KAGエンジニアインターンシップ2024-2daysレポート
初めまして!KDDIアジャイル開発センター(KAG)の新妻です!
普段は生成AIプロジェクトでステークホルダーとの対話を通じてニーズを理解し、エンジニア&スクラムマスターの経験も生かしつつ要件を具体化する業務に従事していますが、この度エンジニアコースのインターンシップの運営として携わらせていただきました。
過去にもインターンシップやハッカソン等のイベントでも、学生の皆様と、サポートするスタッフにとって一期一会で楽しい経験となることを目指して企画運営してきました。
今回もアジャイル開発の良さを知ってもらうだけでなく、チームで開発を進めることの素晴らしい価値を経験してもらいたいとの思いを持って携わらせていただきました!
本記事では実施したインターンシップのレポートをお届けいたします。
UXデザインコースも含むインターンシップの全容についてはこちらの記事をご覧ください。
エンジニアコースインターンシップについて
エンジニアインターンシップは2daysの中で、会社の取り組み全体を凝縮してアイデア創出からソフトウェア開発までを体験してもらう内容となっています。
エンジニアは主に開発を担いますが、リーンスタートアップの価値を理解してもらうために2部制にしてインターンシップを実施しました。
ユーザーに求められるサービスとして磨き上げていくためデザインワークショップ
サービスを具現化するためのソフトウェア開発
インターンシップ開催概要
2024年度は2回にわたってインターンシップを開催をしました。
2024年8月22日(木)、23日(金)両日とも9:30~18:00
2024年8月29日(木)、30日(金)両日とも9:30~18:00+懇親会
全国から参加いただけるように全てオンライン形式での開催となり、
2回のワークショップで計47名の学生の皆様に参加いただきました。
また、学生の皆様がより良い体験をしていただけるようにサポートすべく、KAGの社員も多く参加しました!
運営:2名
トラブルシュート対応のための技術サポート:2名
チームをサポートするチューター:7名
新卒エンジニア社員によるサポート:4名
プログラムについては講義形式も一部ありますが、ほとんどが1チーム4~5名のチームで様々なディスカッションをしながらそのプロセスを体験いただきました。
ここからは実際に行われた内容を少しお見せしながらレポートします!
サービスデザインワークショップ
アイデア創出のワークショップ
当インターンシップでは「KDDIアジャイル開発センター株式会社のコーポレートサイトをより魅力的にしよう」というテーマにプログラムを進めていきます。
そして、まず初めにサービスを利用するユーザーペルソナの特定です。
今回はこちらの就活生をペルソナとして課題を抽出していきます。
インターンシップの参加者に近しい立場なので、自身の立場に置き換えてもらいながら様々な課題を出してもらいました。チームメンバーの中で共有しながらペルソナの持つ課題を頭の中でイメージしてもらえるように醸成していきます。
ソリューションアイデアを創出!
ペルソナの課題発掘ができたら、次は解決するためのアイデア出しをしてソリューションを考えてもらいました。
まずは現実的な実現手段も考慮しながら進めるため、技術的な解決手段も意識しながらのアイデアシート作成してもらいました。
最後にユーザーの問題点・きっかけ・行動・ゴールのシナリオを4コマ形式で表現する、ストーリーボードという形でまとめてもらいました。
いよいよアジャイル開発体験!
アジャイル開発とは?
デザインワークショップでユーザー中心の考え方を理解してもらったら次はいよいよアジャイル開発の体験となります。
まずは冒頭にアジャイル開発の説明と重要なポイント紹介して、アジャイル開発のメリットデメリットと理解してもらうとともに、対比されることが多いウォーターフォール開発の違いを理解してもらいました。
いよいよ開発開始!
