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自分を気にかけること。変化に気付くこと…なかなか難しいんです。

何よりも、自分を気にかけること。


レメディを飲み始めて、どんな些細なことでもどんな変化があったか気にかけることがとっても大切です。

変化に注意深く目を向ける


この些細な変化に気がつくのは、結構難しいものです。

昨日の自分の状態をよくよく思い出すことが難しいのはきっとわかっていただけるでしょう。

昨日の頭痛と今日の頭痛が同じものかなんて気をつけていないとわからないのではないでしょうか。

だからこそ、自分に意識を向けて気にかけてほしいな、と思います。

もしかするとレメディを飲み始めてあった穏やかな変化に気がつかないことだってあるかもしれません。

大切なことが何も決めれない!と言ってこられた方が再診に来られた時、何も変化はありませんと仰ったことがありました。

しかし、S先生がよくよくお話を聞いてみると、2ヶ月の間に県外への転職を決めて、車も買い替えたとお話しくださって、本人がいちばん変化にびっくりしたということもありました!

この穏やかな変化というのはホメオパシーの特徴のひとつと思います。

中にはレメディを飲んですぐにすーっと溶けるように症状がどこかにいって戻ってくることがなかったという方もいますが、大半の方が少し症状が悪化したあとで、快方に向かっていくという道を辿ることが多かった印象があります。

(専門的には「Aggravationアグラベーション」といいます。自然治癒力が働く過程で症状が一時的に悪化することがあります。例えば風邪の時に自然治癒力が働く過程では高熱が出たり、鼻水が酷く出たりしますが、それは自然治癒力が順調に働いているからだと考えます。症状としてはよりしんどいものですけれど。)

合うレメディがみつかれば、良い方向に向かうのをたくさんみました!

ホメオパシーでの病気の悪化の過程

ホメオパシーでは病気が悪化していく過程では、症状はより身体の奥に入り込んでいくと考えられています。

皮膚の症状から関節や筋肉へ、それから臓器、そして心臓へ。

ハート、こころの症状はより対処が必要とも言えるかもしれません。

皮膚の症状のうちに、何かしら対処をするといいかもしれません。
抑えるよりも、根本的な対処をするのがいいと思います。

逆に治っていくときには、心臓から臓器、関節や筋肉そして皮膚の表面といった具合に症状が外へと出ていくとも考えられています。

そのため、もし患者さんのなかで、症状も穏やかになって、近頃だいぶ気分が良くなりました。よく眠ることもできています。でも、なんだか肌が痒くてたまらないんです。
と言う方がいらっしゃれば、s先生は「いいね!」とニコニコでした。

逆に、症状がすっかり良くなりました!悩んでいた症状の8割が消えました!すごい!でも、最近ものすごく鮮明な悪夢をみるようになって眠れないんです。
とおっしゃるようでしたら、S先生は「それなら、レメディが違いましたね。どう違ったんだろう?」といった具合でした。

良い変化、思わしくない変化


変化のなかにも良い変化と思わしくない変化があるとS先生はおっしゃっていました。

一見すると、症状が8割良くなっているのであればとっても嬉しいし、いいように思います。

だけど、そのほかの変化が思わしくなければ、そのレメディではないというサインだとS先生から教わりました。

大切なのは、どの変化も劇的であったり、苦しかったりしないことのようでした。

劇的な変化というのは、もしかしたら別のところに症状がいっただけかもしれません。

ひどく症状が悪化して耐えなければならないのであれば、それはそれで効いていない証拠です。

例えば、蕁麻疹で診察にこられた方が、一時的に蕁麻疹が強く出てそれから快方に向かう、のならばいいのですが、

蕁麻疹がひどくなり全身に出て掻きむしってしまい、皮膚が破れるほどで、それが何日も何日も続く…のであれば、そのレメディは即刻やめてほしいです。

毒だしと思って我慢する人もいるようなのですが、耐えることはそれ自体ストレスですし、そんなのは良くありません。

再診はこのようにして進められました。


こうして患者さんに注意深く変化をみてもらって、お話を伺いながら、レメディが合っていたかどうか?再診で判断をしながら、調整をしていきます。

困っていた症状がなくなれば、レメディはもう飲み続ける必要はなくなります。

自然治癒力、免疫力がしっかり働いていると嬉しいです!



自然治癒力がしっかりと働くようになれば、どんな症状が起こったとしても、今度は回復に向かうようになります。

何にでも効くと言うと語弊がありますが…あなたに合ったレメディは仮に他の症状が出たとしても、それがあなたの自然治癒力を働かせてくれるものです。
同じ症状でなくとも、何か困った時にはその合ったレメディを飲むといいでしょう。

これがクラシカルホメオパシーと呼ばれる、ホメオパシーの基本的で最も深い使い方と私は理解しています。

日本では家庭の救急箱的な使い方のほうがより広まっています。
打ち身にはこれ、風邪にはこれ、といった使い方です。
これもとっても効果を感じられます!
特に小さな子供には薬をなるべく使いたくないと思うものですから。
(私も一児の母です!)

ここまではホメオパシーってどんなもの?診察ってどんなことをするの?の説明的なお話をさせていただきました。

次回から、ホメオパシーからみる健康のためにできること!を書き始めたいと思います。

火曜日と金曜日の午前中にUPします!

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