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「学生時代、上手くなりたいと思って必死に練習したから上手くなった。でも社会人になると、練習もしないのに上手くできると思って仕事している。不思議なことだ」



成長の停滞と衝撃の一言がくれた気づき

社会人10年目を迎えた頃、ある程度の出世も果たした私は、仕事にも自信がありました。しかし、10年を超えたあたりから社会人としての成長が2~3年ほど停滞していると感じる時期が訪れたのです。仕事の評価も伸び悩み、どうすれば上に進めるのか、成長できるのかと全く分からず考え悩む日々が続きました。

その一方で、プライベートでは結婚や子どもの誕生といった大きな喜びがあり、日常は充実していました。しかし心のどこかで、「このままでいいのだろうか」という漠然とした不安が拭えず、ふとした時にビジネス書を読み漁るものの、大きな変化は得られませんでした。

そんなある冬の日、ふとどこかで読んだこの言葉が、私の心に大きな影響を与えてくれました。残念ながら、20年以上前で思い出せないのがくやしい


電気が走った一言

「学生時代、上手くなりたいと思って必死に練習したから上手くなった。
でも社会人になると、練習もしないのに上手くできると思って仕事している。不思議なことだ」

この言葉を読んだ瞬間はまさに衝撃を受けました。「確かにその通りだ」と深く頷かざるを得ませんでした。文字で書くとすごく当たり前ですし、今考えても当たり前なんですが、何となく社会人人生を送っていた私には、その当たり前があまりに衝撃でした。
それほど、私の社会人になってからは、そんな必死さをどこかに置き去りにしてしまっていたのです。学生時代からの惰性で走っていたんです。


行動を変えることで得たもの

この言葉をきっかけに、私は「今の自分を変えよう」と決意しました。それから多くの本を読み、新しい挑戦を始めました。とにかく今自分が興味あるものを手に取って、やってみよう。カラーバンス効果で似たような言葉がある本ばかりを買ってしまったこともあったけど、挑戦してみようと自分の成長を意識した日々を過ごすようになったのです。すると、前と同じ事を考えているのに、思考の幅が広がった自分がいて自分が成長している実感を得られるようになりました。


この10年が差を生み出す

20代から30代、30代から40代と、人生を10年ごとの節目として考えた時、この10年間をどう過ごすかが、10年後のまわりとの差になるし、その差は埋めようとすると大変な労力が必要になることを学びました。その後、私は
失敗を繰り返しながら、挑戦を続けていくことができています。まさに、あの言葉は、私の人生を大きく方向転換させるきっかけとなった
「最初の一言」だったのです。

最後に

この記事を読んでくださった皆さんも学生時代、一生懸命に上手くなりたいと思って努力したことと同じ情熱を、今の仕事に注いでいますか? もしそうでなければ、明日から少し行動を変えてみるだけで、大きな違いが生まれるかもしれません。
ぜひ一緒に、成長のための新しい一歩を踏み出してみましょう。



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