私のバックグラウンドはこんなふうに活きていました!
私のバックグラウンドはこんなふうに活きていました!
英会話はできても通訳はできなかったこと
私は通訳でもなく、ホメオパスでもなかったのですが、
ひとまずでも通訳を引き受けることができたのは、英語幼稚園に通って、その後も英会話を習い続けた経験があったからでした。
日常会話には困らないというだけの英語力がありました。
唯一、高校時代に通訳の授業があって、通訳とはどんなことをするか?という基礎的な知識だけがありました。
この「通訳の訓練を一切したことがない」ことは、ホメオパシーの通訳をするうえでは役立ちました。
私ができたのは、一言一句すべてをできうる限り訳する、ということだけでした!
そして、この患者さんの言葉をそのまま、できるだけ本人のした表現で伝える、というのは、ホメオパシーの診察においては非常に重要なことだったとおもいます。
身体が弱かったこと
10代前半から身体が弱かったことも、思えばプラスに働いていました。
私は大病はしないけれど、身体が弱く、すぐに熱を出して寝込んでしまう、疲れやすく思うようにやりたいことができない学生時代を過ごしました。
そのためにだんだん気持ちが落ち込み、うつ病やパニック障害も経験しました。
精神安定剤を17歳から10年飲みました。なんとか薬を辞めました。この経験があったので、自分の中に精神安定剤がどんなものなのか、がありました。
そして、自分に合った働き方をするというのをこころに決めていました。
もし正社員でないといけないという気持ちがあったら、きっと通訳を引き受けていなかったかもしれません。
断食のスタッフの経験
私は2泊3日の短い断食会のスタッフをしていたことがありました。(なかなかない経験かもしれません!)
断食を瞑想や坐禅をしながらするというものです。
何も食べないわけですから、人体にどういう変化が起きて、どういう対応が必要かというのをたくさん学びました。
そして、ある程度の人数の毎回の会を運営するということも身に付いていました。
この経験がなかったら、通訳をするだけでなく、次回の診察や場所、患者さんとのやりとりなどがすんなり出来ていなかったと思います。
医療事務で働いていたこと
最後に、直前まで働いていた医療事務・医療秘書の経験がなければ、もっと難しかったでしょう。
ホメオパシーはホリスティック医療の一部と考えられているくらいですし、S先生は医者として活躍されてからホメオパスになった先生でした。
医療秘書としてお医者さんのカルテを電子カルテに記載していた経験から、病名や薬、検査名、人体のある程度の知識、病気の進み方などが予備知識として私のなかにありました。
そして、病院では薬に関する製薬会社による説明会がよくありました。これもいろんな意味で大きな勉強になりました。
そのほかの様々な経験もあったからこそ
トランスパーソナル心理学のプロ向けの講座を受けたことがあったのも、思わぬ形で役立ちました。
縁あってとはいえ、この講座をプロでもなんでもない私がどうして受ける羽目になったのか、その時は全く謎でした。
(羽目になった、と言いたいくらいの強烈な経験だったんですよ。)
この講座では、こころと身体がいかに密接に関係しあっているのかということをワークショップで目の当たりにしました。
しかし、この経験がなかったらホメオパシーを理解できていなかったかもしれないと通訳を始めてから強く思いました。
こうして様々な私が経験してきたこと、その時にはわからなかったような経験も、マイナスに思えていたことも、「S先生のホメオパシーの通訳」という場面では活かすことができていました。
人生は不思議!
生きていく中で、違う場所に住んでいて、職業もなにもかも違う人間同士が縁あって出逢うことがあって、広がるものがある。
そんな人生の妙を感じながらの日々でした。
こうして、私はポンコツでもなんとか診察の通訳をしていました。
S先生の診察はどんなものだったか、ホメオパシーの診察の流れを次回は少しお話したいと思います。
火曜日と金曜日の午前中にUPします!