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PERCHの聖月曜日 3日目

ニューヨークの画家J氏手づくりのパテに出会ったのが私のパテづくりのきっかけなのだが、たまたま美術評論家のT氏にその話をしたところ、「僕がニューヨークのアトリエにいったときも彼が料理してくれたけど、鍋をかき混ぜてる格好が絵具混ぜてるときと同じなのョ……」と言われる。食べものとあのくさい(別に嫌いなのではないが)絵具を同じ動作で? 考えてみればそも当然だ。目的の種類によって動作を、道具を、いちいちかえるはずはない。作業の目的・道具・動作は一つの風土気候の中からお互いに絡みあいながらうまれてきたものなのだから。

––––「パテ屋の店先から かつおは皮がおいしい」林のりこ

Kirk Varnedoe, Jasper Johns : a retrospective, Museum of Modern Art, 1996


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