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インドネシアの超ド田舎の村で国際結婚(滞在日数12日)

滞在期間12日間での国際結婚


お互いに日本で生活していながらインドネシアへ渡航して婚姻手続きを12日間で完了させた体験談。


妻の実家が北スマトラの都市部から車で5時間のド田舎の村にある事や高齢の母が一人で暮らしているということもあり、書類を取り寄せる事が困難であったため、日本での婚姻手続きを諦め外国方式の婚姻を選択しました。

かなり稀なパターンでの婚姻方式に「どこから始めればいいのか?」「必要な書類は何か」「手続って何するの?」といろいろ不安がありました。

自分なりに調べた結果、手続きのコツと「これさえ集めておけば大丈夫だろう」というものをまとめてみました。

私は実際にこの方法で国際結婚の手続きを完了する事が出来たので、これからインドネシアへ渡航して国際結婚の手続きを検討している方の参考になれば幸いです。

インドネシア方式の婚姻の流れ


インドネシアで婚姻を成立させる条件として婚姻する夫婦は同じ宗教でなければならない。
妻はキリスト教、私は無宗教であった為、滞在中に入信の儀式結婚の儀式(結婚式)を行う。

①.入信、改宗の儀式
洗礼証明書発行してもらいキリスト教徒になる。

②.結婚の儀式
教会発行の証明書と村役場発行の証明書を発行してもらう。

③.婚姻登録
必要書類を揃えて婚姻登録局発行の婚姻証明書
夫の証明書と妻の証明書の2通

インドネシアでの婚姻が成立したら日本の市役所で報告的婚姻届けを提出する。
婚姻証明書と配偶者のパスポートの原本が必要
☆婚姻証明書は日本語訳が必要ですがGoogle翻訳で問題無かった。

日本人側が用意するもの


①.市役所戸籍謄本住民票独身証明書を取得
☆渡航日の2ヶ月前から準備を始める

②.法務局婚姻要件具備証明書を取得(身分証明書と戸籍謄本、結婚相手の名前がわかるものを持参)一人で取得可能、即日発行されました。

③.外務省で①②で取得した書類のアポスティーユ申請、(身分証明書とレターパック青持参)約1週間後に自宅へ送られてくる。
☆申請前に書類をスキャンしてPDFデータにする。

④.スキャンした書類のPENERJEMAH RESMI DISUMPAH(インドネシア公認翻訳士)による翻訳
☆書類の翻訳はFacebookで翻訳士を探しWhatsAppからスキャンした書類のPDFデータを送信してやり取りをする。
住所や名前など誤字や翻訳ミスが多かったので事前にローマ字を付けてあげるとスムーズに終わると思う。誤字などが無ければスタンプを押してもらいPDFデータを受取り印刷。
翻訳士へ払う費用は書類1枚に付き約5000円

⑤.これらの書類に加えてマイナンバーカードパスポートを用意して全てカラーコピーする。
☆実際に提出する書類はカラーコピーで原本は確認後すべて返却された。

⑥.赤背景の証明写真(襟付きの服)
事前にサイズがわかっているなら日本で撮った方が良い。(サイズや枚数は宗教や地域で異なるかも)

  • 夫婦が横に並んで撮る証明写真4×6…4枚

  • 個人で撮る写真、4×3…各4枚

⑦.到着ビザ(VoA)のカラーコピー

最短で婚姻手続きを完了させる為に、日本で取得できる書類はあらかじめ取得しておく。⑦の到着ビザ以外は日本で取得可能。

必要そうな書類に以下の物があったが持って行かなかった。

  • 出生証明書
    戸籍謄本に記載してある出生情報を代用可能。

  • 卒業証明書 現地で提出を求められたが、持ってないと言えば大丈夫だったので、必須では無さそう。

妻に事前準備して貰ったこと


  • インドネシア公認翻訳士とのやりとり

  • ドライバー付きのレンタカーの手配

  • 教会に提出する書類の作成(住所や自分の名前、出生地、生年月日、両親の名前など)

※牧師による結婚式の読み上げや、後に発行される洗礼証明書と教会発行の婚姻証明書の元にもなる。

  • キリスト教 入信の日程調整

  • レンタルウェディングドレスの手配

  • 結婚式場と牧師の手配と日程調整

  • 結婚式当日参列者の昼食の手配

  • 結婚式の両親代理人の手配

現地での用意するもの


妻の書類
・Fotocopi KTP-el E-KTPのコピー
・Fotocopi Ijazah 卒業証明書のコピー
・Fotocopi Akta lahir 戸籍謄本のコピー
・Fotocopi KTP-el saksi 2 orang (tidak bisa orangtua kandung)
証人2名のE-KTPのコピー(両親以外のもの)

結婚の儀式後に貰う書類
・Surat Perkawinan (asli dan fotocopi) 
教会発行の婚姻証明書の原本とコピー
・Surat keterangan 
村役場発行の証明書

婚姻登録局で入手するもの
・Materai
印紙税

注意点と反省


航空会社選び
夕方の便で帰るはずのフライトが朝の便に変更されていて帰れなくなるトラブルに見舞われました。飛行機に乗る日の運航状況をチェックしましょう。

日焼け対策
肌だけでなく目の日焼けにも注意、結婚式の日に目が開かなくて辛い思いをしたので帽子やサングラスをかけて日焼け対策をしましょう。

虫対策グッズ
虫除けスプレーや虫刺され用の薬、ハエ避けは持っていく事をおすすめします。

体調管理
常備薬を持参し、体調が悪くなった場合に備えて、事前に病院の場所を調べておきまし ょう。
私は滞在中に下痢、発熱、嘔吐をしましたが、心当たりがあり過ぎて何が原因かわかりません。

乗り物酔い
舗装されてない道が多く車が揺れるので酔い止めの薬も持参しましょう。

手続きは朝一番に行く
役所などの手続きは余裕を持ってしましょう。お昼過ぎには婚姻登録局が閉まってしまう事があります。

発行される証明書に誤りが無いか確認する。
発行する側にとっても慣れない外国人の対応に特に困惑している事があります。出生地や名前の記載ミスがあると受理されないので要注意です。

インドネシアの祝日、祭日に注意
祝日、祭日は婚姻登録局は閉まってるので事前に調べて予定を組んだ方が良いです。

都市伝説


・インドネシアにもある心付けの文化
手続きのスピードが早くなるとかならないとか

・コネを使う
結婚式の参列者や教会のコミュニティなどで婚姻手続きに関するコネクションを持ってる人がいるなら協力してもらう。

もしこの都市伝説について知っている方がいれば、ぜひ詳しく教えて頂けたら嬉しいです。

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