ダンガンロンパV3【ネタバレ考察】

ダンガンロンパV3をクリアしたので考察を残しておきます。

自分が考えるダンガンロンパのV3のネタバレ考察 初っぱなから首謀者についてのネタバレがあるので気をつけてください

ダンガンロンパV3に残された謎

・一章新事件の犯人が白銀つむぎ(首謀者)だった場合の疑義
白銀つむぎが天海を殺した動機として、あのまま殺人が起きなかった場合コロシアイに参加させられた者が全員皆殺しという展開でつまらなくなるという話だが、もし作中にもあるように、コロシアイに参加させられたのではなく、自ら望んで参加したのであれば、あの【コロシアイに参加させられた者は皆殺し】という条件に合致しないため、皆殺しは起きないのでゲームは続行される。その場合白銀つむぎは最初からゲームを破綻させかねない嘘の黒を作る犯行を起こす必要はない。

そもそもちょっとおかしいのが、校則にコロシアイ参加したメンバーが校則以外で行動を制限されることはないと書かれているが、コロシアイが起きなければ皆殺しというルールが校則にない以上、コロシアイをペナルティーを与えて強制するのは、誰かを殺さなければいけないという行動を制限されている。その続きもプレイ中も一章にはずっと引っかかっていたので、この辺が6章の流れになったのは納得。

なので、やはりあそこにいたメンバーは無理矢理参加させられたのだと思う。その場合、首謀者としては【参加した者】であるという嘘をあのビデオを公開して嘘をつくことでしか、ゲームを続行させられないことになり、ゲームとして成立しなくなるる。
またあのビデオ自体も嘘のものであれば、嘘に嘘を塗り固めた上でのスタートになるため、その点でも物語として成立しなくなるだろう。

白銀つむぎのコスプレ能力について
白銀つむぎのコスプレはフィクションの登場人物しかできないといっているが、これは嘘というか説明不足の可能性がある。それは、コスプレには過去に実在した人物をコスプレすることもあるからだ。故人であれば、残った記録には様々な逸話エピソードが付加されていて、ある意味でフィクションの存在であるといえなくもないだろう。
その場合ダンガンロンパ1、2の世界はとてつもなく古い昔に起きた出来事なのではないだろうか。例えば200~300年先というそのぐらい古い昔に起きた出来事、その時に生きていた人達の実在の出来事や物語をゲームにして再構成されたものダンガンロンパV3の世界でのダンガンロンパ1,2の世界であるという可能性。つまり、白銀つむぎは既になくなった歴史上の人物であれば、コスプレできる可能性がある。
また参加者全員が自ら参加を望んだ個別のビデオについても、白銀つむぎのコスプレ能力で偽造可能である。
なぜなら、記憶を植え付けられる前の登場人物達は、何の才能もない一般人であるという事こそが、嘘(フィクション)の存在だからである。
まぁ白銀つむぎのコスプレ能力使わなくても、事前にとった映像に作中のボイスチェンジャーを使えばいいだけ。

また、とてつもなく未来の話であるとすれば、作中でのいくつかの謎もわかる気がする。ダンガンロンパ1,2の時点でも現代の科学力よりも優れていた。
ダンガンロンパV3が本当に53作目だと仮定して、1作品当たりリリースまで2年かかったとして、53作出すのには106年かかります。
FFやドラクエなどの大人気タイトルの傾向としてナンバリングが長くなる程続編リリースまで時間がかかるようになる傾向もありますので、最低でも106年、下手したら200~300年ぐらいたってても、おかしくないかなと思います。

・建物などが突然出現する→技術の進歩により、超高性能3Dプリンタなどにより可能になった。もしくはそもそもそこに存在していたのを見えなくしていただけという可能性もありそうですね。というのも、捜索中にそこから先は歩けないようになっていました。部屋などがオブジェクトで解放される際も大体爆破というか壊れてその先に部屋があるという感じだったので、既にそこにあるものを隠したり見えなくしているだけなら普通に実現可能そうです。

