レメディの濃度?
レメディの濃度、ポーテンシーって何?
レメディのポーテンシーってなに?
ホメオパシーのレメディにはポーテンシーといって、「濃度」があります。
セルフケアで使うレメディは30cという単位が一番多いでしょうか。
クラシカルホメオパシーで使うレメディはLM18という単位を使うことが多かったです。
これは何回希釈したか、というのを表す単位です。
クラシカルホメオパシーで使うレメディになると莫大な回数、希釈と振動を与えているのでびっくりします。
単位はいろいろあるので、ホメオパシーを本格的に使いたい時にはきっと知識と理解が必要になってきますが、
ホメオパシーってなに?という時には単位があるんだな、くらいの理解でいいのではないかと思います。
(気になる方は調べてみるといろいろ詳しい説明がでてきます。)
不思議なのは、この「濃度」は単位が上がるほどに、物理的には薄まっているという点です。
レメディの作りかたを紹介したように、レメディを作る時には希釈だけではなく、振動を与えるということがとっても大切です。
与えられる振動のエネルギーは水の中にとどまっていると考えられています。そのため、希釈度が高くても、与えた振動も増えているぶん、より効果が高いと考えられています。
そのように考えられて作られてきましたが、最近はそれが本当ではないかと実証されつつあるようです。
暗黒物質、ブラックマターと呼ばれるような真空にもエネルギーがあるのではないかということがわかってきたそうです。レメディを作るときに与えられたエネルギーも水に残っているのではないか、とノーベル賞級の科学者が推察している記事を読んだことがあります。
物質がそれぞれ持つ周波数が測定できるようになってきたこと、水の性質がこれまでともっと違うものではないかと理解が進んできたことから、どうしてホメオパシーのレメディが効くのかということも量子力学で科学的に説明がつくようになってきているのではないかと思います。
こちらの記事も参考にどうぞ!
どうやってハーネマン先生はレメディの作り方にたどり着いたのかのお話
濃度はどういう違いがある?
レメディを作るにあたって、クラシカルホメオパシーで使うようなポーテンシーのレメディを作るのは本当に大変です・・・。
時間も労力もかかります。なにしろ1万回くらい希釈と振動を与えています!
どうしてそこまで希釈・振動するのかというと、より深く、より素早く、より精神的な、より霊性の部分まで効くようにする目的のためのようです。
私は、より振動を与えるごと、純粋なエネルギーそのものになっていく、その物質が持っている波動そのものを振動によってより増幅させてよりパワフルにしているというイメージを持っています。
クラシカルホメオパシーでは
セルフケアでケアできるのは、身体の初期的な症状であったり、誰もが同じ症状である急性症状、何というのか「表面的」な症状です。
一方でクラシカルホメオパシーで診るのは、原因がわからないような症状、また精神的な症状、どうしてだかわからないどうしようもないような症状ではないかと思います。
水が怖くてたまらなくて、顔を洗うことも難しい。
ゆっくりと座っていることが難しくて、常に何かしていないと耐えられない。
火が異常に恐ろしくて、ろうそくの火でも見ることが耐えられない。
生まれた赤ちゃんが火がついたように泣き続けて、どうやっても泣きやまない。
何をしても鳴り止まない耳鳴り。
どうして罹ったのかわからないような重症の病。
何度治療しても繰り返す症状。
そういった症状にも効果がみられるのがクラシカルホメオパシーです。
こういったことは例えばもう覚えていない子供や赤ちゃんのころの経験に由来していたり、全然結びつかない別の理由が関係していることがあるようでした。
カウンセリングやヒプノセラピーといった別のアプローチの仕方ももちろんあります。原因がすんなりとわからない症状を突き詰めていくには、時間がかかったり、原因を思い出して追体験したりすることが時に必要だったりします。
私は通訳をすることを通して、ホメオパシーは症状からレメディを選ぶことで改善がみられることも経験しました。
それは余分な苦しさが必要ないということじゃないだろうか、というふうに感じました。
そういった精神的な苦しみが伴わなくても、症状が改善されて、また精神的にも穏やかになっていく経過をみていると救われるような気持ちになりました。
優しい穏やかで繊細なホメオパシーを私はS先生の横でみさせていただいてきました。
こういった治療目的の違いから使われるレメディの濃度も違います。
効く分野が違うというのか、効く「層」が違うという表現がされることもあります。
プルービング
レメディは1種類の物質を希釈と振動をすることによって作られます。(時に何種類か入っているものが売られていることがありますが、クラシカルホメオパシーでは1種類だけです。)
薬効、どういう症状にどのレメディが効くのかというものはどうやって作り上げられていったかというと、「プルービング」という作業を経て作り上げられていきました。(ハーネマン先生がキナを飲んでみてマラリアの症状を体験したように!)
健康な人がレメディを摂取してどう感じるのかをより多くの人に試してもらって、そのデータを集めることによってどのレメディがどんな症状に効くのか情報を積み上げてきました。今でも同じようにデータは集め続けられています。
ハーネマンの時代にはなかったものも新しく作られています。レメディは年々増えているようです。
次回は、このプルービングについてもう少しお話ししたいと思います。
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