ダンカグライブの時に各公演でトリを務めた岸田教団&THE明星ロケッツの岸田さんが、「企画で『幻想に咲いた花』が流れた後に俺たちが演奏するの、ネタ潰しだろ(笑)」ってMCで言ってたので。
しかしリップさんは盛り上げきりました。マツヨイ自体が何度流しても最高に盛り上がる名曲という事実を差し引いても、彼は昨年のあつまれの後、ビートまりおさんから直々に受けた改善点をしっかり見直し、ステージを縦横無尽に駆け巡り、全身を使った進化したパフォーマンスを披露しました。

「この一年間たくさんの人とつながって、僕は音サーやコスプレ、DJを始めました。ここ所沢は、僕にとって人生を変えた、幻想郷です!!!!!」
この日N人目の優勝者です。

ちなみに彼、もはや「一般参加者」ではありません。ご自身が語るように、昨年のあつまれ以降、音楽サークル「アンノウン・サウンド」を立ち上げ、アレンジャー兼ボーカルとして活動されています。こいしちゃんコスにも力が入っていました。
いずれIOSYSのまろんさんや、しょじょろんのテラさんのように、見る側から創る側に昇華して大々的に活躍するのかもしれませんね。

「チルノのパーフェクトさんすう教室」歌って踊ってみた


217:40 ベネトナシュさん。けん玉踊り手として活動されており、今回の東方ニコレクションの多数のお題へ動画を投稿するなどニコニコ動画への愛が全開の方です。
2000年代後半から2010年代にかけてニコニコ動画で一斉を風靡したチルパが、こうしてニコニコ畑の方によってパフォーマンスされることには、感慨深いものがあります。
アーカイブで気づきましたが、持参のけん玉がボロボロやんけ...この日披露された卓越したけん玉スキルとアクロバット、その背景には尋常ならざるトレーニング量があったことを痛感させられます。

221:18 間奏で披露されたけん玉、凄すぎます。自分の強みを存分に活かしています。「バーカバーカ」コールをするよりもつい見入ってしまいました。
パフォーマンス後、繚乱さんが「すごい。けん玉だけで勝負して良かったと思うんですけどね彼」とコメントされましたが、そうだけど違うんです!彼は本当にニコニコ動画を愛しているのが随所から伝わりました。 歌の合間に仕込まれた「ツボを誰かがランランルー」「永遠亭の、せーの、(゚∀゚)o彡゜えーりん!えーりん! 」「どちらかって言うならニコニコ運営、お疲れさんってとこね」といった小ネタの数々、これらニコニコ愛に溢れる彼だからこそ、チルパという楽曲がベストマッチだったのです。

あつまれの場を、けん玉スキルとニコニコ愛でニコニコ超パーティーさながらに染め上げたベネトナシュさんに、今一度大きな喝采を。

踊ってみた「ずんだもんが東方にやってきたのだ!」

224:44  Alstroemeria Recordsダンサーチームからayameさん・林檎酢さん・KI紗さんと、受賞者のRomiさんが登場。アルレコ㌠の華やかなコスプレと、Romiさんの某緑色の妖精をモチーフにしたアシンメトリーなライトグリーンのドレス(+横に並んだかなまいさんの魔理沙コス)がなんと眼福なことでしょう。ステージが非常に映えました。

ayame先生が考案された振り付けには、スカ警やえーりんなど、近年の東方バズネタが散りばめられていて、とても楽しく、何より可愛らしい振り付けでした。(私は運動神経が絶望的なので当日までに振付を覚えきれませんでしたが、それでも大いに楽しめました)
終演後、この日のために振り付けを覚えて客席で一緒に踊れて良かった!という声を耳にしました。そんな皆さんの幸せそうな声が聞けて、私も幸せです。

踊ってみた「Bad Apple!! feat. nomico」

230:13 私がこの記事を書きたいと思う理由となったコーナーです。

特別賞の神野さん・Ao.さん・Dreamy Recordsのお二人、そしてアルレコ㌠から13さんと、まさかのnomicoさん・Masayoshi Minoshimaさん が登場。急に歓喜のアルレコステージとなりました。

公演前にayame先生が振り付けお手本動画を東方ステーションチャンネルで公開してくださっています。実は、アルレコの「Bad Apple!! feat.nomico」の振り付け動画や踊っているPV動画は、公式からはこのように今まで投稿されていませんでした。ayame先生によれば、以前は公開を控えていた理由があったそうですが、東方ステーションのために特別に撮り下ろしてくださったのです。これだけでも、あつまれの開催意義を強く感じさせられます。

特別賞を受賞した神野(zinto)さん。肉Tの人です。
彼とは個人的に親しい間柄で、今年の春例で共通の友人を通じて知り合い、その後何度かオフ会を行わせてもらっている大切な友人です。正直、この日彼の晴れ舞台を見るためにライブに来たと言っても過言ではありません。
ステージ上で「この中では私は最年長なので」とおっしゃる神野さんは、普段からお茶目ながらも責任感を持ち、「良き大人」としての姿勢を見せています。そのお茶目さは、受賞動画のラストに疲れたシーンで見せた小ネタにも現れていて、かなまいさんも手を叩いて喜んでいました
アーカイブで見て気づきましたが、あの小ネタをしっかり本番でもやっていて、さすがです。大好き。
神野さんが特別賞を受賞したのは、「おい肉!!Tシャツの面白枠」「動ける肉」「この肉キレがいい」と言った前評判だけが理由ではありません。彼はayameさんがニコニコ動画で踊ってみたを踊り手名義で投稿されていた頃からの古参ファンで、彼自身もそれがきっかけでダンスを始めたのです。それゆえ、長年の経験から受賞動画でのあの小慣れたキレのあるダンスが生まれました。ファンサービスに定評のあるアルレコからすれば、彼は「歴戦の同志」 と言っても過言ではないでしょう。それもあり神野さんは舞台に選ばれたのです。

あつまれ前日、踊り手メンバーとayameさんはこのステージのために猛特訓をしていました。


私は終演後に知りましたが、そこでayameさんが神野さんを含む踊り手メンバーに対して仰った言葉が印象的でした。
「あなた達は選ばれて舞台に立ちます。だからこそ、記念受験じゃなく、ちゃんと見た人に何かを伝えられるようにがんばってほしい」

ステージ上でのパフォーマンスは、見る側からしたらただ「楽しい」や「快感」で終わってしまいがちですが、ayameさんの言葉は、そこに込められた本気を感じさせます。それは、素人が偶然の拍子に目立つだけの場ではなく、演者としての覚悟が必要な場であるというメッセージです。

そんな大舞台、もし緊張したり振りが飛んだりしても、誰も(少なくとも見ている側は)責めることはできません。 神野さんも登場時は緊張されていたそうですが、客席から私を含めた「おい肉!!」の声援が届いた時、緊張が少し和らいだとのこと。声を張り上げた甲斐がありました。

233:12 パフォーマンスが始まります。緊張を感じさせない軽やかなステップです。 nomicoさんが生歌で参戦し、一気にボルテージが上がります。

サビの「もし私から 動くのならば」で白と黒、右と左に分かれるパートがありますが、その一糸乱れぬ動きと、チームとしての踊りが一つの作品として成立した瞬間を目にした時、

私はこの日一番の熱い涙が溢れました。 これが見たかった光景です。

個としての魅力を存分に発揮しつつ、チームとしての一体感も感じられるパフォーマンス。これが私が見たかったものです。

私は踊った8人のステージを見て、しかと熱意を受け取りました。

本当にありがとう。アルレコ㌠、神野さん、踊り手の皆さん。


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