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自分のことが知りたくて、年1回自分の好きなものを1枚にまとめている話。
自分がスタイルってなんだろう。
美大に通って、いろんな人の作品を見たりする中で常に疑問に思っていたのは、自分のスタイルでした。
自分が好きなデザインってなんだろう。
自分は何が好きなんだろう。
どんなものが作りたいんだろう。
他の人と違ったり、同じ部分ってなんだろう。
そんな疑問がむくむく湧いていた去年の秋頃、授業で自分が作るアプリのムードボードを作る課題が出ました。
ムードボード:
インテリアやファッション、グラフィックなどのデザインをするときに、アイデアやコンセプトを画面や紙面にコラージュし、まとめたボード。自分のコンセプトの雰囲気やイメージに合う写真やデザイン、配色や言葉を含めることが多いです。(ファッションやインテリアだと質感を表現するために布や素材を含めることもあります。)
その課題に取り組んでいる時に、「もし自分の好きなデザインをまとめてみたら、何か見えてくるかも」と思い、課題の傍らに気になってムードボードを作るようにな理ました。
そこで見よう見まねで2021年11月に作ったのがこのボード。
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このボードを作る過程で、自分が好きなデザインの方向性は、「明るくてカラフルで遊び心があるもの」と「スタイリッシュで、かっこ良くて都会的なもの」の二面性があることに気づきました。曖昧だった「自分のスタイル」に二つ違う側面があること、それぞれ用途に応じて変えていけばいいと思えるようになったことは、その後デザインを進めていく中ですごく自分にとって勉強になりました。
その約1年後。デザインを学んで1年が経ち、インターンしている中で果たして何か違いが出てくるのか、たくさんのものや体験を意識してみるようになってから、自分の視点はどのぐらい変わったのか、それともやはり変わらないのか見てみたくて、再度作ってみました。
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すごく変わったところと、変わっていないところがはっきりしている。笑
今コロンビアや韓国、いろんなバックグラウンドの人と仕事をして、日々接しているけれども、色彩感覚って周りの人と触れる中でも変わってくるんだなあ。そして圧倒的にレイアウトが型にはまらなくなってきていて、それも面白い変化だなと思いました。
今のコースのディレクター(トップの人)が言っていた言葉がとても印象的で、
「デザイナーとして仕事をするとき一番大事なのは、センスや経験以上に、あなたがどう世界を見て、どう解釈しているのか。どう世界を切り取っているのかという、その視点("perspective")なんだよ。」
という言葉をいつも心に留めています。
自分の個性とかスタイルって周りの人と見比べたり、客観的に見た方がわかりやすいし、自分の個性以上に周りの人のいいところ、特徴的なところの方がうまく説明できる気がします。
それぐらい、自分のことってちゃんと把握するのって難しいし大事なんだなと思った出来事でした。