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奇跡のコース(コース・イン・ミラクルズ)とは?

奇跡のコース(コース・イン・ミラクルズ)とは?

~「神聖性の反映」とは何かをやさしく解説~

「奇跡のコース(コース・イン・ミラクルズ)」は、私たちの心の内側で起こる“癒し”や“気づき”について深く掘り下げたテキストです。今回は、その中でも「神聖性の反映(ホーリネスの反映)」と呼ばれる概念に注目して、現代風にわかりやすくまとめてみました。

エゴが見せる「幻想」と、神聖性が映し出す「真実」

エゴとは?
• 「奇跡のコース」がいう“エゴ”は、主に私たちが抱える 罪悪感・恐れ・分離意識 を指します。
• エゴは「自分は欠けた存在だ」「神や他者と隔絶している」と信じこむことで、苦しみや対立を生み出してしまいます。

幻想と真実
• エゴによる思い込みや自己否定は、本来の私たちが持つ愛や平安を覆い隠す “幻想”にすぎない。
• 一方、神聖性(ホーリネス)は、**神と私たちのつながりや愛の一体感を映し出す“真実”**のこと。
• いわば “幻想”は暗闇のようなもので、光を当てれば自然に消えていく、というのがコースの基本的な捉え方です。

「神聖性の反映」とは?

鏡のように私たちを映す
• コースで登場する「神聖性の反映(ホーリネスの反映)」は、私たちが 「本来の自分は愛と無罪性(無垢)そのもの」 だと気づくための概念です。
• 心の中にある“聖霊”(内なるガイド)が、エゴの幻想を静かに修正して、本来の姿(愛に満たされた自己)を思い出させてくれる。
• その働きはちょうど “鏡” のように、私たちが内面で抱いているものを外界に映し出すイメージと言えます。

どうして鏡が大事なの?
• 自分が恐れや自己否定というエゴを抱えていれば、そのフィルターを通して世界を見てしまい、苦しみが続きます。
• しかし、「神聖性の反映」を受け入れて、愛と一体性という視点で世界を見るようになると、実は 世界には愛や無罪性が反映されていた ことがわかるようになるのです。

エゴを攻撃しないで、“聖霊”の助けを求める
• エゴによる恐れや罪悪感を 「なんとか消そう」「なくそう」 と正面から攻撃すると、逆にそれにとらわれてしまう。
• コースでは、「聖霊(ホーリー・スピリット)」にサポートを求めることが大切だと語られます。
• 聖霊は、私たちの誤った思い込みを愛の視点へ変換する役割を担うガイドです。
• “赦し(Forgiveness)”を通じて、「本来の自分は神や他者と切り離された存在などではない」という認識へと導いてくれます。

まとめ:神聖さを思い出すために
1. エゴは幻想であり、罪悪感や恐れは本当の私たちを隠す影のようなもの。
2. 聖霊の導きにより、エゴを攻撃するのではなく“光を当てて”正しい理解へと変化させる。
3. その結果、自分の内側にある神聖性(愛や平安)をはっきりと実感できるようになる。
4. それは同時に、他者とのつながりや世界に対する視点も愛そのものへと変えていく

奇跡のコースが伝えたいのは、私たちが思っている以上に「自分は欠けた存在ではない」ということ。もともと「神(愛)の一部」として、どこにも行き違いようのないほど深くつながっているのだ、と説いているわけです。

以上が「神聖性の反映」についての簡単な要約です。興味を持たれた方は、ぜひ原典や関連資料もじっくり読んでみてください。自分の中にある愛の広がりを再認識できる、大きなきっかけになるかもしれません。

参考にどうぞ
奇跡のコース(コース・イン・ミラクルズ)
原著は英語で “A Course in Miracles” と呼ばれ、テキスト、ワークブック、マニュアルの3部構成になっています。スピリチュアルな思想書として世界中で学ばれており、「人を癒すのは他でもない“心の転換”である」というメッセージが特徴的です。

「神聖性の反映」は、私たちの中に眠る“愛そのもの”の本来の姿を想い出させてくれるキーワード。ぜひ、本来の自分自身の神聖性を感じとりながら、日々の中でも穏やかさとつながりを意識してみてください。

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