【あつまれ!東方ステーション2024】レポ 3 あつまれ!東方ネクストスタァ誕生(仮)~ちょこふぁん・東方カラオケ歌ってみたステージ!~


あつまれ!東方ネクストスタァ誕生(仮)

個人的にこの日一番楽しみにしていた演目です。
私は先の秘湯歌で吹っ切れたこともあり、応援にひとしお力が入りました。

ちょこふぁん

昨年のあつまれでカラオケステージに個人的に並ばれていたすばるさん、ライブステージに参戦です。

164:34  フランドール。
まんまアレです。ここまで露骨にパロって東方アレンジとして成立させるの、すごいですよね。

周知の事実ですが東方アレンジは昔から割とこういうパロディ全開のノリをしています。
例えばCOOL&CREATEの「ラクト・ガール」。楽曲構成がそのまんまBUMP OF CHICKENの「ラフ・メイカー」と一緒であり(もちろん敢えてパロディして作成されています)、カラオケでラフ・メイカーを入れると全く同じ伴奏でこのラクト・ガールが歌えるのは有名な話です。

有名POPソングをパロディしている東方アレンジというのは、掘り出せば結構出てきます(他には石鹸屋の「さっきゅんライト」・君の美術館の「風見幽香の群青日和 」)。すばるさんのアレンジは、まさに連綿と続く東方アレンジパロディ史の血脈を受け継いでいると言えます。

そして、明確なパロ元があるからこその強みを今回のライブで感じました。というのも、サビ前のPPPHをはじめ、ノリ方とコールの仕方も元の曲とほぼ同じです。そっちを知ってればアレンジの方は初見でもノレる、つまりより多くの人がその場で大々的にノレるということです。これほど入場無料のライブと噛み合った強みってあまりないのではないでしょうか。大盛況でした。
(ただ、ライブ中多くの人がPVを見たことがあると挙手したので、元々ちゃんと認知されていただけで私の思い違いかもしれません)

現にその話題性・中毒性も相まって、「フランドール」のPVは8月現在109万再生を突破しています。思うにすばるさんは、観客が欲しいものを求める嗅覚に長け、それを的確かつ瞬時にアウトプットされているのだと思います。

170:13 そして 「過激派ヴァンパイア」。この東方アレンジがすごい!2022の番組内企画「U.N.オーエンは彼女なのか?一週間アレンジコンテスト」の中で初披露された楽曲。ガチでわずか1週間の締切の中 で上述したように「瞬時に」、しかもMV・歌詞・歌唱・イラストまで全部一人でお出しされたこの曲、頭おかしい 凄まじい制作のスピード感です。しかもクオリティも非常に高い。これはぜひ生で聴きたいとちょこふぁん出演決定時から期待してましたし、その期待以上のパフォーマンスを魅せていただきました。


東方カラオケ歌ってみたステージ!

175:32  一人目、鈴来さん。
もう登場時からはつらつとされていてオーラがありますね。「あ、これは選ばれてるわ」って歌唱前に思ってしまいました。
楽曲は幽閉サテライトのハイペリオン。ん?幽閉サテライトは勿論知っているけど、原曲は西方の魔法少女十字軍?曰く「幽閉さんの中でも原作のストーリー重視で歌詞が作られていて」...
"ガチ勢"です。どうやら単にアイドルをしに来たわけではなさそうです。
ごめんなさい、秋霜玉やったことないです...魔法少女十字軍は秘封倶楽部の最初のCD「蓮台野夜行」にアレンジ版が収録されているので曲は知っていたけど、申し訳ない、西方の原曲の方は馴染みがなかったです...

