失敗しない飲食店のつくり方 コンセプト作り1
店作りの第一歩は「コンセプト」づくりです。
実は、これが潰れない店を作る上で最も大切なことです。
一番、時間をかけて考えてほしいことでもあります。
コンセプトとは何か?
簡単に言うと、どんなときにもブレない想いといったところです。
コンセプトに外れたことを行った結果、ダメになっていくのは潰れていく店の典型の一つです。
具体例を上げると、数年前にタピオカドリンクが流行った際に、色んな店のオーナーさんから、「うちもタピオカをやりたい!メニューを考えてほしい。」と相談を受けましたが、私はことごとく否定しました。
なぜなら、流行っているという理由だけでは、コンセプトとして希薄で上手く行かないのはわかりきっていたからです。
流行と言うのはいつかは去ります(特にこの業界は移り変わりが早い)、たくさんあったタピオカ屋は今はほとんどなくなりましたよね?
安易にメニューに載せたり、忠告を聞かず、タピオカ屋を始めたオーナーさんも今はほぼ全滅してしまいました。
今もタピオカ屋として残っている店は、やはり元々のコンセプトがしっかりしています。
もちろん、売上が落ちているときに、コンセプトがぶれてしまう気持ちはわかります。コンセプトにないことに手を出してしまいがちになるのもわかります。ただ、経営は右肩上がりにずっと行くなんてことはレアケースです。売上が悪い時こそ、基本に忠実にコンセプトを見つめ直すことが大切です。
コンセプトは一度決めたら、どんな状況になってもブレない変えない。
だからこそ、時間をかけてじっくり考えることが大切なのです。
次回はコンセプトの具体的な作り方を説明します。
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