【誓い破り】1枚の重み:解説編
MTG公式となり、人気上昇中のオースブレイカー。(和訳:誓い破り)
最近、参加させて頂いた「#ぷろすた会」で、主催者のぷろすたさんから、「会のハウスルールを考えて欲しい」とご依頼あり、色々整理して年内には纏めようとしている、本編はそんな第1編となります。
3分で分かる【誓い破り】ルール編2|holypray (note.com)
※本編は、上記ページ1項の解説編です
※タイトル画像は、引けてる雰囲気でチョイス
誓い破り | マジック:ザ・ギャザリング (wizards.com)
ぷろすた@11/10#ステゴロEDH練習会|11/14ピザとコーラとEDH(@ffatsorp)さん / X
※個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。
1-1.カード1枚の重み ※本章だけ再掲
オースブレイカーはデッキ1枚制限のハイランダー構築です。デッキ構築論よりも先に意識する事があります。それは「カード1枚の重み」。統率者戦(以降、EDHと略)と全く違う事を再確認します。
当然ですが、デッキ総数の少ない誓い破り(以降、Oathと略)の方が大きいです。1.7~1.8倍・・・ピンと来ない方も居ると思い、図にしてみました。
デッキに占める割合が大きいと、それだけ引きやすいという事になりますがもっと重要なのは、EDHとの違いです。下位互換を入れる事が多々あるEDHと違い、Oathは1.7倍も引く可能性が高いため、水増しが必要ありません。言い換えると、似た効果のカード2枚があると取捨選択する事になります。
1-2.「カード1枚を引く」という事
前述の「デッキに占める割合」を用いると、EDHで「カード1枚を引く」=「デッキの1.0%を引く」事と言えます。(母数:ライブラリ枚数ですので、最小の割合と捉えます。)
対しOathでは「カード1枚を引く」=「デッキの1.7%(約2.0%)を引く」となります。(計算が面倒なので、概算で2%としました。)
仮に、EDH上でOathと同じ効果を持たせると、どうなるのでしょうか。
「デッキの約2.0%を引く」=「カード2枚を引く」となります。無理矢理な対比の計算ですし、実際に手札は1枚しか増えません。しかし有効牌を引き寄せるという観点では、倍の差があるのです。
「数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う」・・・マーク・トウェインの言葉です。あまり鵜呑みにしないように。仮に、Oathで出来る事をEDHで「出来たなら」という話です。「定業」みたいに掘れるカードだと、その差が際立ちます。
Oathは「再現性が高い」と言われる由縁です。「今日の1枚」を刺した際、EDHだと「引けず試せず、評価できない」事が多々あるのですが、Oathでは効果を実感しやすいです。
1-3.その1枚、展開より大事ですか?
前述のドローカードは、マナを払い有効牌を手札に加えますが、言い換えると場に作用しません。有効牌は全体除去ですか?それともコンボ・パーツ?同じマナで生物を出した対戦相手は、貴方を殴らない理由が無いでしょう。
Oathで遊んだ事が無い方に、よくEDHデッキからの換装(100枚⇒60枚)を勧めています。勿論プレインズウォーカー入り(かつ固有色が一致)のみ。ドロー、サーチは「全て抜く」ように手引きしています。適切なデッキ配分だと普通に遊べます。注意点として、デッキレベルが(EDH時と比較して)「数ランク」上がります。理由は様々、別に纏める予定です。
1-4.引き過ぎ、注意(周りが)
2種類あって、支払ったマナ以上に引ける(かつ、防御とセットな)類いとドロー/教示者系を刻銘する物が、デッキパワーが競技的になりやすいです。
競技的なOathほど「つまらなく、ソリティア化」します。EDHで当たり前な「たくさん引く」「コンボ・パーツを揃える」は、Oathの常識で無いです。
ライフロスのある「一つの指輪」ですが、設置後のプロテクションもあり、経過ターン・引いた枚数と釣り合っていません。
教示者系の刻銘は、全ての色で見過ごせず、何等かのコンボが成立します。
ドロー系の刻銘は、無限マナ・特定シナジーが成立すると、デッキの全てを引ききれるため、コンボに繋がります。
1-5.次回は
今回は、ここまで。内容は随時、加筆します。
次回は、引用元に無かった「1点の重み」の予定です。それでは。
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3分で分かる【誓い破り】ルール編2|holypray (note.com)
※本編は、上記ページ1項の解説編です