ニューヨークの人たちとファッションの話
旅行するときに、観光スポットや景色以上によく見てしまうのは、その土地の人が来ている服だ。当たり前かもしれないけれども、ファッションひとつにその土地柄や人の性格、生活が見えるのも、旅行ならではの楽しみ方だと思う。
日本国内を旅行していたときも、全国各地によって女子高生の制服の着こなし方やデザインが違うのが面白くて、制服の子が通りかかるたびに思わずガン見してしまっていた。(ちなみに変態ではない。)
ニューヨークでもご多聞にもれず思わず道ゆく人の服を観察してしまう。
今仮暮らしをしている場所の土地柄なのか、いわゆる欧米系の人たちを実はあんまり見かけておらず、街中では英語以上にスペイン語やヘブライ語?が聞こえてくる。
ちなみに街の人の服を見ていてびっくりしたこと、私は真似しないけどすごくかっこいい!かわいい!と思った服はこんな感じ。それぞれ文化だけでなくて、「私はこういう人!」っていう意志や個性が垣間見えるのも面白いなと思う。
余談だけれども、服だけでなく、街中至る所に描かれているグラフィティや駅の壁のデザインにも、住んでいる人の多様さが表れている気がする。街中が美術館や博物館のようになっていて、ランニングや散歩するとすごく楽しい。
ニューヨークの人たちを見ていてすごくいいな、と思うのは、知らない人同士でも、その人の服や小物がいいと思えば「その服、いいね。」「そのヘアスタイル、かっこいいね。」とすれ違いざまに声かける人が多いこと。個性的なデザインほどその人のこだわっているポイントだったりするので、初めて会う人と会話のきっかけにもなるし、言われた側も例え知らない人でもちょっと嬉しくなると思う。
全国の都道府県によってカラーが全然違った日本もとても面白いと思うけれども、色々な文化、ルーツやスタイルを持っている人が共存しているこの空気感はこの街ならではだなと思った。私も、来月には衣替えしたいなあ…。