・蘇りは嘘では無く本当だった→技術の進歩により、死んだ人間のクローンを生み出すことは可能。また記憶の植え付けも作中の技術により可能である。
これに関しても記憶の植え付けが可能であれば、まず生きてる人間さえいれば、整形して、記憶植え付ければいいだけなので、いくらでも蘇り可能なんですよね。クローンじゃなくても。
クローン説のメタ的補強としてザンキゼロって作品をその後出してるんですけど、それがクローン人間出てくるので、そういう発想もアルのかなーと思います。

・模倣犯という発言→遠い昔に起きた実際の事件を模倣している。

・オーディションビデオが嘘ではなかった場合に考えられるケース
自分からマジで殺されるコロシアイに参加するほど狂った若者があんなにいるとは考えづらい為、恐らくあのオーディション映像は、TRPGやゲーム、もしくは映画に実際に登場する人物のモデルを募集するものだった可能性がある。
実際にハリーポッターとか有名な映画だと何十万人も応募した実例とかもあるから、53作目であるということが事実で超人気作映画ならそれぐらい募集があってもおかしくないと思う。
そういう意味で考えるとトゥールマンショーという昔あった映画に壁の向こうみたいな描写もあったし、近いかもな。見られているという設定も近い。
例えば本人達にはあくまでゲームのオーディションといっておいて、その中から選ばれた人間は本当にコロシアイに参加させられてしまった。
もしくは、外の世界には彼らのモデルになった人間は普通に生きていて、彼らはクローンであるとか。この場合参加を望んだのは、オリジナルであって、クローンではないので、クローンは参加の意思は示していない。
なのでどちらかといえば参加させられた側であると言えるだろう。

白銀つむぎがなんども言っていた帰る場所がないという発言に関しても、
クローン達が現実世界に帰っても、現実世界にはオリジナルがいるので、クローン達の居場所はないと言える。

ゲーム世界ではない場合に考えられる可能性はそんなものだろうか。

・ダンガンロンパV3のタイトル意味の考察
ダンガンロンパV3のタイトルで思いついたのは
ドラゴンボールGTという作品です。
この作品のGTは ごめんなさい鳥山先生という意味があるという都市伝説があるのですが、このダンガンロンパV3に関しても、
53作目という意味では無く5(ご)めんな さ(3)いという語呂合わせ意味があるのかなという。
模倣犯という表現についても、作中のダンガンロンパチームは正式なダンガンロンパ制作チームではなく、非公式な二次創作チームだったのかもしれないなと思います。そうすると、白銀の模倣犯という意味も繋がってくるかなと。普通に考えたらどんな人気作だったとしても53シリーズも続くのはゲームという媒体では考えられない。それよりは定期的にリアルの人間を集めて行うリアリティーショーの方があり得るよねという気はする。

  • 二人の生き残りの謎

  • ダンガンロンパV3では生き残った人間は生存者特典をもらい、次のコロシアイに参加することになります。

  • そしてダンガンロンパの校則のルールでは最後の二人になるまで続くということになります。この場合一人目が天海になら、もう一人は誰なのでしょうか?コロシアイルールでは、生存者が一人になるケースは考えにくいです。なぜならコロシアイは校則で二人になった時点で終るから。

  • また、天海の称号が卒業者ではなく生存者なのも、何か意味があるかも。

・二人目はゲーム中で首謀者とされていた白銀つむぎでしょう。
では、なぜ彼女がダンガンロンパチームであり、自分を首謀者だと主張していたのか、それは、おそらく二週目では、生き残った片方が首謀者としての記憶をうえつけられる。もしくは、二人生き残ったうち、先に隠し部屋にたどりついた人間が、黒幕にさせられるか。

