トランスフォーメーションタロット講座❶
上の写真はリーディング1回目の1枚目で出てきたカード『57.知性』
あんたらトンチンカンな探し易いところで探してんと、ちゃんと答えのある場所を見よしな、まともな判断力を持ちよしな、ってな感じの意味である。
さて、以前に書いていたように、件のOSHOトランスフォーメーションタロット講座を習い始めたので、その記録。
教えてくださるのは、この方 ⇨ ともちゃん。
ちょこっとブログを覗くだけでも解っていただけるのではないかと思うが、細やかな感性と、それを考察する力、そして表現する力に優れた素晴らしいセラピストである。
彼女はカードリーディング以外にも色々とされているのだが、その中で私は以前から「意識の架け替えワーク」というメニューで長期に渡りお世話になってきた。
これによる恩恵は説明しきれないほどあった、と思う。
そして、副産物として私が数年いろんなことを喋りまくった結果、私の割と良いところもマジでアカンところも、もはや相当にご存知くださっている感じで。
もちろん私の方も彼女の実力を充分に解っていたので、今回、トランスフォーメーションタロット講座を初開催されるのを知って迷わず受講生に名乗りを上げた次第である。
この場では、ちょっと硬めに「師匠」と呼ばせていただくこととする。
さて、1回目。スカイプでやり取り開始。
講座の進め方は、質問に対して5枚引きをして、出たカードを一緒に読んでいく×2回転。
カードに質問する内容は、受講生である私が決める。
のだが、この質問を決めるのが、そもそもチョー難しい。
自分は今、何を聞きたいか?
それをどんな言葉で表現するといいか?
何でそんなことが難しいのか、と不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれないが、自分のことが良く分かって、それを言葉で表すことができるって、結構スゴいことやと知っておいて欲しいな、と思う。
それが簡単には出来はらへん人も世の中にはギョーサンいはるねんでー。
そんで、師匠のアドバイスもいただきつつ、あーだこーだと言葉を探し、ようやく1つ決めた。今回はコレ。
「他者にリーディングを出来るようになるくらい言葉を紡げるようになるにはどうすれば良いか、アドバイスをください」
たいへん口下手らしい質問内容である。
練習するスプレッドは2つ。
結果的に2つとも同じ上記の質問で引いた。
2回分、10枚全てのカードについて書くと膨大な量になってしまうので、ここでは印象に残った2枚をピックアップしてみる。
1回目の3枚目『26.比較』
これは、有名なサムライが禅のマスターに会いに来てみたら、マスターのあまりの美しさと瞬間の優美さを見て急に劣等感を感じた時のお話。
「私はなぜ劣等感を感じたのでしょう」とマスターに尋ねたところ、他の来客が帰ったら答えると言われたので、サムライは夜になるまで待って、ようやく時間をもらう。
満月の夜、2本の異なる種類の樹が並んでいる様を見ながら「樹達には1度も問題が生じなかった。彼らはどうして自分へ劣等感を感じるのかと問うたことはない。何故だと思う?」とマスターに聞かれて、「比べる必要がないからです」とサムライは答え、「そうであれば私にたずねる必要はない。あなたは答えを知っている」と言われたという講話。
私の質問でこのカードが出ても「ああ、確かに他人と比較しているよね、そしてそんなことは必要のないことだよね」って解りやすかったのだけれど。けれど。
カードの解説書を読んで、質問をする時間があって、私は「この解説の中で夜になるまで待つくだり、カードを読むのに必要?」と師匠にたずねた。
師匠は、「カードを読むのに直接は必要ないけれど、カードの世界観を感じる上では必要」といったことを教えてくれた。
夜になるまで待たされて、イラついたり疲れたりした挙句、ようやく答えを得ようとしている誇り高いサムライ。
すっかり陽も暮れて静かに満月が昇っている中、2本の樹の元へ連れて行くマスター。
即物的なサムライと優美なマスター。そのコントラスト。彼が持った劣等感はこのようなところに無かったか?
私は、私もサムライのようだなあ、と瞬間的に劣等感を持った。
カードを読むのに必要な箇所のみを読み取ろうとしていた。全部、必要だから書いてあるのに気づきもせず、繊細さも優美さのかけらも無いわ、と。
いや、ホンマはその劣等感や比較は全く必要ないで、というカードなのだが。
今はまだ受け入れられていない。すみません、師匠 & OSHO。(つか韻を踏んだわ)
2回目の5枚目『43.マインド』
これは1番最後にハイヤーセルフからのメッセージとして出たカード。
異なるスプレッドで2回も同じお題でリーディングをして10枚目、それは答えとして相応しいものだった。
旅人が偶然に楽園へ迷い込んでしまい、知らずに願いがなんでも叶う木に出会ってしまった。
お腹が空いたなと思うと食べ物が、喉が渇いたなと思うとワインが現れるという不思議な現象の前で、旅人は怖くなってきて、幽霊でも居るのか?きっと殺される、と考えてしまい、現れた幽霊に殺されてしまった、というお話。
そこから、マインドによって世界は自分で創ることが出来る。自分の地獄を天国に変えることは出来るよ。コントロールが出来るんだよ、と散々の説明をされた上で、
だけど。
あなたは世界を創るのをやめることが出来るよ。
創造主はくつろいで退くことが出来るのだ、そうしなさい、という大ドンデン返しなラストのあるカードである。
え、ちょっと、アンタ最後に何ゆうてるん、てな感じで、マジにビックリした。
全5枚のカードを繋げていくと、私がリーディングするにおいて、どのような在り方をしながら、どんな行動をしていくとよくて、そうしているとどんな結果になるか、そしてハイヤーセルフからのメッセージ、がこれだった。
その、世界を自分でコントロールすることを手放していきましょう、という意味合いについて、私の質問の答えとして師匠は、このように訳された。
「リーディングがしたい、そこにだけ留まっていなさい」
素晴らしい翻訳力やわ、と私は思った。
私、こんな翻訳が、言葉の紡ぎ方が、いつか出来るようになるかしら?
でも、カードは既に答えをくれている。
「リーディングがしたい、そこにだけ留まっていなさい」
この質問を1番最初にして良かった、と心から思った。
そんなこんなで、次回に続く。