私とアニメ聖地巡礼(その6)

おはようございます。新谷誉です。
今回も引き続き、「アニメ聖地巡礼サークル」のことについてお話したいと思います。(その5のつづきとなります)

立ち上げ直後〜はじめての新歓〜

いざサークルを立ち上げてみたは良いものの、もちろん最初は部員は私だけ。人を集めないことにはどうしようもありません。しかし、それまでゼミを除く団体に関しては無所属をキメてきた私。おまけに当時はまだ学部の2年生ときたもんで、学内に人脈はなく、部員勧誘のスキルなど持ち合わせておりませんでした。

みなさんの中にも、部活やサークルでの新入生歓迎(新歓)のご経験をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、アレはなかなか大変です。
大学当局に届出をして施設(教室)の使用許可をもらう、教室内の装飾や展示物の製作をする、ポスターを作る(さらにそれを大量印刷する)、大勢の学生(特に新入生)の前で勧誘の演説をする、歓迎食事会の会場を確保する(人数の定まらない宴会の予約って難しいのです)、新歓期間中の人員配置を考える(今回のケースはそもそも他の部員がいないため、すべて一人でこなす必要がある)、そしてこれら新歓活動にかかるお金を集めなければなりません。ざっと思いついただけでもこれだけあります。

それでも全く苦にはなりませんでした。なんたって自分で立ち上げたサークルなんですから。「好きなことで、生きてゆく」なんてフレーズがありますが、それが仕事か課外活動かの違いはあれど、考え方としてはまさに近いものがありますね。

とは言え、人脈やスキルというのは一日にして得られるものではなく、そんな時に助けてくれたのは、やはり友人でした。立ち上げ数日前に一緒に食事に行った際、私が彼らの前で高らかにサークル設立宣言をしたこともあって、それまでの私の孤軍奮闘の様を応援してくれていたのです。彼らも各々部活やサークルに所属していたので、私のサークルの正式な部員になるのは難しくとも、外部からいろいろとアドバイスをくれました。それだけでなく、サークルの活動にゲスト参加という形で加わってくれて、新歓費の一部の資金援助までしてくれました。本当に有り難いことです。持つべき者は友ですね。

こうして右も左も分からない状態からスタートした新歓の結果は… 新入生ではなく、新2年生部員を一人、獲得しました。つまり私と同級生です。こんなニッチなサークルに目をつけてくれて入ってきてくれたことが本当に嬉しくて、同級生なのに最初はまるで取引先の偉い方を相手にするような接し方をしていた記憶がありますが、気が付けば推しの声優について言い争いをするほどには気のおけない仲になりました。彼には感謝しています。

以上、ゲスト参加の友人数名と、初めての新加入部員となった同級生の彼、そして設立者の私と、非常に小さな所帯ではありましたが、アニメ聖地巡礼サークルの初年度の活動がスタートしました。

つづく。
(本日もご覧いただきありがとうございました)


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