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描かない美しさーあだち充

 古本屋めぐってめぐって、「虹色とうがらし」まで全巻揃えて、ほぼほぼ全作品コンプリートしたほどのあだち充ファンです。どうぞよろしく。

 最初にどうでもいい話を導入に使ってみます。
 売れる漫画のタイトルの法則(笑)って知ってます?濁点or半濁点が入るらしいです。
 「タッチ」「ラフ」「H2」「MIX」…はいおしまいおしまい。

 

   こっから本編。漫画は世界に誇る日本の文化だと思います。ドラゴンボールもワンピースも世界中で愛される作品です(法則通り?)。
   でも、、あだち充の作品は日本でしか流行らないんじゃないかと思わせる、そんな『美』を描いてると思うんです。『月が綺麗ですね』は日本人にしか伝わらないでしょ漱石さん。それと一緒。
 
   「タッチ」は甲子園を省略してるし、「H2」は甲子園決勝前に終わるし、「ラフ」は決勝レースを見せてくれない。描かない美しさがここにあると思うんです。南を甲子園に連れてって、英雄を三振に打ち取って、二ノ宮亜美の想いが決まれば、もうそこで終わりなのです。それ以上は蛇足なんです。

   僕のあだち充との出会いはH2でした。原点にして頂点です。もちろん皆さんのようにタッチから入ってればタッチが頂点なんでしょうけども。
   でもやっぱり〝ヒーローの日〟に産まれた僕はH2に出会う運命だったんです。同じ誕生日の人、はいつも(σ・∀・)σゲッツ!!の人って言っててバカにされてきたけども、ホントは国見比呂って言いたいんだ!!
   アンチタッチと思われないためにタッチの話も。テレビで誰かも言ってたんだけど、南の作ったナポリタンをいつも和也は美味しいねって言って食べる優しさがある。達也は何も言わずだれよりも早く食べて帰る、そんな優しさなの。だから達也があだち作品の主人公なんじゃないかな。

   ちなみに、あだち充の人殺しについてはファンでも庇いきれないです。和也はまだしも、、😇

   

   幼少期に知ったこの世界観は僕の人生観を大きく形作ってると感じます。
  『潔き終わりの美しさ』これに魅力を感じちゃうのはあだち充大先生のせいだと思います。
   堀北真希、橋本奈々未、坂井泉水、etc
   今回で味をしめたら、今後の投稿で魅力を語っていきたいです。あだち作品も語りたりないんでいつかまた。

   以上、潔く終わります。



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