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ホメオパスの診察はこんなに変わっています。

診察の流れ



ホメオパスの診察を受けると病院での診察と大きな違いがあることをきっと感じることでしょう。

5分では決して終わりません。
初めての診察は1時間はかかることでしょう。もしかしたら2時間近く。

S先生のとっていた診察時間は、初診で2時間。再診で1時間でした。

名前を伺うところから始まり、 何より大切なのは、あなたはどんな人でどんなことに困っているのかということです。

検査はほとんどしません。
それよりも、あなたがどう感じているか、ということが重要です。

What brings you here today?


今日はどうして来られましたか?
こんな質問で診察を始めることが多かったです。

どんな症状がありますか?

どんなことに困っていますか?

それを皮切りにいろいろな質問に答えていただいたり、思うままに話していただいたり、ふとした話から違う話題に発展したりしながら診察は進みました。

S先生はこの人に合うレメディはなんだろう?と真剣に考えながら、慎重に質問をされていました。


特になにも困ってませんけれど、なんだか面白そうだから来てみたんです。

そういう方でも、お話を伺っていくといろんな症状を抱えておられました。

もちろん慢性的に続く症状で悩んで来られる方も多くいらっしゃいました。

S先生は医師でありましたから、もちろん患者さんが病院でされている検査結果を参考にされることもありました。
けれど、あくまで参考程度でした。

数値的には普通でも、つらいと感じているならそちらが重要と考えておられました。

いつもS先生は様々な角度からアプローチをしてその患者さんを診られて、様々な質問からお話を引き出していました。

診察ではいろんなお話を伺います。


いろんな面白い質問がありました。


何か収集しているものはありますか?

タートルネックの服は着ますか?

どんな食べ物が好きですか?

何をしている時がいちばん幸せですか?

すきまかぜはどうですか?

夢はみますか?どんな夢ですか?

好きな動物はありますか?


不思議な質問でも、患者さんそれぞれの答えは千差万別でした。
人は本当にそれぞれ違うことを感じました。

ホメオパシーの診察では、事細かに伺う「その方がどんな人なのか」が重要な手掛かりになります。

どんなに普通ではないと感じて、話しにくいようなことでも、数千種類あるレメディの中には必ず該当するものがあります。

ある人は、背中の痛みを「ハリセンボンに刺されている」と表現されましたし、ある人は「体半分が泥に埋まっていて自分の意思で動けない」と表現されていました。

中には、「だれにも話ししたことがないけれど、音楽に色が見えるんだ」とお話してくださった人もいます。

不思議な質問も必ずそこには理由がありました。


こういった質問やしてくださるお話はどれもレメディを絞っていくために必要なお話です。

2種類まで候補が絞れて、最後の質問でこちらのレメディだと確信を得る、そんなことがあるようでした。

例えば、Aならば、絶対に塩辛いものが大好き、Bならば、別に…といった具合です。

もし興味がおありになって、ホメオパシーの診察を受けることがありましたら、ぜひこんなことを言ったらおかしいと思われるかもしれないなんて思わずに、いろいろお話くださるのがきっと自分のレメディにたどり着く最短の道になると思います。

微かなことでも、大切な情報になります。

例えば、けがをするときは左側が多いな、とか。
毎晩、2:24に目が覚める、とか。
夢をモノクロでしかみない、など。

そんなのなんの意味が?と思うようなことでも、レメディの説明に記載があったりします。

ひとつのレメディの説明には身体の症状だけでなく、心の動き、性格的なこと、人生にこんな経験があった、など多岐に渡り、事細かに記載があります。


いよいよレメディ決定


初診で出たレメディを飲み始めたら、そこからが本番です。

レメディを飲んでどんな変化があるか、注意深く自分に目を向けてあげてください。

なぜなら、ホメオパシーは微かな自然のエネルギーを利用するものです。ですから、穏やかな効果であったりして、突然にパンと変化が感じられなかったりします。

あまりに穏やかな変化なので、本人は全く変化に気が付かないこともあります。

そんなホメオパシーならではの経過について、次回はお話したいと思います。

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