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Mr.Childrenの隠れられない隠れた名曲-中編-

僕の、血液であり心臓なんです。
ファンになって17年が経つ僕はMr.Childrenの事をこう紹介する。絶えず流れているもので止まる事はない。

「innocent world」「Tomorrow never knows」「名もなき詩」「終わりなき旅」「Sign」「しるし」「HANABI」「365日」「足音〜Be Strong」「ヒカリノアトリエ」など誰もが知ってるヒット曲に埋もれて
まだ発掘されていない隠れた名曲たち…
よく隠れた名曲ランキング!とか目に見るのだがMr.Childrenは隠れられてない曲が多すぎて…笑

これからMr.Childrenの音楽に触れてみたいっ!と
思ってる方の為に!
そして昔ながらのファンの方と共有する為に!
誰かの音楽の入り口になれたらと思います!


※こちらはコアなファンぶりたい訳ではなくファン歴〇〇年!でマウントを取り合う事は避けたい穏やかなレビューになっております。
前編をまだという方はまずはこちらを→

「Distance」
★ 2nd Album「KIND OF LOVE」収録
1992年12月1日release★

車の免許を取得し、行動範囲も広がり同時に夢の大きさも無限大に広がる大人びた年頃の2人が迎えた終わる恋を歌ったラブソング。学生時代の頃からのレパートリーも収録されている「KIND OF LOVE」の中では
また違った大人のLOVEの部分が見れる作品。
桜井さんの現在進行形を描くラブソングも好きだが、終息に向かっていく様を美しくも、はかなく綴られる面を切り取っている美品も丁寧にしたい。
デビュー作から大きく変わったのはサウンド面でも
田原さんのリフがまたなんとも言えない心境を表すような強くて儚くて脆い音作りにも注目。

「and I close to you」
★3rd Album「versus」収録
1993年9月1日release★

キラキラしつつも嫉妬心メラメラな青年期Mr.Childrenの響きが堪らない。数十年前にapでスキマスイッチのお二人がカバーされていて“ナイス選曲!(本当にスキマのお二人には感謝)”ガッツポーズと同時にお二人のMr.Children愛に浸っていました。
単独ツアーではもう30年近く披露されていませんが、
(Hall Tour 虹で予定はされていたが叶わず、実際に披露されたのは「メインストリートに行こう」だった)
是非とも50代になった桜井さんにクシャクシャの笑顔で、田原さんには歪んだカッティングを、縦横無尽に揺れ動くベースラインをナカケーさんに、重みのある硬骨のサウンドをjenさんに奏でてほしいものである。

「Everything is made from a dream」
★9th Album「Q」収録
2000年9月27日release★

Mr.Childrenには珍しいマーチのリズムで進む楽曲。
タイトルにもある“すべては夢から創造される”が象徴している通りこの楽曲がうまれた20世紀からもう25年が経つ。色んなことに挑戦した人物たちが色んな夢を叶え、夢を与えて来た。変わったものもあれば変わらないものもある。これから変わるものもある。BEATLESの音楽が60年経った今でも全世界で聴かれている様に
Mr.Childrenの鳴らす音が僕の子、孫と続いて向こう何年も響き渡るのが僕の夢だ。(恐らく何の心配をいらずにその夢は実現するのだが)
“寝てる時に見る夢”、“叶える、願う夢”
両方の意味合いを持った夢が持つ無限大の可能性を秘めた一曲。

「安らげる場所」
★9th Album「Q」収録
2000年9月27日release★

こう言った曲をMr.Childrenで披露できることが強みだよなぁと再認識できる1曲。シンプルに弦楽器と歌のみの構成だがMr.Childrenという土台がある上で、挑戦できている事に意味がある。こういった曲が出来上がる事は何より桜井さんがMr.Childrenというバンドを誇りに、そして自慢に思っている証拠であろう。
後に同じような形態で「SOUNDTRACKS」に収録されている「memories」という楽曲も同じ位好きなのだが同じ事が言える。どちらもアルバムの最後の曲になっているが締めくくりにこういったタイプの楽曲が選べるのは過去の実績、現状に満足せずに続きを見ているからなのだ。

「Bird Cage」
★10th Album「IT'S A WONDERFUL WORLD」
収録 2002年5月10日release★

重く響くナカケーさんのベース、呼応するjenさんのドラム。これが日本を代表するロックバンドのリズム隊なのだ。つくづくバンドってのは本当に運命共同体だなぁと感じる。そこに乗っかる言葉たちは文学的で、
恋や愛を鳥の番に落とし込んで届かせるメタファーは桜井和寿の真骨頂。当時32歳、桜井和寿のセクシーな声、リフレインで叫ばれるように繰り返されるフレーズには“言葉が言葉以上の思いや熱意、意味”を持ってリスナーに届く。そんな体感をご覧あれ。

「言わせてみてぇもんだ」
★11th Album「シフクノオト」収録
2004年4月7日release★

小脳梗塞から復帰した桜井さん含めバンドがまた新たな1歩を刻んだ「シフクノオト」のオープニングナンバー。キリンくらい首を長くして新作を待ち望んでいたリスナーに宣戦布告のようにも取れるバンドサウンドが全面に出ている。Mr.Childrenというバンドがいかに保守的ではなく常に攻めた立ち位置にいるかが伺える。こういったチャレンジャーとしての姿勢、開拓者でいる事が日本音楽の全体像を引き上げたとすら思える。より良いものをとする桜井さんの負けず嫌いな性格が他のメンバー3人に新譜として僕らより前に届いた瞬間、お互いに呼応し合っているのだ。

「DANCING SHOES」
★20th Album「SORUNDTRACKS」収録
2020年12月2日release★

未曾有のコロナ禍に発売された「SORUNDTRACKS」の1曲目を飾るナンバー。イントロが鳴った時、
「DISCVOREY」の頃を思い出した。
言葉をシンプルにし、音をメインに考えていた時期に似ていて海外レコーディングって事もありサウンド面重視なのかな?と油断させといてこれまた桜井和寿の真骨頂、言葉遊びが巧みに感じれる。(長年温め続けたお気に入りフレーズもようやく陽の目を見ました)
あまりにも印踏みが綺麗すぎて、前世はラッパーだったのかと疑ってしまうレベルだ。

〈終わりに〉
これでもまだまだ隠れている曲があるMr.Children。
また近いうちに何処かでお会いするかも‥?


※全然隠れてねーよ!というツッコミは想定内です。
※あくまでも個人的な楽曲感想です。

前回の自己紹介がまだの方はこちらもぜひ。

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