【書籍】武器に勝手な意思などあってはならん。

書籍「十二国記(白銀の墟(おか) 玄(くろ)の月)【4巻】」
(小野不由美著・新潮文庫刊・447頁)から。
作品の中に「兵卒」についての表現が出てくる。
戦法についての話だったかも知れない。
「兵卒はそれ自体が武器のようなもの。
武器に勝手な意思などあってはならん」
(これは解釈を間違えると、大きな問題になるのだが・・)
組織とは、1人の強力なリーダーの判断と指示から、
上から下まで、一糸乱れぬ意思疎通が図られることが理想。
しかし最近では、入社した一年目の社員すら意見が言える。
それはそれでいいことなのかも知れないが、
身分、立場をわきまえない行動や発言(不平不満の愚痴)が、
知らぬ間にシェアされ、瞬く間に拡散されることもある。
そんなことは、今の社会では日常茶飯事に起きている気がする。
「一兵卒の身勝手な行動が組織の結束を弱める」ことを意識し、
兵卒の立場になったら「兵卒はそれ自体が武器のようなもの。
武器に勝手な意思などあってはならん」を肝に銘じておこう。

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