[homesickdesign事例紹介] へラルボニー ISAI PARK コンセプト屋外広告
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みなさんこんにちは! homesickdesignの代表で、クリエイティブディレクターをしております、清水真介です。今回ご紹介する事例は、へラルボニー ISAI PARK コンセプト屋外広告です。
へラルボニー ISAI PARK コンセプト屋外広告
盛岡の中心地に店を構える老舗百貨店の株式会社川徳が挑戦中のクラウドファンディング。へラルボニーの世界初の旗艦店の誕生へ向けて岩手、盛岡が動き出しています。現在工事が進む仮囲いへの大型の屋外広告を展開しています。homesickdesignではこのコンセプト広告のディレクション、デザインを行いました。
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ISAI PARK 3つの軸
ISAI PARK の構想やネーミングについては、岩手事業部を統括する代表取締役Co-CEOの松田文登さんの中にすでにおおよそのビジョンがありました。松田さんの話を丁寧に伺いながら、質問を重ねて情報を整理し、考えや文脈の明確化を進めました。根本的なコンセプトを構築する作業からスタートした結果、「体験」「多様性」「地域」という3つの軸が、ISAI PARK の基盤として設定されることになりました。
ISAI PARK = へラルボニーの未来を可視化する公園
基盤の上にコンセプトを組み立てるうえで、フラッグシップショップを岩手・盛岡に置く意義を整理する必要がありました。急速な成長を遂げるスタートアップ企業であるへラルボニーにとって、これからさらに長期的な活動を展開することが求められています。その中で「へラルボニーが描く未来に具体性を持たせること」が重要だという結論に至りました。
未来のビジョンが明確であればこそ、人々は「今」を頑張る力を得られるからです。宮沢賢治が理想郷を指す言葉「イーハトーヴ」を創出したように、言語化や可視化の力には現実を動かす大きな可能性があります。
ISAI PARK を訪れる人々が、そのビジョンを体験し、理解できる「公園」として設計しようということになりました。この場所を通じてへラルボニーが未来を創り出しているのだと誰もが感じられるようにすること。それこそが、ISAI PARK に備わった本質的な役割となります。
メインコピー 「ちがいはいろどり。」
フラッグシップショップを盛岡に構えると聞いた当初は、尖った空間になるのではないかと思っていました。しかし、文登さんや岩手事業部の皆さんと話を重ねる中で、「誰でも訪れてほしい」「へラルボニーに共感するお客様や仲間が集う象徴的な場であると同時に、地域の人々に日常的に活用される場所を目指したい」という意図が明らかになりました。そこには、思った以上に多くの人に「開かれた」空間のイメージがありました。
へラルボニーのミッション「異彩を、放て。」にある「放て」という言葉には、「開く」というニュアンスが含まれています。この「開く」という言葉は編集業界で、漢字をひらがなに変換することを指す業界用語としても使われます。(例:盛岡→もりおか)
この発想を基に、「異彩が放たれた」状態や「開かれた未来」を表現するため、ひらがなを活用した表現を提案しました。「異」は「ちがい」に、「彩」は「いろどり」に置き換え、未来への希望を込めた「ちがいはいろどり。」というメインコピーが誕生しました。ミッション「異彩を、放て。」に対しての未来視点でのアンサー表現となります。
リードコピー 「理想で終わらせたくないから、ここで未来を始めよう。」
このリードコピーは、日々挑戦を続けるへラルボニーの皆さん、とくに頻繁にやりとりを重ねた岩手事業部の皆さんに向けた応援メッセージとして制作しました。未来を描くことは誰にとっても美しい目標ですが、それを実現する道のりは決して簡単ではありません。「未来」という言葉自体は誰もが理解できても、それを具体的に形にするとなると、大きな挑戦が伴います。
このメッセージには、未来への挑戦を続ける皆さんへのエールを込めています。日々新たな挑戦を重ねる川徳の皆さんや、私を含めた岩手の多くの経営者にとっても希望を与える言葉であればと願っています。「ここで未来を始めよう」という言葉が、理想を現実に変えるための(たった今の)力になればと想っています。
ISAI PARKの文字は松田代表のお兄さんが考案
ISAI PARKのロゴとなっている文字は、松田文登さん崇弥さんのお兄さんである松田翔太さんが考案しています。たくさんの案の中から選定を行い、さまざまなシーンで使いやすいロゴになるように微調整して仕上げています。
最後に。 “できあがるまでの裏側や過程を見せること”
homesickdesignの仕事は何かが出来上がる「前」の仕事です。たくさんの事業者や地域や企業を「裏」から支えている仕事です。普段は見えない仕事ですがこのnoteでは少しその裏側や過程を見せていくことができればと思っています。
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