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大学生は全員、予備自衛官補になれ。

強要はしないです。ただ私は予備自衛官補になってよかったです。インターンの一つみたいな感覚で捉えて頂けたらと思います。
なので、今回は私が予備自衛官補を経験して良かった事を書いていこうと思います。因みに私は大学2年で予備自衛官補になり、3年で予備自衛官補を卒業して、4年で予備自衛官になりました。
思考の違い等はあると思いますが、あくまで一意見として大目に見てくださったらと思います。よろしくお願いします。

・予備自衛官補とは
・予備自衛官補になった経緯
・予備自衛官補になって良かったこと(大学生ver.)
・まとめ

⭐︎予備自衛官補とは
自衛官未経験者を予備自衛官補として採用し、所要の教育訓練を経た後、予備自衛官として任用する制度です。
一般と技能というコースがあり、一般は3年以内に50日間(5日間×10回)、資格持ってる人(医療系、情報系、土木系、結構なんでもあります)は技能コースで2年間で10日間(5日間×2回)参加すれば予備自衛官になれます。
※以下、防衛省のサイトを載せているので詳しくはこちらをお読み下さい。

https://www.mod.go.jp/gsdf/reserve/yobijiho/oubo.html

大学生に向けてまとめると、能力が無くても、資格を持ってなくても夏休みや冬休みに時間があるならいいバイトになるよって事です。私は地方大学に通ってたので交通費、5日間で3万円貰ってました。5日分の給料は税金とか引かれて手取り3万5千円くらいでした。5日間で一区切りとしているのでそれが10回分です。訓練は北海道、仙台、神奈川、滋賀、香川、福岡、鹿児島等で行われているので旅行感覚で土日に遊んで帰れば最高です。(現在の訓練開催地は地本に確認してください。)50日間とか長いと感じるかもしれませんが、嫌なら最初の5日で辞めたらいいです。何事も経験なので自衛隊の生活を5日だけ体験したいっていう理由だけでもいいです。(後半では実弾射撃もあります。)自衛隊は合う合わないがあるので。それくらい気楽な気持ちで参加して欲しいなと思っております。因みに、全然頭悪いとか関係なく、面接でやる気がある事を伝えれば受かります。参加者の7割くらいは20代前半の学生で自衛隊志望や公務員志望、漫画家など大学では会えないジャンルの人も参加しています。

⭐︎私が予備自衛官補になった経緯
元々、防衛医科大学に行きたくて、大学1年生の時にダメ元で受験しました。その際に、広報官に予備自衛官補の試験も勧められて何も分からないまま受けるだけ受けました。看護学部は受かりましたが医学部志望だったため、現在の大学(地方国立大工学部)をそのまま続けることにしました。予備自衛官補の方も合格しており、広報官の方に行かなくてもいいよって言われましたがお金が貰えることと実家の近くだったのでついでに帰れるという浅はかな理由で一度参加して見ました。予備自衛官補に行くまでの自分は自衛隊に対して、世間でよく聞く通りのマイナスなイメージを持っており、自分とは関わることない組織だと思っていました。なので、嫌ならすぐ辞めようと思っていました。試験にはいつも広報官と行っていましたが、初日は1人で初めて入る駐屯地、門には銃を持った自衛官にビビりまくり30分も入るか入らないかで門の前で葛藤しました。

⭐︎予備自衛官補になって良かったこと
・友達がめちゃくちゃ出来たこと
私は大学でぼっちを極めており、大学楽しくないなーって思いながら過ごしていました。(後に中退します。笑)でも、予備自衛官補に参加して5日間、駐屯地でみんなと過ごすことで、衣食住を共にしながら初めての訓練をみんなで乗り越えるので自ずと仲良くなりました。てかすぐに仲良くなり、夜は恋バナで消灯時間に話してて班長に怒られるまでが青春でした。予備自衛官補に参加する人は基本、元気な人が多いです。なので絶対話しかけてくれます。高校みたいな学校に近い感覚です。ほぼ同学年の人と一緒にイベント乗り越える感覚です。今では、私は予備自衛官補を卒業してから4年ほど経ちますが、大学の人よりも予備自衛官補の友達の方がよく会っています。
・普通にバイトになること
上記でも記載した通り、交通費も給料もしっかり頂けます。時給換算したら少し安いかも知れませんが、衣食住がついていて、仕事してる感覚はほとんどないので、学校に行って給料を貰っていると思ったら悪くないかなと思います。
・外では出来ない経験が出来ること
予備自衛官補から自衛官になる人なんて3分の1くらいです。なので実弾射撃も戦闘訓練も迷彩服も駐屯地も自衛官の暮らしも自衛隊飯も行軍も経験できるのはこの時が最初で最後だと思います。一般人なら知ることのなかった自衛隊から見た世界が経験出来るのは人生の視野がかなり広がると思います。実際、自衛隊に対してマイナスなイメージしかなかった私がこの経験を経て自衛官になりたいと思いました。(予備自衛官補に出会ってなかったら大学留年して、適当に大学院行って、適当にIT系の企業に就職していたと思います。)
・就活で会話のネタが増える
自衛隊を経験したというエピソードは、捉え方によっては厳しい訓練に耐えることができた人、ルールや時間を守れる人というレッテルがつくことがあります。普通に話すだけでも面接官は面白がって聞いてくれると思います。
また、就職関連で言うと、自衛隊は曹候補生や幹部候補生と言う試験があり難しめの国家公務員を受験する人でも練習や滑り止めとしても選択肢が増えると思います。
(もし就職してからも自衛隊を続ける場合は話すことによってマイナスな会社もあるので就活で話す際は自己責任でお願いします。)
・副業になる
もし予備自衛官補を卒業すると予備自衛官になります。それは年に5日間(2日間と3日間に分けれます)、家の近くの駐屯地や予定が合わない方は好きな駐屯地で訓練を受けます。予備自衛官ってだけで訓練に行かない月も毎月4000円もらえます。予備自衛官の上の即応自衛官になると毎月16000円もらえます。(就職している方は企業の同意が必要な場合もあります。)訓練に行くと、勿論その分の給料も出ます。交通費も出ます。
・自己肯定感が上がる
今考えると、そうでもなかったですが当時は25キロ行軍歩けたし、初めて実弾射撃もして、銃の分解結合もして部品名も覚えてできないと思ってた戦闘訓練の試験?も無事合格して意外にやればできるねんなってこんな経験した自分最高とか思ってました。笑笑


⭐︎まとめ
本当にオススメしたい事は全部書いたので、本当に予備自衛官補はオススメできる仕事なので学生に関わらず参加してみて欲しいです!皆様、良い予備自衛官補ライフを!

p.s.ここからは当時の本音です。
(予備自衛官補内であった実際のエピソードです。)

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