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アラフィフお気楽女でも合格できた!~異業種から6ヶ月の学習で「宅建」独学一発合格ふりかえり~その1
どんな業界にいようとも、その名を知らぬものはいない国家資格。それが「宅建」。
令和6年度は出願者なんと30万人のマンモス資格!
合格率15~17%。ちなみに独学での合格には600時間の学習時間が必要とも言われています。
その宅建試験に合格しました。自己採点は42点(50点満点)。
アラフィフで、努力するのがすんごく苦手で、お気楽な性格な私でも、6ヶ月ほどの学習期間で合格できました。
これから数回に分けて、そんな私の宅建試験への取り組みを振り返ってみたいと思います。これから宅建受けてみようかなぁ、宅建ってどういう資格なのかなぁ・・・と思ってる皆さんの参考になりましたら幸いです☆
宅建試験を受けた理由
これまで不動産業界とは縁のないキャリアを歩み、年のせいにはしたくないが記憶力もだいぶ怪しくなってきた私(47歳)が、なぜ宅建を受けようと思ったのか・・・
それにはこんな理由がありました。
① 不動産が好き
数年以内に、都内にマイホームを買うのが私の夢です。
そのために株式投資でたんまり稼いでます。
趣味は「SUUMO」「HOME’S」でお気に入り地域の不動産を定点観測すること。ステキな家の間取り図を眺め、この部屋はどう使おうかなあ・・・などと妄想するのがとても好きです。
好きなことに関する資格だから、楽しく勉強できるだろうと思いました。
② 四択だから
宅建の試験問題は四択です。すなわち目をつぶってマークしても25%は正解できるわけです。
だから、簡単そうな気がした。・・・はい。甘かった。
宅建の合格点は35~37点/50点満点。70%近く取れなければ合格できないのです。引っ掛け問題も多く、付け焼刃の知識ではどうにもなりません。
そして、これまたトラップなのが
「選択肢の中で正しいもの(誤っているもの)は『何個』あるのか選べ」という出題方法が近年増えているという事実。
正確な知識がなければ解けない形式です。(出題者、性格悪っっ!と何度も心の中で叫びました)
③ (誤った知識)不動産屋さんは皆受かってるから
無知だった私。不動産屋さんで働くためには、宅建試験に必ず合格しなくてはいけないのだと思ってました。
街中にあれほどたくさんある不動産屋さん。その不動産屋さんがみんな取らなきゃいけない資格なのだから、そんなに難しくしたらダメでしょ。みんな、お仕事できなくなっちゃうでしょ~(だからそんなに難しいわけないよね!)という論理で、ハッキリ言って舐めてました。ごめんなさい。
不動産屋さんでも宅建に合格してない人はたくさんいます。
従業員の5人に1人が取得しなければいけない資格です。裏を返せば、5人に1人が持ってればいいんです。
すなわち、業界にいる人でさえ、持っていれば褒められる資格なのです。(ただし近年は、不動産会社の従業員は宅建を必ず取るべき!という風潮が高まってるとも聞いてます)
④ アルバイトや派遣社員で働き、不遇な目に遭いがちな現状をなんとかしたい
これが一番の理由です。
大学を卒業して10年くらいは正社員としてフルタイムで働いていた私ですが、30代に入ったところで子供を産み、クソ元夫が夫婦で協力する子育てというものに全く理解のない人だったためにフルタイム勤務が難しくなり、苦肉の策でそこから10年くらい自営業をしてました。
40代になり子供がだいぶ手を離れ、「やっぱり企業で働きたい!」と一念発起。派遣社員として働き始めました。
ところがせっかく入った企業にて、驚くほど性格の悪い同僚からのイジメ・底意地の悪い上司からのイビリなど数々の洗礼を受け、ほとほと嫌気がさしました。
やむを得ず短いスパンで数社渡り歩きましたが、も~ほんと、そんなんばっか。マジでさめざめと泣きましたね。
若い頃はこんな目にあったこと一度もなかったのに、なんなの?
私の能力が衰えたから? はたまた私の性格が年食ってひねくれたからいじめられるの?(自覚ないけど・・・)と自問自答の日々でした。
振り返れば私をいじめてきたクソな人々が生息していたのはおしなべて「ベンチャー企業」。
40代の私が少しでも待遇(時給)が良いところ、また紹介予定派遣(将来、正社員として採用してもらえる可能性のある企業で働く)を選ぼうと思ったら、高確率でベンチャー企業で働くことになっちゃうんです。
中にはベンチャーでも良い会社ってあるだろうとは思いますけど、性格が悪い人や、人として「は???」な人の出現率は大企業よりもベンチャーのほうが絶対に高いです(断言します)。これからベンチャーに転職しようとしてる人、くれぐれもお気をつけなされよ!!
苦難を経て、今は幸運にもプライム上場で日経平均採用の超絶ナイスな大企業で働いてます。
社員さんも派遣さんもみんなめ~~っちゃ優しいです!!天使なの?もしや皇室の方なの?ってレベル。
ほら見ろ!不遇だったのは私のせいじゃなかった!!
しかし派遣社員として働いているため、ここにいられるのもあと2年ちょい。(派遣労働には同じ企業の同じ部署にいられるのは3年が上限というクソな法律があります)。
いまの会社を辞めたあと、再びクソなベンチャー企業には絶対入りたくない。よしんば入るしかなかったとしても、クソだったらすぐに辞めて違うところに行ける人材でありたい。
そのためには、遅ればせながら資格で武装する必要があると思ったのです。
そう。宅建合格は、アラフィフ崖っぷちの私にとって、このクソな世の中に巣食うクソな人々(魔物)と渡り合うための、光り輝くソードなのです!!
(そして傷だらけのアラフィフ戦士の物語は、次回へと続く・・・)
また読んでいただけたら嬉しいです☆