さて、説明が済んだらいよいよ開発!…の前にまずは開発環境セッティングになります。オンライン開催での開発では参加者が様々な端末環境で参加されているため、環境の構築が課題となることが多いのですが、今回はCoder というサービスを用いて簡単に開発環境の構築を行いました。
ちなみにCoderのことについては弊社社員の記事がありますので、興味がございましたらご覧ください。
なお、開発については複数人でコードを見ながら、モブプロの形式で進めていきます。コードを書いてる途中で行き詰まっても、チームのメンバーの中で一緒に考えたり、チューターがサポートをすることでスムーズに進めていくことができます。
学生をリードする熱きチューター達
チームにはKAGの現役エンジニア社員がチューターとして入って学生をサポートしています。基本的にはチームの自主性を大事にしているので、見守りながらチームでどうしても進められない時や、困りごとが発生した時にサポートしていきます。
余談ですが開催後のアンケート評価で、学生の皆様からチューターに対してはほぼ満点の評価をいただきました!学生の皆様とチューターでとても良い関係を作られたのだということがよくわかります。
開発の合間に社員の働き方についても紹介
インターンシップなので、会社の雰囲気や社員が実際にどんな働き方をしているのかも知ってもらいたいポイントになります。
どんなプロダクトを開発しているの?
フルリモートで働くってどんな感じなの?
ワーケーションって何?
どんな外部イベントで登壇しているの?
このようなことが気になる方が多いと思いますが、複数のKAG社員のライトニングトークをする時間を設けているのでそちらを聞いてもらったり、チューターと雑談したりしながら理解を深めていただきました。
ここではあまり紹介はできませんが、気になる方は他の記事を見てみていただけると参考になることもあると思いますので、是非気になる記事を探してみてください。
成果発表
アジャイル開発において重要なのは動くソフトウェアを作り、それを見てもらってフィードバックをもらうこと、そしてそれを改善することになります。成果発表では弊社社長の木暮、開発本部長/VPoEの岡澤、人事部長の土橋にも参加してもらい、各チームで考え、実際に作り上げたものを講評してもらいました。
一例ですが、RAGを使ったアプリケーションの実装や、DISC理論を用いた就活マッチングなど、学生の皆様が思考を凝らして、様々なソリューションを説明・デモいただきました。
講評でも「課題を技術で解決するというKAGの行動指針を具現化している」「是非KAGのホームページに採用検討してみたい」というフィードバックがあり、参加された学生の皆様が真剣に課題に向き合われたことがよくわかりました。
また、「チーム開発が初めてで難しかったが楽しかった」という学び・気づきを多くいただきました。学業や個人開発だとどうしても個人でコードを書いて完結することが多いと思うのですが、仕事では複数の人間で開発したり、レビューをすることが多いです。その中でチームで仕事をわいわい進めていく楽しさを体験してもらえて、個人的には運営した甲斐があったなと思いました。
振り返り
最後に振り返りになります。
FunDoneLearnという形式でこのインターンシップで「楽しかったこと」、「やったこと」、「学んだこと」に分類してチーム内で共有し合ってもらいました。
今回は学びの共有のみとなりましたが、この振り返りの結果をチームの行動の改善に繋げていくためのものになります。
「技術的に知らなかったことを知れた」「モブプロ/ペアプロは実際やってみてその効果がよくわかった」など、数多くの気づきを言語化して持ち帰ってもらいました。
最後に2days×2回のインターンシップを終えて
レポートは以上となります。いかがでしたでしょうか?
エンジニアインターンシップは計約50名の多くの学生さんに参加いただき、ご好評いただく中で終了しました。
個人的な感想になりますが、このインターンシップを通じて、参加された方々から"チームで協力して作る楽しさを感じた"という声を多くいただけたのが嬉しかったです。
KAGとしては”仕事を楽しくやる”ということや"技術を磨いてチームに貢献する"ということを行動指針として持っているので、チームとしてみんなで成長しながら開発をしていく楽しさを実感していただけたなら、企画運営してきた価値があってよかったと思います。
ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました!
今後もKAGのインターンシップがオンライン形式であったり、全国各地でも開催されると思いますので、この記事を読んで参加してみたいと思った方は、是非ホームページ等をチェックしてご応募いただけると嬉しい限りです。
26新卒募集!
最後までご覧いただきありがとうございます。
インターンやイベントなどでお会いできることを楽しみにしております!
KAGでは新卒・中途の採用活動を積極的に展開中です。
26新卒の募集概要がオープンになり次第、noteやホームページで情報発信する予定です。楽しみにお待ち下さい。