なので、今この機会にいずれも調べてみました。詳細は長くなりすぎるので割愛します。
そういうことだったのか...歌詞が原作ストーリーに忠実であることを確認しました。なんと切ない...また確かに恋愛模様などをテーマに書くことが多い印象のある幽閉サテライトの歌詞の中では珍しいかもしれません。
改めて魔法少女十字軍、そしてハイペリオン、好きになりました。
(残念ながらハイペリオンの音声は2024年9月現在インターネット上には無断転載しか存在していません。各種サブスクで皆さんぜひ聴いてみてほしいです)

で、そんなことを露知らずのまま聞いたライブステージは、
ちゃんと上手えのなんの。盛り上がりました。

千人テラスの様子は今回配信されていなかったので当時知る由もなく、これは終演後知ったのですが、

え?千人テラスでは違う曲歌ったの?言ってしまうと、そっちは原作が東方妖々夢2面なだけあって知名度も高いし、キャッチーだよ?

それでも敢えて本ステージではハイペリオンを選ばれたのです。相当の勇気が必要だったのではないでしょうか。というかZUNさんが彼女の歌唱後「まさか東方じゃないとは」って言ってるし。
鈴来さん、マジで自分の好きなものを、実力で以て布教しにきたんだ...
すげぇ... こういう方が表舞台に出てくる、これだからやめられんのですよ。愛、しかと受け取りました。

あと、ステージ左端で手を挙げたりケチャしたりして応援している繚乱さん、かなまいさん、ZUNさんがかわいい。しっかり俺らをしています。

184:15  二人目、ダンカグ団長JYUNYAさん。
まさかの登場で私含め客席が「え?」「あれ?」とざわついていました。一般参加者じゃないし、そもそもゲームクリエイターであり、歌の畑の方ではありません。東ステのリベンジに来たそうですが、曰く「カラオケ未経験で人前で歌ったこともないので、今最悪の気分です」なんてこと言うんじゃw
楽曲はCOOL&CREATEの「レザマリでもつらくないっ!」ああ好き。クークリの中でも特に盛り上がりやすい曲ですが、歌唱に至るエピソードが なかなか酷い。贖罪て 興味深いです。この辺の古参クリエイター達のわちゃわちゃ感も東方ライブの美味しいところですね。
「この曲知ってたら一緒に歌って助けてください」お任せあれ。この曲の醍醐味です。

結局サビで助け舟としてまりおさんが出てきて、JYUNYAさんZUNさんと肩を抱きあっていちゃついてます。最後のJYUNYAさんが一番決めるべきところで、"All right, 'so feel' good!" と語順が入れ替わり、それをまりおさんが手を叩いて笑っており、しっちゃかめっちゃかです。
いつもの東ステ放送やんけ。それを生で見られて大満足です。最高に楽しく、心に残る瞬間でした。

191:48 三人目、Encodeさん。無課金お兄さん
「一生を通してこんな機会ないと思うので、頑張ります」と力強いガッツポーズ。気合い十分、応援したくなりすぎます。
楽曲はCOOL&CREATEの「マツヨイナイトバグ」もう紹介時点でリグル愛が溢れ出ていますし、終演後知りましたが、創作活動においてもリグル最推しの方でいらっしゃいます。千人テラスで歌ったのも同曲だそうで、愛が一貫していますね。

歌唱もパワフル。ビートまりおさんの曲は全般男性キーの中でもかなりハイトーンなので実は歌唱が難しいのですが、全然意に介さず声が出しきれています。つっよ。
最後「リグルちゃん大好き!!!!」優勝おめでとうございます。
「みんなリグル推しってことでいいですか?」この時ばかりはそうでしょう。

JYUNYAさんは特別枠として、カラオケステージで歌唱いただいた鈴来さん、Encodeさんの2名に、改めて大きな拍手を送りたいと思います。お二人の歌声からは、作品への深い愛情とこだわりが強く感じられ、その情熱がステージ全体に広がり、観客全員の心に響き渡りました。この情熱こそが、東方(+西方)Projectの世界を支え、広げていく力であると感じます。
一般参加者の方がステージに上がると、正直有名演者よりも強い気持ちで応援したくなります。我々の代表だから。選ばれてステージに立っているのだから。これが実現できるのも東ステの魅力だと考えています。


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