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どうしてもウ○コが我慢できない【2】

先日、ウンコを漏らしてしまいました。

本人談「今年は3回も漏らすことができたので、当たり年でしたね。」

詳しくは2019/12/21投稿の記事で書きました。 リンクを貼りましたので、

1.ウンコ漏らしの実況 をご覧ください。

本日はその続きの話です。


2.ウンコ漏らしの処理

漏れてしまったものは仕方がない。おじさん、クヨクヨなど、一切しない。

「覆水盆に返らず」という諺があるが、盆などぬるい。こちとら、パンツに漏らしてしまっている。しかも着衣中のパンツにである。お返りいただくことはできない。肛門は、出ることはできても、入ることはできない迷宮(ラビリンス)だと言ってもいい。入れるのは、昔から、(誰にとっても)母が入れる座薬だけだと決まっている。

ただ、一つ皆さんにお伝えしておきたいことがある。

安心していい。もう、何も心配することはないのだ。

漏らしてしまえば、漏れる心配はなくなるのである。それに関しては、私は、「すごくよかった。」とさえ思っている。

血液型占いでは「トイレでもし、紙がなかった時、B型の人はどうするか」については、こう書かれている。

「手で拭く」

あぁ、それ、わかるなぁ。しみじみ思ってしまう。いや、今は血液のことなどどうでもいい。もし本当に占いが当たるんだったら、「今日の運勢は最悪。おまえ、今日、絶対ウンコ漏らすから覚えときな。」って朝、言ってくれたはずだもの。

自動扉はもう閉じている。社会の窓は開いている。肛門は中途半端に開いている。私は勢いよくパンツをおろし、残りのリバース達を出し尽くす。快感などというものは、微塵もない。そこにあるのは、圧倒的不快感だけだ。汚れたパンツと、ビタビタになったオッサンの尻が、多目的トイレの鏡を通してこちらをチラ見してくる。

驕れる者は久しからず。平家物語に書いてある通りである。私は調子に乗っていたのだ。大丈夫だと思っていた。今、汚れたパンツを脱ぐ哀れな自分の姿が、多目的トイレの鏡に映る様は、まさに諸行無常の響きがある。わろし。

パンツはもう使えないので当然、ゴミ箱に捨てる。今まで、幾度となくそうしてきた。今までも、そしてこれからも、私はそうするだろう。

だが問題は、ビタビタの尻である。漏らしたことがある人ならわかると思うが、拭いても、拭いても、いつまでも拭き取れないのである。

SFCの名作ソフト「ドラクエ6」をご存じだろうか。アモールの町で相棒のジーナを斬ってしまったイリアは、洞窟で血の付いた剣を洗っていた。きれいな水で有名なアモールの川はその血で真っ赤に染まったのだ。血を洗うイリアのセリフはこうだ。

「おちない…おちない…この剣についた血がいくら洗ってもおちないよ…」

なんなら俺も言ってやろうか?この尻についたウンチがいくら洗ってもおちないよ…。

お手洗いの水の力で何とか、落として、ズボンを履きなおした頃には、頭はすっきりしている。今起きたことが、なかったかのように、頭は晴れ晴れとし、「漏れそうだ」という悩みからも解放され、ついでに股間も解放されたノーパンおじさんが、往く。堂々とゆく。

小学時代、「おりがみを 折ったような ヨットゆく」という、低学年では到底不可能なはずの「字たらず」のテクニックを使った句をたぶんお母さんに作ってもらって賞を取っていた女の子がいたのを思い出した。インスパイアされ私も一句。

「パンツを 捨てた おじさん往く」

4・3・6という奇抜なリズムで、季語もない。

今朝、寝ぼけ顔で車に乗っていたはずの彼は、急なことで気が動転し、行き先とは全く逆の方向の駅で路駐し、電車になど全く乗らないのに改札を猪突猛進し、多目的トイレで、結局漏らした。だのに、彼の威風堂々とした姿といったら。

一抹のむなしさはある。なぜ、予知できなかったのだろう。神は、私に試練とネタを与えたもうたのだろうが、十分に回数が多いではないか?

「もりもりもりっ。」

忘れられない生ぬるい感触。何度でもよみがえるさ。君は今、ラピュタ王の前にいる。

「もりもりもりっ。」


次回、ウンコ漏らしの魅力。

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ネコR
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