前回のゲームで最後まで生き残った天海と白銀だとすると、これまでのダンガンロンパシリーズ的には、天海と白銀が恋人同士になっていた可能性もあると思います。ただ、ふたりとも前回の記憶は失っているので、それを忘れています。となると第一章のクロとシロは恋人同士だった可能性がありますね。これはかなり絶望的です。普通なら初っ端からルール違反する展開はありえないと思うのですが、それすらも、V2を知っている人からしたら最高に絶望的なスタートとしてのシナリオ通りだったのかもしれません。コロシアイゲームを最後まで生き残って絆を深めた二人が記憶を失って最初のクロとシロ、しかも一人は首謀者としての記憶をうけつけられ、絶望側の人間になってしまった。それでいくと天海と赤松のイベントでいちゃいちゃするシーンに白銀が遭遇して、リア充爆発しろみたいなシーンがあるのですが、白銀からしたら、かつての恋人が他の女といちゃいちゃするシーンを見せられてるとしたら記憶を失っていても悲しいですよね。

もしも作中で白銀がフィクションであることを連呼してこだわっていたのは、どこかでV2の内容を知って前作で自分と天海が恋人、もしくは家族だったことに気づいて、もしもフィクションでないなら自分の大切な人を殺したことになり、あと赤松に双子の妹がいる設定です。もしもV2で白銀に双子がいることがほのめかさせられていたとしたら、V3でその伏線は完成させられていて、V2の内容を知ったら、第一章で白銀は自分の恋人(兄)と、姉を同時に殺してしまったことになる。

白銀的にはあの世界がフィクションでないなら、一章の後には彼女にはとんでもない絶望しか残されていなかったわけです。
白銀いわく、赤松達はフィクションの存在であり、家族なんているはずが無いという情報が6章裁判で公開されましたし、白銀がそういったのも、もしも家族がいれば、白銀にとっての家族は赤松だったからこそ、自分は家族を殺していないと思い込みたかったのかもしれません。

つまり白銀にとってあの世界がフィクションであるということは彼女にとっての【希望】だったわけです。だからこそ彼女はフィクションだとあそこまでこだわっていたのでしょう。最後江ノ島のコスプレを解除したあと笑っていた表情が、悲しげになったのは、フィクションだということが実は【嘘】であることを自分でもわかっていたからなのかもしれません。

・天海の設定も気になります
天海には行方がわからない妹が12人いてそれを探すために冒険家になりました。
楓とつむぎは天海の12人の妹の一人だった?
もしくはつむぎと52で仲良くなり、最後まで生き残ったのは、ふたりとも兄弟を探しているという共通点があるからこそ仲良くなったのかもしれません。

謎の文字の考察
また謎の文字の考察なんだけど いはうま ろはふたご
やっぱこの暗号って実は繋がって ろは双子 ふたごは双子って漢字にできるってのがヒントで この暗号は漢字に変えたり平仮名変えたりカタカナに変えたりして数字に変えたり、順番を入れ替えたりして解く暗号なんじゃないかな?
い はう ま
這う→這うということは四つん這い 4→し 
再び全部平仮名にすると いしま→ 組み替えると しまい 姉妹という感じにできる
ろ は カタカナにすると ロにできるロの形は四(4)角(かく)→這うは4にできることを締めている
ろは9をたせば、黒という感じに変換できる
いはうまの 馬は嗅(9)覚(かく)が非常に優れた動物で9うまは9を意味する もしくはもっとシンプルに ろは6 ろ くを反対にするとくろになる。なんでこの暗号って黒は双子の姉妹を意味してたりするかなーっていう考察。なので、赤松とつむぎは黒で双子の姉妹。
1は妹の江ノ島盾子が姉を殺して生き残ってる
V3も妹の白銀つむぎが、姉の赤松楓を殺して生き残ってる。
ちなみに、黒は双子だとしたら、片方だけが黒で片方がシロというんじゃなくて、どちらも黒(首謀者)である可能性。
その場合、最初の学級裁判は完全に間違ってはいない。つまり、二人は共犯でどちらも黒だった。あのV3では白銀と赤松
ちなみにダンガンロンパでは1でも首謀者側の登場人物は2人います。
1では江ノ島盾子と戦刃むくろ3では白銀つむぎと赤松楓だった…可能性もあるかなぁと。1もV3も姉のほうが妹に殺されて死ぬというのはV3の双子が黒だったの場合は共通してますね。そういう意味でも模倣犯してるかもね。

