女性もいるアートの世界に
あっという間に9月が終わり、肌寒くなってきたこの頃。普段は家でごろごろしているものの、最近は気になった展示やギャラリーがあれば少し遠くても足を運ぶようにしている。
そんなギャラリー・美術館好きの私にとって、
「51%のビジュアルアーティスト(2Dのものを主とするアート)は女性なのに、美術館の常設展示の作品のうち、女性の作品は5%にも満たない」という事実は衝撃的だった。たしかに思えばギャラリーに行ってもほとんどの作品は男性が作ったもので、それを無意識に受け入れている自分にも驚いた。
そんな中で、3年前にニューヨークで、LIFEWTRがスポンサーとなって、街中に女性アーティストの作品だけを集めたオープンギャラリーを設置した。
オープンギャラリーでは油絵、アクリルだけでなくライブペインティングなども催されたそう。また、このキャンペーンは SNSでも展開されて、Instagram上でもギャラリーが開設されたり、#ArtByAWomanというハッシュタグをつけて自分の作品を発信することで、このキャンペーンをもっと広く拡散してもらう狙いもあったようだ。
LIFEWTRは、高級ラインのミネラルウォーターブランド。”Thirst Inspiration“(インスピレーションを渇望せよ)というコンセプトがあり、人の心を動かし、社会を良くするアーティストやアート作品を応援したい、という思いがあるようだ。少し古い事例ではあるけれども、コンセプトとギャラリーのメッセージがぴったり合っていてすごくいいキャンペーンだと思った。
参照元:
https://www.adsoftheworld.com/media/experiential/lifewtr_lifewtr_open_gallery_art_by_a_woman