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-Connecting the Dots- 人との繋がりが未来の経済を動かす
2025年、年初めからアメリカではL.Aで大規模山火事が発生し、数多くの尊い命と住まいが失われました。さらに政治面では、民主党から共和党への政権交代が実現し、新たにトランプ政権が誕生。国際情勢への影響を多くの人々が懸念する中、AI技術は急速に進化し、OpenAIをはじめとする企業から次々とリリースが行われています。いわゆる「AGI(汎用人工知能)前夜」の時代です。
政治・経済・環境などの大きな変化の中で、テクノロジーはますますスピードを上げて進化を遂げています。これから私たちは、どのような考えを持ってこの未来を迎え入れていけば良いのでしょうか。
Aburi Groupが掲げる一つの目指すべき姿として「Connecting the dots」という考え方があります。人と人との繋がりは、未来の経済・社会をどのように動かしていくのか。ハイテク時代における労働の価値と、AI社会でもなお残る“人間らしさ”を守る大切さを、今回は掘り下げていこうと思います。
1. ハイテク時代の到来と合理化の進展
■ AIの台頭と労働への影響
近年のAI技術の躍進は、私たちがこれまで経験したことのないスピードで多くの業界を変えていきます。たとえば、単純なデータ処理や繰り返し作業などは、すでにAIが人間よりも効率的にこなせるようになりました。これにより企業は合理化を進め、生産性を高めることができる半面、人間の働き方や価値観にも大きな変化をもたらしています。
■ Aburi Groupとしての取り組み
こうした変化のなかで、Aburi Groupでは、「人×テクノロジー」の最適なハイブリッドを追求しています。レストラン産業におけるAI活用やデジタル化が進む一方で、お客さまに対して直接“人”が与える感動と喜びは変わりません。
2. 労働価値の変化
■ ホワイトカラーに求められる新たな役割
AIがビジネスの多くの部分を担う時代、ホワイトカラーの仕事にも変化が求められます。書類作成やデータ分析など、定型的な業務は大幅に自動化されるでしょう。一方で、”新たに求められるのは「人間ならではの創造力」と「チームを動かすマネジメントスキル」”です。アイデアを形にし、プロジェクト全体を統括しながら新しい価値を創る力が、これからのホワイトカラーで残される仕事となるでしょう
■ ブルーカラーがもたらす付加価値
一方、ブルーカラーの仕事は、AIやロボットでは代替しづらい“経験知”や“体感知”が重要視されます。熟練の職人が持つ技能やノウハウ、細やかな手作業の質の高さは、依然として高い付加価値を生み出します。たとえば、レストランにおける「食材を見極める目」「作業力」「お客様の体調や状況に合わせる繊細な配慮」など、AIが完全に置き換えることは難しい部分があります。そうした部分にこそ、“人”が輝くチャンスがあると私たちは考えています。
3. AI社会だからこそ大切になる「人との繋がり」
■ テクノロジーの力がもたらす便利さとリスク
AI社会のメリットは、膨大なデータ活用や高速処理による社会の効率化です。しかし便利さの裏には、「人と人の繋がりが薄れてしまう」というリスクが潜んでいます。将来的にベーシックインカムの導入により、「働かなくても最低限暮らせる」ようになったとき、人々は何のために働くのでしょうか?
■ 「本当の幸福感」とは何か
テクノロジーによる効率化は生活の質を高めてくれますが、人間が感じる喜びや幸福感には、やはり“努力をともなった感動”や“共感し合う瞬間”が欠かせないと私たちは考えます。たとえば、炎天下で一生懸命スポーツをしたあとの冷たい水の美味しさ。仲間同士で励まし合い、成し遂げた後の達成感。そうした人間らしい体験こそが、人の幸福感には欠かせないと思います。
4. 結論:人とテクノロジーが共存するハイブリッド社会へ
私たちAburi Groupは、「ホワイトカラー」「ブルーカラー」問わず、すべての仕事人間とテクノロジーが共存する新しい形があると信じています。AIを使った店舗運営やDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しながらも、人との繋がりが生む温かさや創造性を大事にする――それこそがこれからのレストラン産業、ひいては社会全体をより豊かにする鍵だと考えています。
これまでのリクルーティング市場においては、大企業志向、学歴志向と旧態依然の体制が、就業者の労働参加意欲に偏りをもたらしていることは否めません。勉強が得意な人はそれを活かす仕事につく、それ以外の専門分野に特化した能力を有すれば、その価値を認め学歴に関係なく最適な職業をついてそのパフォーマンスとともに見合った報酬やチャンスを受けることができて然りと考えるのです。
現状の規模やネームブランドに関係なく、また学歴ヒエラルキーに関係なく、各業界においては、適材適所、こうしたそれぞれの特異性を活かして、そんな個々人ががプロジェクトリーダーによる指南のもと、点でつながってゲームチェンジを実現していくこと、それがテクノロジーを活用することで実現する時代に入っていくのだと思います。
最後に
急激に変化する未来に向けて、私たちは“Connecting the Dots”――つまり、人と人を繋げることで新たな価値を創り出すことに挑戦し続けます。AIの力を取り入れながらも、人間らしい喜びや感動を提供できる社会をつくっていく。その一翼を担うのがレストラン産業であり、そこに携わる私たちです。
もしあなたが、「未来のレストラン産業をともにつくりたい」「人との繋がりに喜びを感じ、常に変化と挑戦を楽しみたい」 と思うのであれば、また、あなた自身の得意分野を見出し、その能力を伸ばしていくことで自身のキャリアとして、そのつながりで持って理想の企業を一緒に創りたいと思うなら、ぜひAburi Groupの扉を叩いてみてください。私たちと一緒に、未来を築いていきましょう。