ダンガンロンパV3の真の主人公は天海だった説
天海のキャラ設定を聞いて思いついたんだけど、
もしかしたらあのV3の登場人物の女性陣全員天海の妹だったりしてという説。というのも、天海って12人の妹がいるみたいだが、この妹の人数的にお恐らく母親は同じじゃない、養子だったり、義理の妹の可能性が高いんじゃないかなーと思う。あと、あれだけ技術が発達した世界で、妹が見つからないというのも考えにくい。しかも全員と生き別れてるって明らかに事件性を感じるんだよね。

もしかしたら天海の父親は、超高校級の才能を持つ子供を養子として迎えて保護してたのかも。

ダンガンロンパV3ってこれまでのシリーズよりも女性比率高かったので、その点も気になってたんですよね。

あと気になるのが、殆どの女性陣の動機ビデオの大切な存在を確認できてないんですよね。もしこの大切な存在がみんな家族じゃなかったりすると、女性メンバーが家族との関係が希薄であることが想起され、その場合、女性メンバーはみんな本当の家族とは離ればなれになってるという可能性もあるかなと思います。

なので可能性として天海の妹達は、何かしらの存在によって、囚われてるからこそ、見つからなかったんじゃないか?

そうすると、天海が最初のコロシアイに参加した動機も見えてくる気がする。天海が望んで参加したコロシアイというのが2回目だけなのか、1回目なのもなのかは作中で明言されていないので、天海は一回目のコロシアイから、自分から望んで参加した可能性があると思い、その場合に天海の動機になり得るもので一番わかりやすいのが妹達を救うためって可能性。

つまり天海にとってはあのコロシアイは妹達を救うチャンスだったのかもなっていう可能性に思い至りました。

真の黒幕(首謀者) 赤松楓説
これは、白銀つむぎがあまりにも黒幕としてはお粗末なので、
じゃあ一番この登場人物の中で有能な黒幕がいたとしたら、そしてそれが死んだ中にいたとしたら、それは赤松楓しかいないんですよね。
そもそも白銀が最原のことを成長していくキャラクターだといっていましたが、この成長のきっかけを作ったのは赤松楓の死ですよね。
また、生存者特典で首謀者を見つけ止めることでゲームが終わるって言うのが、首謀者が死んだら終わりじゃないのもミソな気がします。

ダンガンロンパV3の舞台を成立させたっぽい人が複数名いるんですが、それが 入間と赤松なんですよね。
入間はエグイサルやモノクマーズなどの開発に携わっていそう。
そして、赤松は一章に出てきた、コロシアイ促進BGM、これを作ったのは音楽関係の才能がある赤松なんじゃね?という。

赤松楓の一章、実は自分が黒幕であるにも関わらず、みんなを守るために殺人を犯した本当の首謀者ではない人物として、オシオキを受けることが、赤松のシナリオだったんじゃないかな。
そうすることで、実は赤松が黒幕だったという事に、誰も気づかない。
ただ、作中の赤松自身は、本当の善人というか、あくまで黒幕は記憶を失う前の赤松。江ノ島盾子も、ダンガンロンパゼロだと記憶を失った状態だと良い子そうだったし、デスノートの夜神月も記憶を失ったらすげー良い奴だったみたいな感じで、記憶を失った状態だと聖人キャラ、記憶を取り戻したら、絶望的な黒幕かもしれない。
そもそも、いくらみんなを守るためだとしても、そのために殺人を犯すっていうことがかなり危うさを感じるというか、白すぎて、黒になりやすい片鱗を感じさせるんだよな。


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